敬友録 「いい人」をやめると楽になる の商品レビュー
いい人をやめると楽になるとは? 日本では、いい人の反対は、悪い人だと多くの人が思っている。しかし、現実には、いい人でも、悪い人でもない中間の人がほとんどだ。 (人を善悪だけで判断しない。) なぜなら、日本人は、 黒か白で、物事を片付け、その中間の膨大な灰色のゾーンに人間性を見つ...
いい人をやめると楽になるとは? 日本では、いい人の反対は、悪い人だと多くの人が思っている。しかし、現実には、いい人でも、悪い人でもない中間の人がほとんどだ。 (人を善悪だけで判断しない。) なぜなら、日本人は、 黒か白で、物事を片付け、その中間の膨大な灰色のゾーンに人間性を見つけ、心惹かれることが、ないからである。 いい人をやっていると、疲れる。理由は、いい人は、ちょっとそうでない面を見せるだけで、すぐ批判される。 人はみな、あるがままでいいのである。 【引け目というのは、人間的】 【社会の中にもほどほどの悪がないところは、むしろ巨大な腐敗に結びつく。】ほどほどという形容詞がつく状態ほど、愛や許しを思わせるものはない。 【人がするからいい、のではない。人がしてもいないし、人がしなくてもするというのが、勇気であり、品位である。】
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過去に著者が発表した作品からの抜粋のようです。 前後の文脈とのつながりで意味が変わるものも当然あると思いますが、 おもわず「なるほどなぁ」とか「あるよなぁ、そういうこと」と思ってしまう文章がたくさん載っています。
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3日くらいで読み終わったよ。 今まであまり自分の中にはなかった考え方が満載で、 ある意味目からうろこな感じがした。 これを貸してくれた親友の生き方は、 この本とシンクロしてるなぁ。
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タイトルを見て購入。 実は著者の今までの作品の中からの抜粋を並べてあっただけだった。 一覧を見てもどれも読んだことはない。 一番最初にまえがきにあった「どんな複雑なことも、平明に書けなければならない。平明な表現は慎みの一種である。分かりにくい表現が高級なことを書いている、と思う...
タイトルを見て購入。 実は著者の今までの作品の中からの抜粋を並べてあっただけだった。 一覧を見てもどれも読んだことはない。 一番最初にまえがきにあった「どんな複雑なことも、平明に書けなければならない。平明な表現は慎みの一種である。分かりにくい表現が高級なことを書いている、と思うのは、大きな間違いで、それを悪文というのだ」と小説家希望だった著者が若いころ、同新雑誌の仲間から習ったというこの言葉が印象的だった。 書かれている内容に関しては、大いに同意することもあれば、そうかなと首をかしげるものもあったりで、それはそれで人それぞれだから構わないと思う。 昔、初めて夫の家に泊まった時に考えたのが、「嫁はなにをやってもいいことは言われないと諸先輩から聞いていた。気が利いて動けば『でしゃばり』と言われる、動かなければ『気が利かない嫁』と言われる。ならば最初からダメ嫁でいたら、気が楽だわと・・ 力を入れるべきところと抜くところを心得ていればいいのではないかなと思っている。 年を重ねてくると、だいたいが横柄になってくる。 私は、「いい人」より「可愛いおばあちゃん」を目指そうと思う。
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タイトルに惹かれ読んでみた。確かに書かれている考え方ができると、楽になると思うし、ためになると思えた部分もあった。 でも、読み進めていくうちに「~するべきだ」「べきでない」という著者の固い文章表現が気になり、後半は楽になるどころか窮屈に感じてしまった。
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「敬友録」なので色んな本の抜粋。なので一つ一つ状況の抜粋に把握しなくちゃいけないし、文体はコロコロ変わるし読みにくい。
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2009/07/19 本書は性悪説や自意識、礼儀、友情、人付き合い、 品性、死、憎しみ、関心、愛、本心などについて、 著者の出版物(小説やエッセイなど)から抜粋し、 より集めたものである。 著者自身の信仰に基づく思考も部分的にはあるが、 人生を長く生きてきた先達としての経験の...
2009/07/19 本書は性悪説や自意識、礼儀、友情、人付き合い、 品性、死、憎しみ、関心、愛、本心などについて、 著者の出版物(小説やエッセイなど)から抜粋し、 より集めたものである。 著者自身の信仰に基づく思考も部分的にはあるが、 人生を長く生きてきた先達としての経験の蓄積には違いない。 以下抜粋 ―――― 「しかし家族でも恋人でもない人の評判など、 どうして私は気にしなければならないのだろう。」 「本当は、教育、結婚、毎日の生活、 老後、病気、死と葬式、などというものは、 強烈にその人の好みに従っていいものなのである。 他人がそうするから、とか、そうしないから、ということが、 すなわち自己からの逃走なのである。」 「医師と消防士だけが人命救助をするわけでもないのだ。 娼婦も酒屋さんもお風呂屋さんも赤ん坊も、知らないうちに、 自殺しようと思っていた人を生に向かわせたことがあると思う。」 「しかしほんとうは礼儀を失わないようにしながら、 ごく自然でなければならない。」
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エッセイではないです。曽野さんのこれまでの著作からテーマにそったフレーズを抜き取って並べた本。なので流れにそってすいすいと読める類のものではなかったですがいちいちシンプルな考え方がサラリとクールに示されていて、格好良し。
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エッセイや小説からの抜粋だと、分かっていたら買わなかったと思うけど、面白かった。 「そうだよね」と、何度も思いながら読んだ。
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著者が書いた作品からの抜粋で構成されているという、ちょっと変わった内容です。 ストレートに語っているのではなく、この小説のこの部分から、こういうことを感じて欲しい、といった具合です。全体的に慎み深い一冊。
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