ジョッキー の商品レビュー
競馬小説といえば海外もののディック・フランシスくらいで、 国内ものはあまり知らなかった。 これは帯の「宮部みゆき氏絶賛!」というキャッチフレーズに 「本当かなー」と思いつつ、読んだもの。 そのお陰で、騎手にも厩舎と契約していないフリーランスがいることを知った。(へぇ×5くらい) ...
競馬小説といえば海外もののディック・フランシスくらいで、 国内ものはあまり知らなかった。 これは帯の「宮部みゆき氏絶賛!」というキャッチフレーズに 「本当かなー」と思いつつ、読んだもの。 そのお陰で、騎手にも厩舎と契約していないフリーランスがいることを知った。(へぇ×5くらい) レースシーンに迫力があって、レース中の緊張感を疑似体験できたり、騎手同士の駆け引きなどもわかったような気にさせてくれる。 ところどころに「?」が無きにしもあらずだけれど、読み応えは十分にあり。
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小説すばるで賞をとったらしい新人さんの作品。 タイトル通りに競馬の話。 母が借りてこなかったら読まなかっただろう。 なにせ競馬には興味がないものだから。 でもこれは結構おもしろかった。 競馬の世界のコトもちょっとわかった。
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競馬好きなら読まなきゃ人生損します。逆に言えばターゲットを絞ってしまっている感はあり。競馬しらない人が読んでも楽しめるんですけどね
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痛快!と、まずは一言。 とにかくテンポが良くて面白いし読みやすい。次はどうなる、このレースどう終わる、と続きが気になってページを捲る手が速くなる。とはいえ競馬の知識が多少なりともあった方がもっともっと面白いだろう作品。 登場人馬のディテールがやや漫画っぽいものの個性豊かで楽しく、...
痛快!と、まずは一言。 とにかくテンポが良くて面白いし読みやすい。次はどうなる、このレースどう終わる、と続きが気になってページを捲る手が速くなる。とはいえ競馬の知識が多少なりともあった方がもっともっと面白いだろう作品。 登場人馬のディテールがやや漫画っぽいものの個性豊かで楽しく、愛しさを覚える。 それよりもこれは、予言書か!?と思わずにはいられない。この作品が刊行されたのは2002年一月、つまりこの間の皐月賞、G1でその実力を見せ付けたディープインパクトはまだ話題にも上っていなかった筈なのに、本作に登場する好奇心旺盛な名馬は、あの馬を彷彿とさせる。 その存在を知っていれば尚楽しめること間違いなし。
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おもしろかった。 きれいごとじゃない勝負の世界を描いていることを考えれば、微妙に後味が苦いのもしかたない。
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競馬で賭けたことはないけれど、テレビ中継を見るのは好きです。走る馬は綺麗だなと。馬上にいるとどういう風景が見えるのか、想像もつかないけれど、この本で描かれる、そこから見える風景は綺麗なものばかりではない。馬の上にいることは苦しくもある。けれどそれでも乗り続けるのは、なぜか。 後味...
競馬で賭けたことはないけれど、テレビ中継を見るのは好きです。走る馬は綺麗だなと。馬上にいるとどういう風景が見えるのか、想像もつかないけれど、この本で描かれる、そこから見える風景は綺麗なものばかりではない。馬の上にいることは苦しくもある。けれどそれでも乗り続けるのは、なぜか。 後味のよい最後とともに、お勧めの一冊。
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