1,800円以上の注文で送料無料

家族熱 の商品レビュー

3.8

14件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    7

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

妻として、家族の一員…

妻として、家族の一員として溶け込もうと必死につくす女、そしてその場所へもう一度帰りたい女・・・向田脚本を小説化した作品。ドラマを見ているようでとても読みやすく、愛憎劇にどっぷりつかってしまう。

文庫OFF

向田邦子氏のテレビド…

向田邦子氏のテレビドラマの脚本を小説化した本です。先妻の生んだ男の子二人と、舅姑までいる家庭に後妻に入った朋子。自分を犠牲にしてまで家庭に尽くしてきたというのに、夫と次男は、朋子に内緒で先妻に会っていた……。さまざまなエピソードが絡まり、「どうなるの!?」と気になってどんどん読ん...

向田邦子氏のテレビドラマの脚本を小説化した本です。先妻の生んだ男の子二人と、舅姑までいる家庭に後妻に入った朋子。自分を犠牲にしてまで家庭に尽くしてきたというのに、夫と次男は、朋子に内緒で先妻に会っていた……。さまざまなエピソードが絡まり、「どうなるの!?」と気になってどんどん読んでしまいます。

文庫OFF

おすすめです。

後添えとして嫁いで13年。黒沼家に尽くしてきた朋子だが、突然の「先妻」の登場により彼女の日常は突き崩される!複雑な家族関係の産む愛憎、ひとの心に潜む葛藤。ある家族の崩壊と再生を見事に描いたドラマです。

yama

2023/06/28

13年前に家を出た前妻。その前妻の口利きで仕事を落札し、重役昇進した夫。一方、その後、家に嫁いだ人妻は、残された男の2人は育て上げていた。収賄容疑で会社を追われる夫、13年前に家を出でた前妻の本当の理由とは。

Posted byブクログ

2023/02/17

ドラマの感想として もう向田邦子さんに感動できないかもしれないという少しの不安を抱きながら見始めたドラマ。 でも、一夜で14話全部見尽くした。面白くて止まらない。 やはり、セリフ、キャラクターの吐くセリフ! 素晴らしいなー ナレーションの入れ方も勉強になる。

Posted byブクログ

2022/03/19

「向田邦子」の脚本で1970年台後半にテレビドラマ化された、、、 『家族熱』の文庫本を読みました。 愛憎とエゴをむき出しにした心理描写はお見事。 「向田邦子」って人は、人の心を見透かしていたんじゃないか… と感じさせるような描写です。(読みながらココロに痛みを感じちゃいます) ...

「向田邦子」の脚本で1970年台後半にテレビドラマ化された、、、 『家族熱』の文庫本を読みました。 愛憎とエゴをむき出しにした心理描写はお見事。 「向田邦子」って人は、人の心を見透かしていたんじゃないか… と感じさせるような描写です。(読みながらココロに痛みを感じちゃいます) 読んでいると、少しずつ感情移入してしまい、リアルな心理描写に不快感を感じるのですが、、、 先を読みたい欲求を抑えられない… って、感じの作品でしたね。 男女間、家族間の人間模様の描写は、背筋が冷たくなるような… ホントに文書に迫力を感じましたね。 エンディングは、好みの分かれるところですけど。 ちなみに、、、 ドロドロした人間模様の描写が好みでない方は、不快感を感じるだけなので、オススメしません。

Posted byブクログ

2020/05/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

再読。崩壊の予感が漂う家族が何とか危ういバランスを保っていたのについに崩壊してしまう。そして新しい形で再生する。崩壊へのおどろおどろしさと再生へのすがすがしさ。それを無理なくつなげる見事さ。昭和という時代の家族だから成立する物語なのか、時代を超えてもあり得るストーリーなのか。向田さんが長生きしていたらどんなホームドラマを書いたのだろうと、仕方のないことをついつい考えてしまう。

Posted byブクログ

2019/12/06

向田邦子 著「家族熱」、2000.7発行。放送台本を中野玲子(諸田玲子)が小説化したもの。3世代の家族の崩壊と再生を描いたもの。485頁の大作。家族というもの、幸せとはなにかを考えながら一息に読了しました。

Posted byブクログ

2012/02/29

何と言うか、女の業の深さとか、理屈で割り切れない感情とか、そういうのをビンビン感じた。それにしても、結構壮絶というか、きつい状況の描写であっても、向田邦子さんの書き方はあったかい。

Posted byブクログ

2012/01/31

テンポ良く場面が変わって すぐに引き込まれる。 読みはじめたらどんどん読み進めてしまう。 向田邦子は文章が上手だなと思った。 家族なんてそんなもん、 毎日顔突き合わせていれば... とあってから それでも血の繋がりは濃いのだと。 そして同時に 血のつながりなどなくても 強いな...

テンポ良く場面が変わって すぐに引き込まれる。 読みはじめたらどんどん読み進めてしまう。 向田邦子は文章が上手だなと思った。 家族なんてそんなもん、 毎日顔突き合わせていれば... とあってから それでも血の繋がりは濃いのだと。 そして同時に 血のつながりなどなくても 強いなと。 女の狂気 男のわがまま 愛とは醜く哀れなものだな

Posted byブクログ