フロスト日和 の商品レビュー
フロストの適当さに目を奪われがちだけど、結構重いことも含まれてるよね。 それがさらりとしているのがこのシリーズのいいところなんだと思う。 やっぱりフロストは愛すべきキャラだ。
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前作より若干冗長な感じ…事件のごった煮具合は相変わらず良い感じです。 たぶん新相棒があんまり気に入らなかったせい?
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フロスト警部シリーズの2冊目。文庫本の厚みもフロストの悪口雑言も何のその…やはり面白い。よくまあ、ここまで次々と並行して起こる事件に翻弄されながらも、やがて収束される最後まで、飽きさせないのだからたいしたものだ。2冊目になって、更に、フロストのお下品ぶりの陰に見え隠れする実は高格...
フロスト警部シリーズの2冊目。文庫本の厚みもフロストの悪口雑言も何のその…やはり面白い。よくまあ、ここまで次々と並行して起こる事件に翻弄されながらも、やがて収束される最後まで、飽きさせないのだからたいしたものだ。2冊目になって、更に、フロストのお下品ぶりの陰に見え隠れする実は高格な資質にほろりとさせられる場面も少なくない。“直感”勝負の彼は、見かけや地位、善悪、常識といったものにだまされないんですね。というわけで、又ぶあつい3冊目も読もうという気にさせられちゃった…。
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設定はロンドン郊外120キロのところにあるデントンという架空の都市と言うことになっているが、それにしても信じられないみたいに物騒な事件の連発する町である!わずか四日間の間に扱う事件を列挙してみると (1)浮浪者ベニー・コーニッシュのトイレでの撲殺殺人 (2)ヒックマン老人ひき逃げ...
設定はロンドン郊外120キロのところにあるデントンという架空の都市と言うことになっているが、それにしても信じられないみたいに物騒な事件の連発する町である!わずか四日間の間に扱う事件を列挙してみると (1)浮浪者ベニー・コーニッシュのトイレでの撲殺殺人 (2)ヒックマン老人ひき逃げ事件 (3)実業家ドースン氏令嬢行方不明事件 (4)ストリッパーポーラ・グレイが夜の公園で痴漢に襲われ大けがをする事件 (5)金貸しリルケリー婆さんのソブリン金貨盗難事件 (6)「ココナツ・グローブ」に強盗が押し入り、5000ドルが奪われた事件 (7)女癖の悪い警官のシェルビーが射殺される事件 (8)(4)と同様に看護婦が襲われる事件 警察ものをストーリーにしようとすると、必ずしもすべての事件が関わり合っているわけではないから散文的になりがちだ。それを避けるためか、なんとこの小説ではこれだけ沢山の事件が全部つながっているのだ。(3)の事件を追って行くと、令嬢はなかなかのすれっからしで、家出してココナッツ・グローブでストリッパーをやっていた、(2)のひき逃げ事件で疑われた有力者の息子は別のストリッパーと一夜を共にしており、アリバイがあったが、実はそのストリッパーが車を拝借して起こした事件だった、ココナッツ・グローブで(6)の事件が起きたが、これはその息子が犯人だったという具合。 主題は(4)と(8)の連続婦女暴行魔事件。いきなりビニールの袋をかぶせて殴りつけると言う物で被害者が顔を見ていないから犯人の特定のしようがない。美人のスー巡査に頼んで囮捜査まで行うが失敗。しかしスー巡査が襲われた頃、泥棒らしい男が庭に侵入したとの報をうけ捜査をすると、隣家の男にたどり着く。遺留品の鍵が一致し、逮捕。 この事件に関係があるものと思われた(7)の事件ではこそ泥のユースタスが嫌疑を掛けられ、人質をとって籠城してしまう。フロストが説得に向かうが、銃を出した途端、狙撃の用意をしていた別の巡査が撃ち殺してしまう。実はこの巡査が自分の妻を寝取られたために起こした犯行だったのだ。 物語全体はこうした事件の捜査・解決が半分、後の半分はフロストのくだらないジョークと上司を上司とも思わぬ正義感ぶりとルール無視の滅茶苦茶な行動から成り立つ。 途中で何度も登場するお下品なフロストのジョークはツボです。
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この頃最後の巻が発売されたとかで本屋で平積みにされているのをよく見かけました。海外ミステリ一位と帯にもあるし読んでみようかなあ、と思い購入。面白いは面白いですがちょっと持ち歩きには向きません。(厚くて重い…) こんなにまでいいかげんでだらしなくて下品な警部が居てよいのだろうか...
この頃最後の巻が発売されたとかで本屋で平積みにされているのをよく見かけました。海外ミステリ一位と帯にもあるし読んでみようかなあ、と思い購入。面白いは面白いですがちょっと持ち歩きには向きません。(厚くて重い…) こんなにまでいいかげんでだらしなくて下品な警部が居てよいのだろうか。何もかも思いつきだし場当たり的だし物忘れは激しいし。と、ウェブスター巡査ならずも思うのではないかと思うものすごい主人公です。こんな人の上司は胃が痛いだろうな… マレット署長にちょっと同情します。ただこの人の部下は良いかもなあ…と一瞬思ったのですが振り回されるだけ振り回されるからそれもちょっと嫌かも。やっぱり外部で見ているのが一番でしょうかね、うん。 小さなさえない田舎町。またあんたかフロスト警部、なんて町民に嫌がられつつも事件が起きると知らず知らず頼りにされる警部。警部もいい加減なようで住民とその地域にしっかりと情報網をはって、事件解決に力を注ぐ。その辺りが素敵だな、と思いました。 それにしても警察ってこんなに忙しいのかあ〜 大変だなあ…公僕って。でもフロスト警部が日本の警官だったらパトカーの乗り捨て辺りですぐにクビになってるでしょうね、きっと。
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7月13日読了。「このミステリーがすごい!」1998年度海外編第1位、総合でも30位の作品。「クリスマスのフロスト」の続編。次から次へと事件が発生し、また面倒な作業を後回しにすることで周囲をひたすらハラハラさせるテンポのよさは前作同様。ただしつながりあった事件がパタパタと解決して...
7月13日読了。「このミステリーがすごい!」1998年度海外編第1位、総合でも30位の作品。「クリスマスのフロスト」の続編。次から次へと事件が発生し、また面倒な作業を後回しにすることで周囲をひたすらハラハラさせるテンポのよさは前作同様。ただしつながりあった事件がパタパタと解決していく終盤のカタルシスは前作に及ばずか・・・?フロストの内面描写が食い足りない、気もするがここを書きすぎると野暮になってしまうか?
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まずこの本はシリーズ全てがブ厚いです。ですが、、どれをとっても無駄がなくスピーディーで読みやすいです。いくつものサスペンスエピソードも重なり合ってて読み手を飽きさせないです。下品で不潔そうなフロスト刑事ですが、作者が遅筆なのか訳者が遅筆なのかよくわかりませんが、はやく最新作を出し...
まずこの本はシリーズ全てがブ厚いです。ですが、、どれをとっても無駄がなくスピーディーで読みやすいです。いくつものサスペンスエピソードも重なり合ってて読み手を飽きさせないです。下品で不潔そうなフロスト刑事ですが、作者が遅筆なのか訳者が遅筆なのかよくわかりませんが、はやく最新作を出して欲しいです。
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イギリスの架空都市デントン市のデントン警察署勤務のフロスト警部を主人公とする警察小説(というジャンルがあるらしい)シリーズ第二弾(シリーズ一作目は「クリスマスのフロスト」)。このフロスト警部、かっこよくもないし、薄汚い格好をして、下品なジョークを飛ばしまくっている。署長のマレット...
イギリスの架空都市デントン市のデントン警察署勤務のフロスト警部を主人公とする警察小説(というジャンルがあるらしい)シリーズ第二弾(シリーズ一作目は「クリスマスのフロスト」)。このフロスト警部、かっこよくもないし、薄汚い格好をして、下品なジョークを飛ばしまくっている。署長のマレットやアレン警部からは毛嫌いされているものの、部下からは何故か好意的に扱われている。筋道だっていない捜査や立身出世のことを考えていない、その考え方には好感を覚える。しかし、彼の混乱振りを現すように、無駄に長いかも、と思える分厚さ。ちょっと読むのを躊躇していましたが、読み始めるとその世界に没頭して、一気に読み終わりました。続きも読みたいです。【2006年8月22日読了】
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長い!!けど十分読める。おもしろい。 色んな事件が起こりすぎだと思うけど、それも全部綺麗に解決されていくから良い!
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ボイルドついでに、ハードじゃなくてミディアム・ボイルドを。ほのぼのヒューマンドラマっていったほうがいいかもね。ミステリーにもかかわらず。いい本読んだなーと思わせてくれるのは素晴しい、内容覚えてないけどね。
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