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フロスト日和 の商品レビュー

4.5

64件のお客様レビュー

  1. 5つ

    33

  2. 4つ

    25

  3. 3つ

    4

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平行して複数の事件が…

平行して複数の事件が起き解決していく警察小説。どんなに粗野でだらしないフロストでも「働き者」というところだけは認めなくてはならない。しかもその粗忽さが読んでるいるうちにキュートに見えてくるから不思議。事件がぱたぱた解決していく様も面白いのだけれど、一番の魅力はフロスト刑事の人柄と...

平行して複数の事件が起き解決していく警察小説。どんなに粗野でだらしないフロストでも「働き者」というところだけは認めなくてはならない。しかもその粗忽さが読んでるいるうちにキュートに見えてくるから不思議。事件がぱたぱた解決していく様も面白いのだけれど、一番の魅力はフロスト刑事の人柄と思えるシリーズ第一弾。

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連続暴行魔に浮浪者殺…

連続暴行魔に浮浪者殺し・・・、立て続けに起こる事件を押し付けられ、不眠不休のフロスト警部。そのキャラクターもさることながら、気の毒なほどツキがなく、それでいてマイペースに皮肉を言いながらも仕事を処理していく姿は共感もの。笑えて、楽しめて、そして最後にはばらばらの事件と手がかりがひ...

連続暴行魔に浮浪者殺し・・・、立て続けに起こる事件を押し付けられ、不眠不休のフロスト警部。そのキャラクターもさることながら、気の毒なほどツキがなく、それでいてマイペースに皮肉を言いながらも仕事を処理していく姿は共感もの。笑えて、楽しめて、そして最後にはばらばらの事件と手がかりがひとつになる。作家としてそのお手並みは鮮やかです。安心して楽しめる傑作シリーズ第2弾。

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この人の仕事熱心さは…

この人の仕事熱心さは認めますが、とにかく全体的に穴だらけです。それでいて憎めない。権力にこびず皮肉ったセリフがまたいい味だしてるんですよね。

文庫OFF

2024/08/24

前作のテキトー感から、引き込まれ要素がかなり進化してる。相変わらずのミスリードざんまいだけんど、フロストのキャラがイイし、最後の収束もステキ♥ (⁠⌐⁠■⁠-⁠■⁠)フロスト=(ニアイコール)コロンボ+寅さんだわよ♥

Posted byブクログ

2024/08/24
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だらしなく優しいフロスト警部と厳しく短期なウェブスター巡査の話。 古本屋に入った時に聞いたことのある名前だったのでなんとなく購入。 事件がフロストの元に複数舞い降り同時進行する。 事故評価を上げるために皆が規律を死にモノ狂いで守る中、いい加減であることで部下達に多少の安心感を緩みによって与えることが出来る、事故評価をあまり気にすることの無いフロスト警部がとても素敵で、長さも気にせず読み進めてしまった。 クリスマスのフロストも読みたいな。

Posted byブクログ

2023/06/25
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娘(10代)行方不明→森の中で婦女暴行→被害者が30才越えのストリッパーとわかる→議員の息子、ストリップ劇場に強盗→議員息子、強盗の間に恋人に自分の車乗らせてアリバイ工作→議員息子の恋人、轢き逃げ→轢き逃げばれたくないので2人で口裏合わせて車盗まれたことにする→嘘(恋人の轢き逃げを隠したこと)がばれて逮捕されそうになるけど親の力(死んだ警官の遺族に金銭的支援すると約束)でなかったことにする→劇場強盗翌日に議員息子の口座に大金入金(劇場オーナーからの借金を返済するために書いた小切手が不渡にならないようにするため)されたことがわかる→強盗の罪認めさせて逮捕 婦女暴行の犯人捕まえるためねずみ取り作戦無許可で実行→犯人取り逃がすが、逃走中に落とした鍵を入手→無許可で危険な捜査実行した罰として担当外されどうでもよさそうな空き巣事件回される→空き巣にしては不可解(何も盗られてない、目撃者の庭わざわざ横切って逆隣の家の塀?扉?壊して逃げ込む)→鍵無くして家入れないから空き巣の仕業ってことにして無理やり扉壊して帰宅した婦女暴行の犯人だった 空き巣に入りソヴリン金貨盗む→息子、金貨半分盗み麻薬取引→公衆トイレで殺される→警官、不倫相手に会いに行くために近くの公衆トイレ前に車停めて死体見つける→別の警官、妻の不倫に気づき、相手の警官殺す→宝石強盗の犯人に罪着せるため証拠偽装→宝石強盗の犯人、警官殺しはやってないと怒って立てこもり→フロストが中に入り、銃に弾は入ってないと教えてもらう→寝取られ警官、フロストが撃たれると思って狙撃、犯人死亡→警官殺しの件がフロストに見抜かれてたと知り、自首

Posted byブクログ

2023/06/11

クリスマスのフロストに続いて2作目。 700ページを超える長さだが、全く飽きることなく、読むことができた。 長編だと、途中で残りのページの厚さを見ては、まだこんなにあるのか、、、と辟易することがある。 だが、本作の場合は、まだまだこんなにフロストの世界を堪能できる!と思えるのだ。...

クリスマスのフロストに続いて2作目。 700ページを超える長さだが、全く飽きることなく、読むことができた。 長編だと、途中で残りのページの厚さを見ては、まだこんなにあるのか、、、と辟易することがある。 だが、本作の場合は、まだまだこんなにフロストの世界を堪能できる!と思えるのだ。 たくさんの事件が、矢継ぎ早に発生し、フロストはその都度、場当たり的に対応していく。普通これだけの事件が並列的に描かれたら、読者の頭はこんがらがるのではないかと思うが、それは、大丈夫。 いろんな事実が、絡んでいたり、偶然など、ご都合主義的と感じざるをえない部分もあるが、それを承知でも、充分楽しめた。 ちなみに、前回フロストの相棒だったクライヴはいなくなり、代わりに、元警部の短気なウェブスター巡査とのコンビになった。 クライヴが消えたのは寂しいけど、ウェブスターのキャラもとても魅力的で良かった。 3冊目もすぐに読みたくなった!

Posted byブクログ

2023/04/04
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分厚い 確かに、下品だし、小汚いし、いい加減だし、運任せだし、 上からは疎まれてるかもしれないけれど、 同僚や、町の住人から絶大(?)な信頼がある、フロスト警部 今回は、プレイブリッジから降格人事で移動してきた新人連れて、様々な事件の捜査に向かいます。 相変わらず、デントンは、色んな事件がまとめて起こる訳です。次から次へと。 フロスト警部は、目が利く。 よく見てる。 ただ、見たことが、どういう事に繋がるのか、気になってるのに、マレットが上からぎゃーぎゃー言ってくるわ、事件があちこちで起こって呼び出されるわで、検討する暇がなかなかなくて、気づいた時には大事になってたりするのが可哀想。 気になった時に熟考する時間があればねぇ・・・と思ったものの、いやいや、フロスト警部の事だもの、そんな時間あったら、違う事してるわ。 結局、時間あってもなくても一緒か! って、まるで自分のことのよう・・・ 嫌な事、面倒くさいことは、全部やらされて、 美味しいとこだけさらわれたりするけれど、 別に、名声をあげたいわけじゃない彼は、仕事を引き受けてくれるなら、どうぞどうぞと、手柄も人にあげちゃうし。 事件が起きて、住人に訊き込みにいくけど、マレットが好きそうな相手以外の住人の事は、良く知っていて、相手もフロストを信頼してる。 実際、アレン警部やマレット署長なんかより、ずーっと信頼できる。だって、相手の事ちゃんと考えてるもん。 まぁ、直属で、ずーっと一緒だと、下品だったり親父ギャグだったり付き合うの大変かもしれんけど、人間としては、ヤツらよりよっぽど尊敬できると思う。 ユースタスの件で、イングラム刑事と話するとこなんか、本当に、良い上司だよなぁと目頭が熱くなりました。 こっそり聞いてたウェブスターも、フロストの事、毛嫌いしてたけど、このとき、彼が署のみんなから信頼されてる意味わかったよね。良いシーンでした。 悲しい事件だったけれど。 色んな事件が巻き起こったけど、全て解決。 でも、また、彼には、次の事件が待っている。 負けるなフロスト警部。 そういや、前巻での新人、警察庁のおいっこ、クライブ君は、今何してんですかね。

Posted byブクログ

2022/06/25

シリーズ2作目となる本作は、ケンカが原因で左遷されてきたウェブスター巡査との絡みを軸に展開されるが、ラストでは不覚にも泣ける演出が憎い。いつも要領が悪くてドジなフロスト警部のことを内心小ばかにして「フロスト警部」と呼んだことがなかったウェブスター巡査が初めてフロスト警部の信望の厚...

シリーズ2作目となる本作は、ケンカが原因で左遷されてきたウェブスター巡査との絡みを軸に展開されるが、ラストでは不覚にも泣ける演出が憎い。いつも要領が悪くてドジなフロスト警部のことを内心小ばかにして「フロスト警部」と呼んだことがなかったウェブスター巡査が初めてフロスト警部の信望の厚さ(上司以外から)を知ることになるその出来事とは・・安定の面白さは「このミス1997年度1位」に選ばれていることでも証明済み。

Posted byブクログ

2021/12/26

少し甘いが☆五つ! なんとも人情味溢れるフロスト。憎めないキャラですね。自分もこういう人間になりたいと思うが、ここまで懐深くはなれないですね。 物語の方は、これでもかというくらい盛りだくさんに突発的にいろんなことが起こるが、どれも見事に回収される。 フロストじゃなければ、後味...

少し甘いが☆五つ! なんとも人情味溢れるフロスト。憎めないキャラですね。自分もこういう人間になりたいと思うが、ここまで懐深くはなれないですね。 物語の方は、これでもかというくらい盛りだくさんに突発的にいろんなことが起こるが、どれも見事に回収される。 フロストじゃなければ、後味悪くなりかねないが、その人柄が事件に救いをもたらしている。 それにしても、イギリスの警官ってこんなに忙しいんですか。ブラック企業なんてもんじゃないですね。志がなければ務まりませんね。

Posted byブクログ