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蝉しぐれ の商品レビュー

4.4

378件のお客様レビュー

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    193

  2. 4つ

    117

  3. 3つ

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2009/10/04

時代劇ものは初めて読みましたが、こんなにがっついて読んだ本は久しぶりでした。文句なしに楽しめる一冊。剣を交えるシーンは迫力があるし、風景描写も美しいし、文四郎の真面目な性格が好きでした。ふくとの関係が切ない。泣きました。

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2009/10/04

チャンバラシーン,人物描写ともに素晴らしかった。青春時代を不遇に過ごす文四郎と幼友達の「ふく」の淡くて断ち切れない恋心,文四郎を支える仲間,彼らの成長などどれも感動だった。

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2009/10/04

時代小説というのはあまり読まないジャンルだけど、これは面白かった。映画化されているがそちらも観てみたい。

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2009/10/04

読後、切ないけれどじわっと心があたたかくなる本です。もしもあの時、あの場所で出会えていたなら…生きていくって難しいなぁ と思うのです。

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2009/10/04

よかった。  最後の 「文四郎さんの御子が私の子で、私の子供が文四郎さんの御子であるような道はなかったのでしょうか」 「それが出来なかったことを、それがし、生涯の悔いとしております」  というところでは、少々涙腺がゆるくなりました。

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2010/05/14

ありとあらゆる所で推薦図書、名作、お勧め作品として名前を見るこの作品。映画化もされましたね。ようやく読みました。 1章読んだころには、もう、その世界に入り込めます。活字が並ぶ紙切れを見ているはずの自分が違う時代違う世界にいつのまにかいる、こういう感覚が読書という行為の麻薬ですよ...

ありとあらゆる所で推薦図書、名作、お勧め作品として名前を見るこの作品。映画化もされましたね。ようやく読みました。 1章読んだころには、もう、その世界に入り込めます。活字が並ぶ紙切れを見ているはずの自分が違う時代違う世界にいつのまにかいる、こういう感覚が読書という行為の麻薬ですよね。藤沢周平という作家さんも、なんていうか、五感で読ませる文章を書く方だと思うんですよね。 情景描写が見事で、ほんとうに耳を聾する蝉の声が聞こえ、檜の香りを嗅ぎ、木槌の音が聞こえる。 剣の刃の触れる音と たぶん肉眼でみたのでは見られない閃光のような剣の太刀筋さえ見える。 長い影を曳いて橋を渡る牧文四郎の、その光景も、胸のうちまで共有する。 ダイスキな平岩弓枝さんも、五感で読ませる方だと思うんですが、彼女の表現はあでやかで、おいしそうで、やわらかい。藤沢さんは なんだろうなあ。。。「静謐」てかんじかなあ。 運命 父と子 友情。 恋。 剣技、秘剣。 権力 派閥。 いろんな要素が詰まっていて、読む人の感傷をあらゆる角度から耕してくれるような作品。 哀しいけれど、泣き崩れるような悲劇ではなく、喜び哀しみ怒りながら、生きている魅力ある登場人物のそれぞれに、魅了され、教えられるものがある。  数え切れない禁忌から成り立っている日常に 少しずつ戻っていく自分を感じていた という一文がすごく心に残りました。違う時期に読めばまた別の言葉が胸に残るのかもしれないけれど。どうしてこの台詞に目を奪われたのかな私。 これは、すれ違ったまま離れていくしかない文四郎とおふくの運命が流れはじめたとき、おふくを思って感傷にひたりかけた文四郎が自分をとりもどそうとする場面。でも日常は数え切れない禁忌から成り立っているからこそ そこから生まれる悦びがあるのかもと思う。 こうして禁忌のなかに戻って生きるからこそ、最後にすこしだけタブーに近づく二人のひと時がせつない。 これはいつか、息子たちにも読んでほしいな。

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2009/10/04

映画にもなったりして有名な作品ですが 最初に読んだのは大学2年の時?だったと思うけどその時よりも仕事を始めてから読んだ印象のほうが強い 一途なのではなく忘れられぬ人 そんな人居るんですか?と聞かれているような感じ

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2009/10/04

教科書に抜粋されていて、もっと読みたくて購入しました。 自由に恋愛できる今の時代に生まれてよかったと思います。恋愛メインの話ではないですが。

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2009/10/04

映画版を飛行機の中で観て以来。否が応でも汗ばんでいた頃が思い起こされる。父の遺体を積む台車を引く場面が、強い。後半の政争に巻き込まれる部分の印象が薄く感じてしまうのはやむを得ないか。2007/03/21

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2009/10/04

先に映画を見ました。映画がとてもよかったので原作も読んでみようと思い。時代小説と言うと現代では使わない言葉や物があってわかりづらいかと思ったけど全然そんなことはなく。一人の少年が青年になっていく青春の物語でした。映画では描かれていなかった秘剣や好敵手も文四郎が大人になるための段階...

先に映画を見ました。映画がとてもよかったので原作も読んでみようと思い。時代小説と言うと現代では使わない言葉や物があってわかりづらいかと思ったけど全然そんなことはなく。一人の少年が青年になっていく青春の物語でした。映画では描かれていなかった秘剣や好敵手も文四郎が大人になるための段階として書かれていて、一つ一つが印象に残った。

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