明治・大正・昭和 華族事件録 の商品レビュー
敗戦とともに消滅した…
敗戦とともに消滅した日本の貴族制度「華族」の醜聞・ゴシップを集めた本。とはいえけっこう学問的で興味本位で読むにはちょっとお堅い内容かも。文庫化に伴い増補されお買い得感あり。
文庫OFF
日本近代の華族の事件…
日本近代の華族の事件録。興味本位的ではないので、真面目に読めます。
文庫OFF
腐敗した華族がぎっしり詰まっててお得な本だった。 幕末明治の偉人達も大体その子や孫はボンクラで、昔の家臣に家を乗っ取られたり犯罪の片棒を担いだり嵌められたりしたのだねぇ。そりゃマッカーサーが現状維持で良いよっつっても戦後華族制を廃止しよう、ってなるわ
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華族ファミリーのさまざまなスキャンダルについての本。 明治の元勲、大名家、公家、軍功労者などで構成された名家の一門につらなる人々の、相続、姻戚、その他事件醜聞の数々。 ワイドショー的に面白い! 女中や運転手と身分違いの恋とか、家督のプレッシャーとか、共産主義に染まって反逆罪と...
華族ファミリーのさまざまなスキャンダルについての本。 明治の元勲、大名家、公家、軍功労者などで構成された名家の一門につらなる人々の、相続、姻戚、その他事件醜聞の数々。 ワイドショー的に面白い! 女中や運転手と身分違いの恋とか、家督のプレッシャーとか、共産主義に染まって反逆罪とか、成金との政略結婚、などなど、社会的身分やタブーの存在でドラマがさらに面白くなっている気がする。 特権階級でありながら金策に苦労したり、一族に問題を起こす者がいると爵位取り消しとか、苦労の絶えない皆様である。 松方家、岩倉家、滋野家、相馬家、土方家などは小説かドラマにすぐにでもできそうである。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
野次馬感覚で読み始めましたが、華族としてのプレッシャーからどれだけ多くの人たちが零落の道を歩み、不幸な人生を辿ったのか。そのあまりの多さに沢山の不幸な人たちを思い、暗くなってしまいます。例えば、上山藩主の家である子爵・松平信安の3人の令嬢たちが芸者置場に売り飛ばされ、悲惨な最期を迎えるまで。その他、貧困に喘ぐ公家たち。お抱え運転手との道ならぬ恋と駆け落ち、また心中。よくもこれだけ不祥事が続いたものだと呆れますが、やはり当時から華族の腐敗が問題になっていたということで納得です。良い意味で救いだったのは九条武子。名門中の名門・九条道孝の五男道致に西本願寺法主家から嫁ぎ、貞明皇后の義妹にあたるが、道致が不渡りを出すなど、経済的に失敗していく中で、女流歌人として名声を勝ち得ていく。今との違いとしてマスコミがプライバシーに関係なく書きたてること、左翼思想が醜聞だったこと、そして本妻・妾が当たり前の世界で、子供が多いこと。華族といいながら、公爵を除けば経済的な保証がなかったため、貧困な人たちが多かったというのは意外でした。
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公家・武家、そして勲功のあった名家である華族も同じ人間。 色々な事件を起こしてますが 華族という特権階級とのこともあって 新聞で騒がれたり苦労も絶えなかったようで。 有名な相馬事件はもとより 金銭トラブルや恋愛事件まで 色々な事件が網羅されており 著者の情報収集には頭が下がります...
公家・武家、そして勲功のあった名家である華族も同じ人間。 色々な事件を起こしてますが 華族という特権階級とのこともあって 新聞で騒がれたり苦労も絶えなかったようで。 有名な相馬事件はもとより 金銭トラブルや恋愛事件まで 色々な事件が網羅されており 著者の情報収集には頭が下がります。 ワイドショー的な観点からも面白いのでは? 華族といえども結局は同じ人間なんですね..
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これは「華族」を勉強する第二弾ですね。こちらも去年読んだ本です。華族の様々な種類のスキャンダルを通して、華族の人達の置かれた状況、生活、一般的な考え方、色々なしがらみと権益を色々な事件を通して観ることが出来ます。割と面白かったです。
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むかし横溝正史の本を読んでいるとよく退廃の華族が出てきてこんなんいるんかいなとおもっていましたが、この本のように華族関係の事件を羅列されると、そうだったんだあと納得させられます。ま、人は血筋じゃ分からないってことで。こういう辞書的な本は必要ですね。
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