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一瞬の夏(上) の商品レビュー

4.2

39件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    14

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

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2012/09/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小説のような本当の話。 人間臭さがボクサーとしては仇になってしまう主人公と、彼を支える沢木たちとが共に、世界チャンピオンを目指し夢を語る場面では、何度もその場にタイムスリップしたような感覚に陥る。 ノンフィクションならではの結末が、プロスポーツの厳しさを表している。

Posted byブクログ

2012/04/23

30年前の作品。筆者と主人公のボクサーは二十歳代の終わりごろ。5年前に筆者がプロモーターとして関わり、ボクサーは韓国のライバルに敗れ、人生もつまづく、それ以来の再会。 5年近いブランクののち、どうして再起を図る気になったのか。 瑞々しく、透明度の高い文章。一つ一つ誠実に積み上...

30年前の作品。筆者と主人公のボクサーは二十歳代の終わりごろ。5年前に筆者がプロモーターとして関わり、ボクサーは韓国のライバルに敗れ、人生もつまづく、それ以来の再会。 5年近いブランクののち、どうして再起を図る気になったのか。 瑞々しく、透明度の高い文章。一つ一つ誠実に積み上げていく。

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2012/04/01

沢木耕太郎のスポーツのほうは初めて。 文章自体が好きなわけじゃないので、 紀行モノ以外はどうかなと思ったけど… 意外によいです。 やっぱり彼の人間の見方がいいのかな。 ボクシングに 夢に 熱くなるひとたち。 ノンフィクションだから、 結末は「ああ、まぁこん...

沢木耕太郎のスポーツのほうは初めて。 文章自体が好きなわけじゃないので、 紀行モノ以外はどうかなと思ったけど… 意外によいです。 やっぱり彼の人間の見方がいいのかな。 ボクシングに 夢に 熱くなるひとたち。 ノンフィクションだから、 結末は「ああ、まぁこんなんもんか」で終わる可能性がずっと高い。 でも時に、フィクションをはるかに上回るものが出ることもある。 その時のためにも、成り行きを見続けていたいな。

Posted byブクログ

2012/04/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ブックオフの105円コーナーで、ゴールデンスランバーを書いた井坂幸太郎に名前が似ていて、なんとなく目に付いたので、買ってみた。 最初は小説と思って読み進めたが、ノンフィクションだということを、下巻の裏表紙のあらすじで知って、なるほどな~とかんじた。 主人公はプロボクサーカシアス内藤。 ボクシング選手の格付けは、日本と東洋と世界などそれぞれのチャンピオンがいて、ランキングもそれぞれあって、ずいぶん複雑なもののようだ。 また、大きなタイトル戦でもほんの一握りの人の思惑で、いろいろなことが決まっていくものらしい。

Posted byブクログ

2012/01/21

現代のスポーツノンフィクションというジャンルの礎となった作品。ノンフィクションにおける『主観』のさじ加減が絶妙。また、ライフステージにおいて20代後半という時期をどう捉えるか。個人的に多いに共感できた。

Posted byブクログ

2011/12/30

ボクシングに興味なくカシアス内藤も知らなかったけれど、ぐいぐい引き込まれ、一気に読んだ。ノンフィクションの面白さが初めてわかった一冊。

Posted byブクログ

2011/11/27

沢木氏の著書では「深夜特急」よりもこちらの方が、私の中では思い入れが強い。 未読の方は「敗れざる者たち」を先に手にされた方が、カシアス内藤氏の物語を時系列で読むことができるでしょう。

Posted byブクログ

2011/06/20

カッコよすぎ、沢木さん‥ 一瞬の夏ってタイトルも、素晴らしい。 熱くて切ないノンフィクション。

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2010/11/04

初めて読んだノンフィクション。そして何度も読んだ。ここまで他人に関わりのめり込める作者がうらやましい。そりゃ旅にも出たくなるさ。

Posted byブクログ

2009/10/04

ふだんあまり本を読む習慣のない人、 スポーツ好きの人に読んでもらいたい本。 タイトルも非常にいいです。

Posted byブクログ