行動学入門 の商品レビュー
小説と違ってこれはと…
小説と違ってこれはとても読み易く、まさに気楽に読めます。若人たちに送る三島由紀夫のメッセージが詰まってます。
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併載の終わりの美学も…
併載の終わりの美学もどちらも面白い。独自の美学がわかりやすく伝わってくる。今生きていたら、混沌とした現代をどう思うのか聞いてみたくなる。
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三島由紀夫のエッセイ…
三島由紀夫のエッセイ集。小説だけでなくエッセイも読むと、作者への理解が深まると思わされました。
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最初に読んだ三島先生の著書。 行動に対しての賛美や意味合い、ナルシズム。 とにかくかっこいい。 こういう人物が今の日本人にいるとすれば、政治をやるだろうと思っていたらその方は本当に日本のために動いた。 最終的に切腹死をした人間の行動学として読んでおきたい一冊。
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「認識」と「行動」の二項対立を問い続けた三島由紀夫により、自決の一月前に書かれたエッセイです。 「書かれた」と言っても、ほぼ全てが口述筆記によるものとのこと。 文章は「話すように書け」と言われることもありますが、三島が紡ぐ言葉はまるで評論文を読み上げているが如く、いわば書くよう...
「認識」と「行動」の二項対立を問い続けた三島由紀夫により、自決の一月前に書かれたエッセイです。 「書かれた」と言っても、ほぼ全てが口述筆記によるものとのこと。 文章は「話すように書け」と言われることもありますが、三島が紡ぐ言葉はまるで評論文を読み上げているが如く、いわば書くように話しているよう。 駒場キャンパスにおける東大全共闘との討論も然りですが、静謐で美しい言葉で組み立てられています。 やる後悔よりもやらない後悔が多い人、なかなか自分で決断ができない人などにおすすめです。 「行動学入門」の章は、学生運動や赤軍にかかる描写が興味深く思われました。 綿密な計画を練り、機を待ち、背水の覚悟を以てして、一定の目的に対して猪突猛進していくものであるからこそ行動は難しく、また一方で、何らかの変革を試みるのであればそういった純度の高いものでなければならないのだと感じます。 「革命哲学としての陽明学」の章は、私に陽明学の知識がないため、なかなか内容の理解ができませんでした。 能動的ニヒリズムなど、ニーチェの超人思想と重なる部分があるのかなとは感じたものの、そちらにも明るい訳ではないので関連はよくわかりません。 別途陽明学に関する書籍を読んだ後に、再度ここへ戻ってきたいと思いました。 と記したところで認識論の域を出ないのであり、陽明学の柱である知行一致説の表明する「知ツテ行ハザルハ未ダコレ知ラザルナリ」がいかにストイックであるかを痛感します。
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・一瞬へと圧縮された行動が、主体の人生の価値を体現すること ・行動の組織化に伴う、統率者の行動欠如 ・行動の不惑性について ・行動の正当性と、「見られている」ことについて ・行動の超合理性と無効性がその効果の条件であることについて ・行動に結実する待機について ・行動と美、主客の...
・一瞬へと圧縮された行動が、主体の人生の価値を体現すること ・行動の組織化に伴う、統率者の行動欠如 ・行動の不惑性について ・行動の正当性と、「見られている」ことについて ・行動の超合理性と無効性がその効果の条件であることについて ・行動に結実する待機について ・行動と美、主客の関係 ・行動美の一回性について ・組織と、行動の無頼性について ・行動の反社会性について -- 「行動主体」は、「見られること」に迎合してしまうリスクをはらんでいる。超合理性や無効性は、この迎合を断つ理屈立てとしてはいいかもしれない。
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「世界の果てにひろゆき置いてきた」で東出昌大が読んでいた一冊。先日命売りますを読んでから気になって購入。あまり著者を知らないが、革新派で強烈な思想の持主くらいのイメージがあり、行動の基礎が垣間見れた気がする。久しぶりに難読で頭に入ってこない部分がたくさんあったが、陽明学に基づく行...
「世界の果てにひろゆき置いてきた」で東出昌大が読んでいた一冊。先日命売りますを読んでから気になって購入。あまり著者を知らないが、革新派で強烈な思想の持主くらいのイメージがあり、行動の基礎が垣間見れた気がする。久しぶりに難読で頭に入ってこない部分がたくさんあったが、陽明学に基づく行動に関心が出るくらいには興味を持てた。1974年当時も戦後男児の女性化、モヤシ化が進んでいたといわれているなら、現代に来たら気を失ってしまうと思う。むしろ男らしいの在り方(良いか悪いかはわからないが、個の自由度)がここまで変わっていることを見せてあげたい。 それでも変わらない危機感として、陽明学で言及されていた「心の死するを恐れず、ただただ身の死するを恐れる」には共感できる部分があると思った。医療のゴールが不老不死ではないと思うのが、とにかく生きることに意味があるとは思えない。年齢を重ねるごとになんだこの大人と思う人も増え(これも多様性?)、考えはないが現状を維持したい人が多いように思える。なぜ生きるのか、みたいな大きい議論に答えを求めるつもりはないが、人間なんだから常に考える必要はあるはず。 人間はどこに向かっているのやら。 行動学入門で印象に残ったことメモ。 ・行動の定義:一定の目的の武器を持って目的に向かってまっしぐらに突進すること。肉体的活動である必要がある。 ・行動から発したリーダーが権力をもって行動できなくなる。 ・行動の心理:想像力の不安とわからないことの魅力がプラスマイナスイコールゼロであり、無駄であるが、その心が肉体を動かす。 ・行動の効果:マスコミに注目され、不安を与えることが効果なら意味がない。ただ、無意味であることを理解して起こす行動には効果が生まれる可能性がある。 ・行動は待機することでエネルギーをためる。 ・行動力があることは無計画であることを指さない。 ・美は客体(ナルシズムは自己を客体とした二重操作)、行動は主体。 ・人数が多いと行動のボルテージは下がる。団結力は言うことを聞くことではない、自発的な意思で全能力をかけて団結する。←難しいため、中心人物個人の炎も重要。
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初の三島由紀夫エッセイ。なんだこれ!めちゃくちゃ刺さるの一言。 文章の重さと軽さのバランスが絶妙で痛快極まりない。時代に合わない部分もあるけれど、男性の力強さや思考回路は学びになります。 終わりの美学パートはとことん面白いです。笑いが止まらないところも多々。学校のおわり、個性の終...
初の三島由紀夫エッセイ。なんだこれ!めちゃくちゃ刺さるの一言。 文章の重さと軽さのバランスが絶妙で痛快極まりない。時代に合わない部分もあるけれど、男性の力強さや思考回路は学びになります。 終わりの美学パートはとことん面白いです。笑いが止まらないところも多々。学校のおわり、個性の終わりは爆笑しちゃった。 人間足るもの行動してナンボ。「行動は肉体の芸術である」って言葉がかっこよくてとても好き。 メモ 40 行動と待機 104 学校のおわり 109.115美貌のおわり 135 個性のおわり 173 嫉妬のおわり
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三島由紀夫のエッセイは2冊目 普遍的なテーマについて書かれている 令和の現代に読んでも興味深く面白い ユニーク
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1970年11月25日の自決決行まで、ほぼ全ての人が三島の決起を予想していませんでした。たしかに、三島の漠然とした異変に気付いていた人も少なくはありませんでしたが、まさかそんなことまでしないだろうと考えていたのです。 ですが自決後時を経て、まさにこの本で三島の予言していた通りになったのでした。『行動学入門』には三島の思いが真っすぐ述べられています。自分はこれからやるぞ。行動するぞ。俺は口先だけの人間だけではないんだと強く迫ってくるような迫力があります。
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