殉死 の商品レビュー
及木希典の生い立ち…
及木希典の生い立ちから旅順攻略を描いた「要塞」。明治帝に殉じる晩年の乃木を描いた「腹を切るということ」の2部構成。日露戦争後、英雄とされた及木の評価は、現在では必ずしも高いといえない。司馬も、及木の詩才とストイックな生き方は認めつつも、軍人としての才能と運はなかったと言及してい...
及木希典の生い立ちから旅順攻略を描いた「要塞」。明治帝に殉じる晩年の乃木を描いた「腹を切るということ」の2部構成。日露戦争後、英雄とされた及木の評価は、現在では必ずしも高いといえない。司馬も、及木の詩才とストイックな生き方は認めつつも、軍人としての才能と運はなかったと言及している。
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乃木希典の旅順要塞に…
乃木希典の旅順要塞における戦いぶりについては「坂の上の雲」に詳しいが、ここではそれ以外のことについても書かれている。英雄にまつり上げられた男の不幸が悲しい。
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友人に勧められて読ん…
友人に勧められて読んでみました。「英雄」の実像を描いた傑作だと思います。
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乃木神社に行ったので読みました 軍旗喪失事件 山鹿素行と陽明学 殉死前の15分 この辺りがいいですね〜
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小説ではないと思う、本作は。 でも司馬遼節全開、というかこれが真骨頂なんでしょう。 色々評価の分かれる、そして逸話多き人物なんでしょうけれども、鎌倉時代の主従関係に見立てた明治帝とそこに絡む未来の昭和帝との関わりの話、一番人間臭くて、分かる感ありです。
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作者が今作を「思考の契機」と位置づけているように、小説らしくない。が、新書評論とも思えない。ただ 今作は確かに坂の上の雲の土台になったのだろう。陽明学にも注目したのは、鋭い視点だと思う。
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この作品は、坂の上の雲より前に書かれているそうです。前半は坂の上の雲の旅順部分を再読している錯覚をしてしまうほど、似ています。 軍人としては無能でかつ不運の人、詩人としては一流というのが司馬遼太郎の乃木希典の下した評価のようです。 後半は奥さんの静子か共に自決するまでの心の動きが...
この作品は、坂の上の雲より前に書かれているそうです。前半は坂の上の雲の旅順部分を再読している錯覚をしてしまうほど、似ています。 軍人としては無能でかつ不運の人、詩人としては一流というのが司馬遼太郎の乃木希典の下した評価のようです。 後半は奥さんの静子か共に自決するまでの心の動きが描かれています。 坂の上の雲ファンは、読むべき作品とおもいました。
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難解な言い回しに読み込めず。ただ、幼い頃、なにかと友達とくちずさんだうたをおもいだした。『陸軍の、乃木さんが、合戦す、すすめ、メジロ、ロシア...』、あとは出てこない。
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先日偶々乃木神社に寄って、乃木大将夫妻殉死の間を観たので、読んでみた。 1967年の作品。翌1968年から『坂の上の雲』の連載がスタートするので、その草稿的な記述が多い。現に、一章に、『筆者自身の思考材料として書いた。』『筆者自身のための覚えがき』とある。 従って、『坂の上の...
先日偶々乃木神社に寄って、乃木大将夫妻殉死の間を観たので、読んでみた。 1967年の作品。翌1968年から『坂の上の雲』の連載がスタートするので、その草稿的な記述が多い。現に、一章に、『筆者自身の思考材料として書いた。』『筆者自身のための覚えがき』とある。 従って、『坂の上の雲』の中で、乃木大将を愚将としてこき下ろしている記述ぶりは変わらない。(というかこちらが先。) が、明治帝になぜ愛されたか、児玉源太郎にも構ってもらえたか、という点については、不思議な納得感のある記述で、いろんなカリスマの在り方があるのだなと思う。 15分後に一緒に自決しよう、と突然道連れにされた妻静子は不憫。
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乃木将軍が無能か、有能なのかなどということはどうでもよいと思います。将軍が後を追うほど、明治帝が彼に与えたものとはなんだったんだろうと考えさせられます。
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