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楢山節考 の商品レビュー

4.1

118件のお客様レビュー

  1. 5つ

    39

  2. 4つ

    42

  3. 3つ

    22

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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ところどころに挿入さ…

ところどころに挿入される歌が、小説の不気味な雰囲気を盛り上げている。

文庫OFF

映画で見たあの土俗的…

映画で見たあの土俗的な雰囲気がさらにじっとりと心に不快にまとわりつきます。一方で「お母さん」「女性」のたくましさに感嘆します。

文庫OFF

2025/11/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

楢山節考は再読です。(購入した) 今回は図書館で借りましたが、他の短編も収録されていて嬉しかったです。 やっぱり楢山節考は、余韻に浸れます‥。 しばらくジーンとできました。 おりんがあっぱれすぎる。 辰平の立場で読んでましたけど、胸が苦しすぎました。 思わず来た道を引き返した辰平も分かるし、それに応えるおりんの姿も胸にきました。 雪が降ったのが本当に救いでした。 雪が降るのがいい訳もちゃんと書かれていて、よかったです。

Posted byブクログ

2025/04/21

姥捨山伝説を小説にしたもの。有名なのに読んでいなかったので読みました。昔見た日本昔話では孝行息子がお母さんを捨てきれずに連れて帰ってきますが、こちらは後ろ髪をひかれながらも置いてきてしまいます。お母さんは息子を思いやって淡々と山に残りまし、筆の力で読ませますが、話自体は救いがない...

姥捨山伝説を小説にしたもの。有名なのに読んでいなかったので読みました。昔見た日本昔話では孝行息子がお母さんを捨てきれずに連れて帰ってきますが、こちらは後ろ髪をひかれながらも置いてきてしまいます。お母さんは息子を思いやって淡々と山に残りまし、筆の力で読ませますが、話自体は救いがないと感じました。

Posted byブクログ

2024/03/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

四つの短編が入ってる本 三つ目までは、おりんの姥捨山の話は面白かったけど、他は意味わかんないし全体としては微妙と思っていた。 が、四つ目の白鳥の死から、しっくりき始めて、後書きを読んだ頃には凄いものを読んだ気分になった。 楢山節考は、姥捨の話である。 食べ物にも困る貧しい村で老婆のおりんは、実の息子に背負われ姥捨山に捨てられる。 こう言うと、とても冷徹な話である。 が、読み終えてしばらくすると、私は切ない愛に溢れた話だと感じた。 おりんは、自分が旅立つ日に向けて、客や家族に出すご馳走や、家族の服などを用意しており、極めて積極的だ。 彼女は自分の死の舞台を完璧に整えるだけではない。 自分が旅立つ前に、やもめとなって長い息子の新しい伴侶を迎えようと躍起になる。 新しい奥さんがいい人だと言って大喜びし、歓迎する。 息子も優しい人だ。 風習に従って、おりんを捨てなければならない。と分かっているが、それに悩む。 おりんに来年にしよう。と提案して、断られたりもしている。 おりんが孫に馬鹿にされたら普段の温厚さが嘘の様に怒る。 息子の後妻さんもおりんを慕っている。 ずっといて下さい。なんて言ったりする。 結末は、おりんは冬山の中に一人残る、つまり姥捨されるわけだが、そこにはむしろ愛情がある。 息子も母親もお互いを思いやっているのに、現実はいつまでも仲良く暮らす訳にはいかない。 ここに、思う通りに出来ない切なさがある。 この思う通りに出来ないというのは、 四編目の白鳥の死や、東京のプリンスたちにも共通したテーマだと思う。 白鳥の死では、信仰に厚いキリスト教徒でありながら隣人に優しくない作者の友人が出てくる。 彼も思う通りに生きられない例だと思う。 他には解説によると、 人の物化もテーマらしい。 確かにみんな酷い目にあう。 感情移入全く出来ないのは、わざとだったらしい。 カフカ?カミュ?だっけの変身に通ずるところがあるらしい。 考察を読むと新たな発見がありそうな本だった。

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2024/02/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人間性でもあり動物性でもあるっていう話。 貧が極まって常態化すれば生きて物を食う事が恥になる。 p. 100「おっかあ、ふんとに雪が降ったなァ」

Posted byブクログ

2023/11/09

父の本棚から拝借。 短編集で楢山節考だけ読みました。 山に親を捨てるの無理だな〜 背負って逃げるか!? 芋盗んだ雨屋は生き埋めになったって事なのかな?怖っ。 実話ではないだろうけど、今の時代に生まれてよかったな。

Posted byブクログ

2023/07/17

短編集で「楢山節考」を含めて4編が収録されていますが、その中で楢山節考だけ読みました。 おりんという人物像がとても深く心に残りました。

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2023/06/27

 楢山節考を含む4編で構成される。今回、楢山節考を目的に興味を持ったことから読んでみたが、この話のテーマは、現在日本が抱える問題の一つである高齢化について一種の回答のように思われた。今でこそ、日本国憲法にあるとおり、あらゆる人間に人権が与えられている。人権がある以上、たとえ死にか...

 楢山節考を含む4編で構成される。今回、楢山節考を目的に興味を持ったことから読んでみたが、この話のテーマは、現在日本が抱える問題の一つである高齢化について一種の回答のように思われた。今でこそ、日本国憲法にあるとおり、あらゆる人間に人権が与えられている。人権がある以上、たとえ死にかけであったとしても、死に至るまで、国が保護しなければならない。このように、ヒューマニズム的観点に一石を投じたのが、この話が有名となったゆえんであろう。今後、ますます高齢化が加速するなか、日本は国として、どのような処置を下すのであろうか。

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2023/05/21

寒々として暗い空色の冬の山道が本を読んでいる間眼の前に現れる。舞台は山梨県の北部山間部と聞くが、昔渓流釣りで通っていたのでなんとなく山の感じも想像される。残酷だが自然に受け入れなくてはならない現実がそこにあったのだろう。心に響く名作の一つだと思う。

Posted byブクログ