個人的な体験 の商品レビュー
うーん、なんか今まで読んだ二冊に比べるとちょっと微妙? どうも文章が英訳文のような感じがする。そんなものか?
Posted by
すごい!すばらしい!すてき!! 私の貧弱な表現力ではいくら賛辞を呈しても言い尽くせません。 結果がどうであれ、虚飾や欺瞞から絶対に目を逸らさないところが素敵です。大江健三郎氏も、光氏から絶対に目を逸らさなかったんですね、パパ、素敵なことだよ! 物議をかもしたらしいアスタリスク以...
すごい!すばらしい!すてき!! 私の貧弱な表現力ではいくら賛辞を呈しても言い尽くせません。 結果がどうであれ、虚飾や欺瞞から絶対に目を逸らさないところが素敵です。大江健三郎氏も、光氏から絶対に目を逸らさなかったんですね、パパ、素敵なことだよ! 物議をかもしたらしいアスタリスク以降ですが、私はたいへんよいと思います。あれがあるとすごく分かりやすいし、それ故単純なハッピーエンドとして作品を貶めた、なんて捉えられるかもしれませんけど、でも、バードはまだ27歳と4ヶ月ですよ??私と全く同じだ。 希望があってもいいじゃないですか、ハッピーエンドっぽくてもいいじゃないですか。 待ち受ける苦難を乗り越えようとする、バード夫妻の前向きな意志が眩しかったです。 10.01.11
Posted by
障害を持った子供が生まれて、バードは逃げまくる。昔の若者はウィスキーを飲むのか、と思った。登場人物の過去が語られるところが面白い。
Posted by
火見子の語る「多元的な宇宙」の話はなかなかいいです。 Aになるわたし Bになるわたし Cになるわたし AにもBにもCにもならないわたし どれがいいとも悪いともいえないし、最悪かもしれないし最高かもしれない。 つまりなんの慰めにもならない。 でもなんかホッとします。
Posted by
自分を曲げなければならないとき、どうそれを受け入れるか、あるいはそれは本当に曲げなければならないのか。大江作品の最高傑作だと思う。才能と体験との混淆。すばらしいよ。
Posted by
現実?なにそれ美味しいの? 知らないよ俺の所為じゃないよ逃げ出してしまえー的な本。 奥さんも捨てて、友人の女の人とぐちゃぐちゃする話。 色々あって最後は前向きになるんだけど。 なんか最後の方で鳥に共感したフレーズがあったんだけど忘れちゃった。 もう一回読みたい。 大江健三郎の...
現実?なにそれ美味しいの? 知らないよ俺の所為じゃないよ逃げ出してしまえー的な本。 奥さんも捨てて、友人の女の人とぐちゃぐちゃする話。 色々あって最後は前向きになるんだけど。 なんか最後の方で鳥に共感したフレーズがあったんだけど忘れちゃった。 もう一回読みたい。 大江健三郎の話って、最初はもうどうしようもないくらい暗くて 主人公もうじうじうだうだしてるけど 最後は何だかんだで光が射してるパターンが多いと思う。 めちゃくちゃ前向きになるわけじゃないけど、頑張ってみようかな、程度。 物語のオチに救いを持たせるのって難しいことだと思うの。 暗いだけで救いのない話なら案外簡単に書けるけど、 そこに光を、しかもクドくならない程度に与えるって大変だと思う。 そこはやっぱり大江健三郎の人間性かなーとか思う。 ノーベル賞は伊達じゃない。 この人はきっと天才なんだろうと思う。
Posted by
多感な思春期の頃に読んだ本にもかかわらず、印象が薄い。それでも覚えているのは、火見子という妙な名前と性描写に対する違和。
Posted by
最初はすごい即物的な捉え方をしてて、 今の時代だとちょっと口に出せないかな?っていう感じだったけど、別な切り口から、結局主人公は新しい道を見つけていくんですね。 その葛藤とか、ラストへの繋ぎ方とか、本当にさすがという感じです
Posted by
真っ暗で湿った地下室のにおい こわくて苦しくて息もできないんだけど 遠くになんとなく光が見える
Posted by
表現がね、やはり純文学だけあって、巧みですね。 それ故会話文が不自然になることも、やはり有るのですが、文学ってこれかと思わされました。 ところがやはり疑問もいくつか。 不自然な、意図が読めない動物の動作への描写や、寝籠という名詞の多様が気になる点もしばしば。 どうしてなのかと考...
表現がね、やはり純文学だけあって、巧みですね。 それ故会話文が不自然になることも、やはり有るのですが、文学ってこれかと思わされました。 ところがやはり疑問もいくつか。 不自然な、意図が読めない動物の動作への描写や、寝籠という名詞の多様が気になる点もしばしば。 どうしてなのかと考えてしまうなぁ。 ストーリーにはなんだか疑問は残ります。 大長編にしてもよかったんじゃないですか。500ページくらいの。 その方がさ、色々描写できたでしょうに。 火見子は勿論好きです。
Posted by