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箱男 の商品レビュー

3.7

458件のお客様レビュー

  1. 5つ

    93

  2. 4つ

    145

  3. 3つ

    130

  4. 2つ

    30

  5. 1つ

    7

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箱男は、現代を生きる…

箱男は、現代を生きるあらゆる人間を指し示している。最近の作品ではありませんが、何度読んでも新鮮な衝撃があります。斬新で普遍的。素晴らしい。

文庫OFF

 読んでいるうちに、…

 読んでいるうちに、どこが現実でどこが妄想なのかわからなくなってしまいます。決して軽く読める作品ではないと思いますが、めまいがするような安部公房の世界が堪能できると思います。

文庫OFF

で、箱男は誰だったの…

で、箱男は誰だったの???最後の最後に入る本編とは直接関係のない挿話がおもしろかった。なんだか何かわかるような気になるけど、結局全然何を言いたいのかわからない不思議なお話

文庫OFF

この作品を読んでふと…

この作品を読んでふと思ったこと。人間、みんな自分の「箱」に閉じこもって周囲を傍観しているのかな・・・?全体的には、これは実話なのかフィクションなのか最後まで分からずじまいな作品でした。重すぎて、抽象的な文章だと思いました。

文庫OFF

正直最後の解説読むま…

正直最後の解説読むまで一体なにがどうなっちゃってるのか理解できなかった…。安部公房の中では割と軽く読める作品だと思ってたらとんだしっぺ返しをくらった気分。

文庫OFF

2026/04/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

導入にて、箱男になるまでの流れが紹介され、理想の箱の作り方もあり、なんだかこうやって書かれると自分もふとしたきっかけがあれば箱男になってしまいそうな錯覚を感じた。 その導入こそ、あからさまに箱男の視点で書かれていたが、読んでいてころころと書き手が変わるので混乱した。 安楽死とはなにか?の定義で、身体的なものに偏りすぎではないか、精神的なものを蔑ろにしすぎではないか、という指摘に強く同意する。 見られているのもぼくだが、見ているのも同じくぼくなのだ。 とあるように、箱男はただ覗いている側なのではなく、実は覗かれている側でもあったのだという落ち。 「覗き」という行為が、一般に侮りの眼をもって見られるのも、自分が覗かれる側にまわりたくないからだろう。やむを得ず覗かせる場合には、それに見合った代償を要求するのが常識だ。 誰だって、見られるよりは、見たいのだ。

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2026/03/26

青山美智子さんの学生時代からのお気に入りの一冊ということで読んでみた。 独特の世界観で、正直わかったようなわからないような… この本を学生時代に面白いと思える感性がすごいなと思ってしまった。 子どもの時に作ったダンボールの家に、小さな覗き窓があって、そこから眺めた景色を思い出し...

青山美智子さんの学生時代からのお気に入りの一冊ということで読んでみた。 独特の世界観で、正直わかったようなわからないような… この本を学生時代に面白いと思える感性がすごいなと思ってしまった。 子どもの時に作ったダンボールの家に、小さな覗き窓があって、そこから眺めた景色を思い出した。 いつもと同じ部屋がなぜだか違って見えて、なんだかワクワクしたなぁ。 さすがに箱男にはならなかったけど、覗き見のなんともいえない感覚はわかる気がする。 2024年に映画化もされているみたいなので、そちらも観てみたいなと思った。

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2026/03/08

いやぁ、複雑すぎるし藤子不二雄すぎる(つまり不思議) いきなりダンボール被った生活。 他にもダンボールを被ったライバル? 欲を解放した姿がダンボール(でも覆われている) 凄く格好いい比喩や表現が出てくるので、おーっ!と感動しつつ、話は藤子不二雄。 翻訳こんにゃく必要。

Posted byブクログ

2026/02/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

よく分からない話だった。構成が分かりにくく、結局誰が誰なのか断片的にしかわからないし、それを信じていいのかというのもわからないので、常に疑いを持ちながら読み進める感じだった。書き方が日記的に進んでいくのもあまり好きではないのかもしれない。乱歩は告白形式やコミュニケーション的に進められる感じが多く、自然に受け入れやすいが。。。

Posted byブクログ

2026/01/27

再読。箱男の手記。 絶対ありえない設定なのに、なぜかとてももっともらしく感じさせるところが、この作者の凄さだと思う。 途中から、あれ?人物が混ざり合ってきていない?と感じるようになり、箱男の役割が入れ替わっている。 その感覚がとても面白い。 箱男になる原因は複数あるように思われ...

再読。箱男の手記。 絶対ありえない設定なのに、なぜかとてももっともらしく感じさせるところが、この作者の凄さだと思う。 途中から、あれ?人物が混ざり合ってきていない?と感じるようになり、箱男の役割が入れ替わっている。 その感覚がとても面白い。 箱男になる原因は複数あるように思われる。 見たくないものは視覚に入っていても認識しないという人間の特性を利用し、箱男になることで誰にも認識されなくなる。その結果、世間が見たくない側面を覗き見ることができる存在になる。 刺々しい現実が、ダンボール越しに見ることで少し丸みを帯びる。 守られているという安心感なのだろうか。 見られる側ではなく、見る側に回ることが重要なのだと思った。 見ることには愛があり、見られることには憎悪がある。 ただ、一度箱男になると、そこから抜け出すには努力が必要になる。 すぐに世の中へ戻れるわけではなく、何かしらのきっかけが要る。 本人もそれを求めている。 気づいていながらも強がってしまうその心境に、なぜか共感してしまう不思議な作品だった。

Posted byブクログ