壁 の商品レビュー
面白い!私はこれが安部公房の作品の中で一番好きです。 壁の概念のいろんなパターンを見せてもらえます。 初期作品。
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短編集。シュールレアリスティック。(←あんま分かんないで使ってる)何回だけど難解も読みたくなる作品。面白い。
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5/13読了。壁と砂がモチーフ。穫らぬ狸とかありきたりな言葉から飛んで行くファンタジー、少し笑った後にぞっとする。
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この作品はどこかカフカの『変身』を思わせる。はじめは読みにくいと感じたが、いつの間に引き込まれていた。非現実的な出来事なのに、それは現実として物語は淡々と進んでいく…。この本に収録されている短編『バベルの塔』もお勧め。
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『終わりし道の標べに』で見せたあの重苦しい私意識。そこから安部はしがみついていた「私」を乗り越えようとする。それがこの小説に表れた軽さや遊戯性だと思う。 近代的な人間中心主義からの訣別。 <死んだ有機物から/生きている無機物へ!>
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高校時代安部派、高橋派、大江派、三島派、、、全学連の各派同様いろんな嗜好のグループがあった。安部派だった友は今地元の名医になった。
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芥川賞受賞の傑作。 三部で構成され長・短編6作を収録。 僕が安倍公房にどっぷり浸かってしまった原因の一冊。 第一部の「S・カルマ氏の犯罪」は、 名前を失ってしまった男の話。 現実での存在証明をなくしてしまった彼は、 なぜか裁判にかけられることとなり…。 全6作、すべてしっかり...
芥川賞受賞の傑作。 三部で構成され長・短編6作を収録。 僕が安倍公房にどっぷり浸かってしまった原因の一冊。 第一部の「S・カルマ氏の犯罪」は、 名前を失ってしまった男の話。 現実での存在証明をなくしてしまった彼は、 なぜか裁判にかけられることとなり…。 全6作、すべてしっかりとしたテーマを持った作品ばかり。 純文学の名にふさわしい一冊である。 ただ、ちょっと内容が難しいのだが…。
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