羆嵐 の商品レビュー
こわいは怖い?恐い?野原で読んで!
羆が可哀想だ~、熊を殺すな!、人が熊の聖域を侵している、等々。
野生の実態、恐ろしさを書いた一品。自然や生命はひとつ事では表せない。どんな所だろうと、そこで営み暮らし生きねばならない人がいる。SNSやインターネットを介し、素の性も明かさず遠距離攻撃、誹謗中傷する輩に三度の飯...
羆が可哀想だ~、熊を殺すな!、人が熊の聖域を侵している、等々。
野生の実態、恐ろしさを書いた一品。自然や生命はひとつ事では表せない。どんな所だろうと、そこで営み暮らし生きねばならない人がいる。SNSやインターネットを介し、素の性も明かさず遠距離攻撃、誹謗中傷する輩に三度の飯より前に読め!、と言いたい。
クロニクル
日本の獣害史上最大…
日本の獣害史上最大の事件である「苫前三毛別事件」を描いた作品。3日間のうちに1頭のヒグマが農家12軒を襲い、6人を殺害、3人に重傷を負わせた。飢えたヒグマにとって人間はエサでしかないのか。ヒグマの賢さと執念深さに恐怖する。
文庫OFF
人食い熊と人間との闘…
人食い熊と人間との闘いの話ですが、闘いというより圧倒的な強さで人間が大量に殺されていくのが怖かった。すごく昔の話なのにすごいリアリティがあって、小説の中のおびえる人間と一緒になってビクビクしながら読みました。
文庫OFF
史実であることがすご…
史実であることがすごい。創作ならもっとはでに書けるのかもしれないが実際にあった話となるとまた別。生きながらにして食われる・・そんな人生の終末にお目にかかりたくはない。
文庫OFF
北海道の開拓時代に起…
北海道の開拓時代に起きた、ヒグマ惨劇事件。生きるための土地を求めて原生林を拓き、その土地に根を張るという事が、いかに困難だったかを知る象徴的な事件をリアルに描く。電気も無く、深い漆黒の原生林に細々と暮らす当時を思うと、神を信じるとは、まさに「恐れの心」なのだという事を今更ながら再...
北海道の開拓時代に起きた、ヒグマ惨劇事件。生きるための土地を求めて原生林を拓き、その土地に根を張るという事が、いかに困難だったかを知る象徴的な事件をリアルに描く。電気も無く、深い漆黒の原生林に細々と暮らす当時を思うと、神を信じるとは、まさに「恐れの心」なのだという事を今更ながら再認識する。羆とは森の守り神でもあるのだが現実の羆は火も人も恐れず、一度食らった柔い女人の肉に執着し襲い続ける。そして組織した集団でなく、一人の熊打ち猟師との一騎打ちで終幕へと流れる結末に、命の強さを思う。人と原自然が最初に遭遇する
文庫OFF
大好きな作品。何度も読み返しています。 かなり残虐な描写もありますが。。 最近の熊被害もあり、昔の話だと思わずに 今の人にも読んで頂きたい小説です。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
熊の恐怖感が凄いな~。そして銃を持っている集団でもその恐怖には勝てないんですね。前半は熊にやられっぱなしの村人。被害者の描写が辛い。妊婦さんとか辛い。後半銀四郎の登場から雰囲気が変わって迫力が増した気がする。熊を撃つ場面は良かったな。明治、大正やそれ以前の時代は自然は今より身近で怖い存在だったんだな~。昔みた『リメインズ』って映画はこれがモデルだったのかな。
Posted by
各地で熊害が頻繁に出てる、というニュースを見て、そういえば読んでいなかったなと思い。大正時代に起きた三毛別の熊害事件についてはネットで見たりして知っていたし、矢口高雄の漫画も読んでいたので、既視感はあった。 乾いた筆致のドキュメンタリーで、淡々と事件の推移を追う感じ。最終的に羆を...
各地で熊害が頻繁に出てる、というニュースを見て、そういえば読んでいなかったなと思い。大正時代に起きた三毛別の熊害事件についてはネットで見たりして知っていたし、矢口高雄の漫画も読んでいたので、既視感はあった。 乾いた筆致のドキュメンタリーで、淡々と事件の推移を追う感じ。最終的に羆を倒す猟師の銀四郎を除いては登場人物の描写が少なく、感情移入はできない。それが逆に羆に対抗する手段のない、事件の恐ろしさを際立たせる。人を食うことを覚えた羆は、音や火も恐れない。これはもうどうしようもない。動物愛護論の出る幕のない事件だった。
Posted by
え、もう大惨事はじまったん… 思いの外、事件が起きるのが早い! 展開のテンポ良さと主人公の存在の曖昧さが余計不安を作りだす、短編ながらも濃厚な作りで吉村先生さすが…と舌を巻く。 熊の恐ろしさから浮き上がってきたのは、北海道の自然の奥行き、そして立ち向かう人の営みのタフさと脆弱性。...
え、もう大惨事はじまったん… 思いの外、事件が起きるのが早い! 展開のテンポ良さと主人公の存在の曖昧さが余計不安を作りだす、短編ながらも濃厚な作りで吉村先生さすが…と舌を巻く。 熊の恐ろしさから浮き上がってきたのは、北海道の自然の奥行き、そして立ち向かう人の営みのタフさと脆弱性。 過疎化地帯が熊の出没を期に森と雪に飲み込まれていく…そんな大いなる自然の流れの一幕のようにも見えた。
Posted by
ゴールデンカムイを観てからだと銀四郎のほうが羆に対しての恐怖やリスペクトをよっぽど持っているなと感じた。そういうものへの無知な村の人への対応は銀四郎にも問題はあるが、分からなくもないとは思った。未開の地を切り開き、肥沃な土地に当たるかどうかも分からない。そんなギャンブルのような生...
ゴールデンカムイを観てからだと銀四郎のほうが羆に対しての恐怖やリスペクトをよっぽど持っているなと感じた。そういうものへの無知な村の人への対応は銀四郎にも問題はあるが、分からなくもないとは思った。未開の地を切り開き、肥沃な土地に当たるかどうかも分からない。そんなギャンブルのような生活をしている中で村や部落というものが生まれていくんだなということを感じた。 羆はいつも人間にとっての脅威であり、そしてカムイなんだと思った。太刀打ちできない圧倒的な存在として荘厳な存在ですらあると感じる。熊が全国各地で出没してアレコレ騒がれているが、難しい問題だと思うと同時に、共生していく在り方をこの本を通して改めて考えさせられた。
Posted by
