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山本五十六(上) の商品レビュー

3.9

33件のお客様レビュー

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2009/10/04

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かず。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず 。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」

Posted byブクログ

2009/10/04

うーん・・・ 上巻は太平洋戦争開戦前のエピソードばかりなので何とも(^_^;) 下巻の出来如何によるかな? ただ、今まで持っていた「山本五十六感」とはちょっと違います。読む価値はあるかと。

Posted byブクログ

2009/10/04

読んで感じたこと。 ・近藤泰一郎は一介の在外武官であったため、現地で見て、実感してきたことに基づいて鳴らした日本政府への警鐘が、頭の凝り固まった偉い人たちに受け入れられなかった。 しかし伊藤は自身で外遊したため、麾下の西郷や副島たちの征韓論を退けられた。 上にいる人は、状況が許...

読んで感じたこと。 ・近藤泰一郎は一介の在外武官であったため、現地で見て、実感してきたことに基づいて鳴らした日本政府への警鐘が、頭の凝り固まった偉い人たちに受け入れられなかった。 しかし伊藤は自身で外遊したため、麾下の西郷や副島たちの征韓論を退けられた。 上にいる人は、状況が許せば自身で識見を高めたり現場を視察することが望ましいが、無理なようであれば麾下を送り(信頼できる)、その人の言うことを信頼できるということが必要だと思った。 ・五十六は自分の地位に執着していない。むしろ壮年期には「そろそろ海軍を辞して故郷に帰り‥」などということを考えていた。 嶋田なんかは地位を守るために動いて、結局地位は守れたが国は悪いほうへと進んでしまった。 五十六は優先すべきものをわきまえていた。結果はちゃんとついてきた。岡田も米内も、五十六を中央へ戻そうと運動をした。 扇さんもはじめ、やりたくもない大臣に就けられたせいもあって職に全く執着せず言いたいことを言って、かえって支持を集めた。 自分の命、ましてや地位・学歴などは全く取るに足らないものと心得た人でありたい。 ・東郷平八郎のように手柄があったとしても、決して聖将などと言われて自分を見失ってはいけない。驕ってはいけない。 千里馬は常にあるのだから、自分が伯楽になるよう努めなければいけない。 いつも心を謙虚に保てば、田沼のように目下の人の正論を受け入れることができる。 とは言っても、後輩の進言には2種類ある。追従と諫言。 山本五十六の死んだ、あの飛行を止めようとした人々は、ともすれば前者と取れなくもないが、少し考えれば後者であることは明白である。 連合艦隊司令長官が終戦を望んでいるという珍しい状況だったのに、自ら命をなげうっては意味がない。 自分を過大評価したくないのは無論であるが、過小評価も考えものである。

Posted byブクログ