黒地の絵 の商品レビュー
「真贋の森」は面白かった。 「紙の牙」は気分が滅入った。 「空白の意匠」「確証」はそれに追い討ちをかけるかのようにさらに気分が滅入らされた。いずれも特に結末に。 (2015.1.22)
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ハイパーどんより小説。 どれもこれも、心にずっしりくる。好きな話がない。だけど最後まで読んでしまった。これも人間か。人間だな。
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人間の悪意に焦点を当てた作品が多い。戦時中の闇を引きずるような内容が多いが、人の心の弱い部分をリアルに描いており今日でも色あせない。少し人間不信になるかもしれない。
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黒地の絵が読みたかったのでいいのだが、9本中3本の短編が読んだやつで残念。 黒地の絵はやるせない気持ちになった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今更清張でもないが、久しぶりに短編集を読んでみた。表題の一編は占領下朝鮮戦争時に小倉キャンプから脱走した大量の黒人兵が周辺民家を襲った事件を題材にしている。この事件の真偽はわからないが、多分事実に近いのだろう。
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短編集。意外な結末をそっと置いて終わる消化不良的な感覚が残るが、文章はさすがにうまい。2011.9.11
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松本清張の短篇集はいろんなテーマの作品があり読む者を楽しませる。タイトル作でもある、「黒地の絵」読んでいて気持ちのよいものではなかった。そしてなんとも言えない人間の悲しさが伝わってきた。戦争のもたらす異常差とはかなさが充分にせまってくるのである。
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