敦煌 の商品レビュー
シルクロードのロマン…
シルクロードのロマンに目覚めたのはこの小説です。いつの時代も若者は夢を持ち,苦闘するのですね。
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近代における中国にお…
近代における中国における大発見資料は、その昔、誰の手によって、いかなる形でその辺鄙な場所に隠されたのか?最後の最後で、この話が何故このように進められてきたのかが分かる!
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大分前ですが映画化も…
大分前ですが映画化もされました。官吏任用試験に失敗した青年が一人の女性と出会った事から流転する運命を辿ります。史実と絡ませながら描かれています。
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流されるように運命が…
流されるように運命が変転しながらも生きた架空の主人公と、現代で発見された史実につながる。
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歴史小説ながらもすら…
歴史小説ながらもすらすら読めてしまう。そしてなんといっても飽きが来ないのがいいです。
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著者、井上靖さん(1907~1991)の作品、ブクログ登録は4冊目。 本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 官吏任用試験に失敗した趙行徳は、開封の町で、全裸の西夏の女が売りに出されているのを救ってやった。その時彼女は趙に一枚の小さな布切れ...
著者、井上靖さん(1907~1991)の作品、ブクログ登録は4冊目。 本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 官吏任用試験に失敗した趙行徳は、開封の町で、全裸の西夏の女が売りに出されているのを救ってやった。その時彼女は趙に一枚の小さな布切れを与えたが、そこに記された異様な形の文字は彼の運命を変えることになる…。西夏との戦いによって敦煌が滅びる時に洞窟に隠された万巻の経典が、二十世紀になってはじめて陽の目を見たという史実をもとに描く壮大な歴史ロマン。 ---引用終了 壮大な歴史ロマンです。 日本の小説には、中国の宋と周辺国との衝突作品というのは、あまりないように思います。 それ故に、新鮮な感じで、じっくりと堪能させていただきました。
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壮大すぎる舞台設定と奥深すぎる歴史。歴史上消え去った数多い人物を架空で思い描いてストーリーにし、一部を史実に繋げる見事さが際立つ。
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本作の主人公、趙行徳にしても、『天平の甍』の普照にしても、人為を超えた何物かに突き動かされて、結果的に何事かをなしている。何事か、とはここでは仏意の伝承ということになる。さすれば、仏意とは遺伝子の如きものであろうか?
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映画を確かに見たが、覚えているのはラストのシーンのみ。そこまでの長い物語があったのだ。この物語は事実から逆算して井上が創り出したストーリーなのか。すごい。ただ面白いというほどではないな。
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歴史に翻弄され、なりゆきにまかせながら生きる主人公の姿が印象的。 ここまで自分の生き方にこだわりを持たない人はいるのだろうか。。 シルクロードの砂漠の世界に徐々に没入できる作品。
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