発見 の商品レビュー
吉本ばななは好きだけど、エッセイはあんま合わなかったの借りてから思い出した。 全体的に小難しいか滑ってるか、みたいな話だった。 エッセイ…難しいね。
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「発見」をテーマにしたエッセイのアンソロジー。 印象に残ったのは、町田康、伊集院静、藤田宜永。 「(アラブの経済原理は)或る物を欲している人とそれを売りたがっている人の欲望の量の違いによて値段が決められるらしい。旅行者である僕は公共の乗り物に乗るのが不安だから、どうしてもタクシーに乗りたい。つまり、その町に住む人間よりも、タクシーを欲しているのである。それを知っている運転手は、住民よりも旅行者である僕から高く取る。それが当たり前だと思っているから良心が痛んだりしない。 (中略) 京都のお茶屋さんの論理はアラブのものとはまったく違うが、近代の経済原理では成り立っていないところは似ている気がする。」 (藤田宜永「攻める男、誘う女」より)
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ばななさんの棚に並んでいたので何も考えず手に取ったのですが よく見たら小さく『他』とあって 29人の筆者によるエッセイのアンソロジー本でした。 面白いと感じるエッセイもあれば、疑問に感じるエッセイもあり。 個人的には日記のような感じで、あまり発見というようなことはなかったです。
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有名な多くの著者が「発見」というテーマでショートエッセイを綴る。 印象に残った著者は、 『町田 康』鋭い毒舌でおかし面白くテレビについて書いている。 『デビット・ゾペティ』アラスカの土地にいる彼が、自由きままに小さな発見を繰りかえすことに喜びを感じる生き方が素敵。 『山田 太一』...
有名な多くの著者が「発見」というテーマでショートエッセイを綴る。 印象に残った著者は、 『町田 康』鋭い毒舌でおかし面白くテレビについて書いている。 『デビット・ゾペティ』アラスカの土地にいる彼が、自由きままに小さな発見を繰りかえすことに喜びを感じる生き方が素敵。 『山田 太一』60代に突入し、無意味について考える。 日々、小さな発見を見過ごしながら日々暮らしているが、視点を変えれば楽しいことが沢山あって、面白く輝かしくなるのだなと、多くの著者がこの本で教えてくれる。
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誰かおきにいりの作家さんに出会えるかな、 と思い手に取った本。 うーん。 ひとつひとつのエッセイがあっさりとまとまりすぎていて、 こちらもあっさりとしか受け取れなかった。 次は恋愛、とか友情とかテーマ性のあるものにしようかな。
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小川洋子さんの「物語はそこにある」に胸をわしづかみにされた。 小説を書くことは、心ではそんなことはないと思ってはいても、でも頭のどこかでは特別な才能を持った人だけの偉業みたいなものだと思っていた。 小川さんも実は別の観点から「小説を書くことは特別な行為だ」と思っていたそうだ。 し...
小川洋子さんの「物語はそこにある」に胸をわしづかみにされた。 小説を書くことは、心ではそんなことはないと思ってはいても、でも頭のどこかでは特別な才能を持った人だけの偉業みたいなものだと思っていた。 小川さんも実は別の観点から「小説を書くことは特別な行為だ」と思っていたそうだ。 しかし、このエッセイの最後で「特別なことなど何もないのではないか。生涯に一冊の本さえ読まない人でも、一行の手紙さえ書かない人でも、誰でも胸の内に物語を抱えているのかもしれない」 と語っている。 小川さんが大切にしている一冊の本が、小川洋子という有名な作家さえも白紙の原稿用紙に抱く恐怖を和らげてくれたように、 私もこのエッセイによって恐怖を恐怖だと思わなくなっていくのだと思う。
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生きる基本は、自分の手を動かして必要なものを作りあげ自己管理していくことだ。 人の心はいい方向にも、悪い方向にも進化するものだ。もっと自由に伸び伸びと生きたい。 アウシュビッツにも神にいたのか。彼は新たな神を見たのだ。タルムードを学び神へ問いかけ、その答えを自らの魂の底に見つけよ...
生きる基本は、自分の手を動かして必要なものを作りあげ自己管理していくことだ。 人の心はいい方向にも、悪い方向にも進化するものだ。もっと自由に伸び伸びと生きたい。 アウシュビッツにも神にいたのか。彼は新たな神を見たのだ。タルムードを学び神へ問いかけ、その答えを自らの魂の底に見つけようとしたのだ。 アラブの経済原理では、必要な人からはたくさんのお金を取ること、だからぼったくりということはない。 ヒーローというのは遠くから見る分には格好いいけれど、実際に会ってみると憎たらしい奴である。 日本人の多くはインドに行って下痢をするが、それは不潔なものを食べているわけではなくて、香辛料が胃腸に合わないだけなんだ。 インド人はすでに21世紀を生きている。
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吉本ばなな「幼児には言葉も事情も通用しない。一緒にいる時間に全力を注ぐしか伝える術がない。」デビット・ゾペティ「人生は長い偶然の連続でしかないと僕は思う。無数の小さな偶然の集積の上に立って、人々は「今」の空気を吸っている。」小川洋子「読まなければ本はただの本に過ぎないのだが、そこ...
吉本ばなな「幼児には言葉も事情も通用しない。一緒にいる時間に全力を注ぐしか伝える術がない。」デビット・ゾペティ「人生は長い偶然の連続でしかないと僕は思う。無数の小さな偶然の集積の上に立って、人々は「今」の空気を吸っている。」小川洋子「読まなければ本はただの本に過ぎないのだが、そこに書き付けられた言葉たちを一度でも味わったあとには、それは精神の一部になる。」2009/10
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29人の作家の書いた「発見」にまつわるエッセイ。結構ばらならで人それぞれ。好きな作家を探すのには良いかも。 【2007.6.30, library】
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29人もの作家たちが「発見」をテーマに自由に綴ったエッセイ。どれも個性的でバラバラ感が読み易かった。 川上弘美、山田太一、小川洋子のが◎。
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