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禁色 の商品レビュー

4.1

92件のお客様レビュー

  1. 5つ

    23

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2021/02/08

浅田次郎が自身の著作で、禁色について、書いててその内容がめちゃウケたから、いつか読もうと思って忘れてたら、おすすめに出てきた。役立つ〜ひゅ〜

Posted byブクログ

2021/01/21

三島由紀夫作品初読み。初っ端から随分上級者向けの作品を選んでしまった。ミソジニーの老作家・俊輔と男色家の美青年・悠一。二人の邂逅により、作家による女性達への復讐劇が幕を開ける。観念的な心理描写や思想演説に面食らいつつ読了。手狭な男女間の濃密な駆け引きは実に粘着質だった。青春を燻ぶ...

三島由紀夫作品初読み。初っ端から随分上級者向けの作品を選んでしまった。ミソジニーの老作家・俊輔と男色家の美青年・悠一。二人の邂逅により、作家による女性達への復讐劇が幕を開ける。観念的な心理描写や思想演説に面食らいつつ読了。手狭な男女間の濃密な駆け引きは実に粘着質だった。青春を燻ぶらせた俊輔の傀儡となった悠一は徐々に自我へと目覚め、対する俊輔は悠一の絶対的な美に魅入られる。物語の終盤で二人は対峙するが、俊輔の【作品】に賭ける執念が悍ましい結末を生む。論理を持ち出せば人は如何様にも己を欺けてしまうのだろうか。

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2019/11/22

あー疲れた。やっと読み終わった。何の話しかわからないこともしばしば。けど、結末が気になって頑張ってみた。 結局、意味はわからないまま。誰か解説して欲しい。

Posted byブクログ

2019/11/10

ああ、もっとギリシャ哲学が理解できていれば 登場人物の役割がわかるのになぁ 主人公を中心に回る星座みたいな物語... つまり誰も心も体も近付くことはできない。

Posted byブクログ

2018/12/07

三島由紀夫は初めて。こんなにも色恋と情欲の様を生々しく描けるものかと驚いた。恋の鞘当の描写が素晴らしく、また登場人物全員の恋の仕方がそれぞれ全く異なっており、よくここまで書き分けられるものだと関心した。 ラノベに慣れた目には「誰から見ても気持ちがダダ漏れ」というパターン以外が出て...

三島由紀夫は初めて。こんなにも色恋と情欲の様を生々しく描けるものかと驚いた。恋の鞘当の描写が素晴らしく、また登場人物全員の恋の仕方がそれぞれ全く異なっており、よくここまで書き分けられるものだと関心した。 ラノベに慣れた目には「誰から見ても気持ちがダダ漏れ」というパターン以外が出てくるというだけで大分驚いた。小説の表現能力の凄さを久しぶりに思い出された。 人物がみな人間臭いのも良い。特に老作家のルサンチマンは素晴らしい実在感がある。 ゲイ界隈の描写も真に迫っている。深夜の発展場公園、ルッキズムが支配するヒエラルキー、ことが終わったあとのドライな関係、どれも絶妙ならしさがあってすばらしい。 女性たちが復讐されるだけの相手で終わらないところなど、話運びも最後まで気を抜かせず、本当に面白い作品。

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2018/12/06

男を愛す美青年が色んな人の人生を狂わせていくお話 そんな魔性の男、少し離れたところから観察だけしてみたい

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2018/10/11

夜半「遠くであがる火の手」のモチーフが気になって久し振りに読み始める。まだまだそこまで到達できず。ゆるりと再読中。

Posted byブクログ

2018/09/23

三島のエッセイのような小説です。 男性しか愛せない青年と、女性に復讐をしたい男色家の小説家の話ですが、男性しか愛せない生き辛さが描写されています。 また、世間体で女性と結婚し、子を授かる…まるで三島自身をテーマにした内容です。 もし、この本通りだったら三島は余っ程の生き辛さ、生き...

三島のエッセイのような小説です。 男性しか愛せない青年と、女性に復讐をしたい男色家の小説家の話ですが、男性しか愛せない生き辛さが描写されています。 また、世間体で女性と結婚し、子を授かる…まるで三島自身をテーマにした内容です。 もし、この本通りだったら三島は余っ程の生き辛さ、生きていることの苦痛に耐えられなかったのかな?と推察も出来ます。 この世で一番美しい瞬間は死だと説くこの本は、三島の訴えたいジェンダーの問題と、美意識が一番近くに触れられる一冊だと思います。

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2018/03/07

一生を女性に裏切られてきた老作家檜俊輔は偶然、美青年南悠一に出会う。この青年が女性を愛することができない同性愛者であることを知り、檜俊輔は、この青年を利用して今までに裏切られた女性たちに復讐を行っていくという物語。 読んでてすごいBL小説のような場面もあれば、自分にとって難しい芸...

一生を女性に裏切られてきた老作家檜俊輔は偶然、美青年南悠一に出会う。この青年が女性を愛することができない同性愛者であることを知り、檜俊輔は、この青年を利用して今までに裏切られた女性たちに復讐を行っていくという物語。 読んでてすごいBL小説のような場面もあれば、自分にとって難しい芸術論の話になったりとさまざま。美青年の悠一に男も女も惹かれていく様子はちょっと面白い。 正直に言って、精神と肉体の関係性など重要な部分が自分には少し難解だった…

Posted byブクログ

2017/07/24

三ヶ月も読んでた.長かった.うまいなぁと感心する表現や,比喩,アフォリズムが頻出する.しかし,やっぱり楽しめないんですよね.私には,三島由紀夫は.

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