日本の伝説 の商品レビュー
日本の伝説、ってタイトルを見て想像していたのとちょっと違った。 色んな土地の伝説が書いてあって面白くはあった。 特に、お地蔵さんは子どもと遊ぶのが好きで それを咎めたおとなの方に天罰がくだるような話なんかは興味深い。
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巻頭の「世におくる言葉」、「はしがき」に感動した。ひらがなをたっぷり使って活字でも流れるような文面。であります口調がこんなに柔らかいものになれるとは。ゆったりとやさしい声で語られる高いのぞみに、この国の伝説と昔話とへの心底からの愛着があふれる。 “ 伝説と昔話とはどうちがうか。...
巻頭の「世におくる言葉」、「はしがき」に感動した。ひらがなをたっぷり使って活字でも流れるような文面。であります口調がこんなに柔らかいものになれるとは。ゆったりとやさしい声で語られる高いのぞみに、この国の伝説と昔話とへの心底からの愛着があふれる。 “ 伝説と昔話とはどうちがうか。それに答えるならば、昔話は動物のごとく、伝説は植物のようなものであります。昔話はほうぼうをとびあるくから、どこに行ってもおなじ姿を見かけることができますが、伝説はあるひとつの土地に根を生やしていて、そうしてつねに成長してゆくのであります。雀や頬白はみな同じ顔をしていますが、梅や椿は一本一本に枝ぶりが変わっているので、見覚えがあります。かわいい昔話の小鳥は、多くの伝説の森、草叢のなかで巣立ちますが、同時に香りの高いいろいろの伝説の種子や花粉を、遠くまではこんでいるのも彼らであります。自然を愛する人たちは、常にこの二つの種類の昔の、配合と調和とをおもしろがりますが、学問はこれを二つに分けて考えてみようとするのがはじめであります。”
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日本文学概論で紹介されたので、買ってみました。各地に伝わる伝承をまとめた貴重な本です。すてきな日本語。
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柳田国男の『日本の昔話』を読んだのでこっちも。 200頁あまりでも字詰め・Q数共に今よりぐんと密なので内容のボリュームはたっぷり。 資料性が高く反面物語性は低いので、勉強の一冊。 そういう意味でも図解や資料が転載されて無い文庫本はきつい。 やっぱ柳田国男は全集で集めないとだめじ...
柳田国男の『日本の昔話』を読んだのでこっちも。 200頁あまりでも字詰め・Q数共に今よりぐんと密なので内容のボリュームはたっぷり。 資料性が高く反面物語性は低いので、勉強の一冊。 そういう意味でも図解や資料が転載されて無い文庫本はきつい。 やっぱ柳田国男は全集で集めないとだめじゃ。
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むか〜し、読んだ事がある。本屋さんの文庫コーナーで、薄い本を探して、見つけた記憶。民俗学っていう事も『遠野物語』の事も、まだ知らなかった・・・愛知県の伊良湖岬に『名も知らぬ遠き島より〜』の島崎藤村氏の碑と柳田国男氏の記念碑もあり、見にいった事もあります。
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短い話がいくつもあって、本も薄いし、値段も安い。そんなわけで手にした一冊。 みなさん、「日本の伝説」って知ってますか?私はこの言葉では、ピンときません。ただ、なんとなく日本書紀に近い・・・とゆぅか、神の話とかなんかな〜と思っていました。 まぁ、いくつも伝説があるわけですが、...
短い話がいくつもあって、本も薄いし、値段も安い。そんなわけで手にした一冊。 みなさん、「日本の伝説」って知ってますか?私はこの言葉では、ピンときません。ただ、なんとなく日本書紀に近い・・・とゆぅか、神の話とかなんかな〜と思っていました。 まぁ、いくつも伝説があるわけですが、日本の伝説、一度読んで知ってみるのもありだと思います。
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