意味がなければスイングはない の商品レビュー
ブルース・スプリングスティーン、好きになった。 彼が救いたかった対象、伝えたいことがあった対象は、今やトランプを支持しているんだもんなぁ。 少し虚しさを感じる。 音楽の無力さを証明した一つの事象なのかな… とはいえブルースがボスと呼ばれる所以がわかる。 長生きしてほしい...
ブルース・スプリングスティーン、好きになった。 彼が救いたかった対象、伝えたいことがあった対象は、今やトランプを支持しているんだもんなぁ。 少し虚しさを感じる。 音楽の無力さを証明した一つの事象なのかな… とはいえブルースがボスと呼ばれる所以がわかる。 長生きしてほしい。 ボスの音楽と歌詞は今も僕みたいな若い世代の心を掴んでいるよ。
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2005年の作品。春樹さん56歳。2003年から始まった連載をまとめたものだ。 一度、音楽について書いてみたいと考えていた春樹さん。 この手の音楽評論。 出てくるアーティストを聴きながら読むのが 醍醐味だ。 今作では、 ジャズピアニスト、シダー・ウォルトン。 ビーチボーイズ、...
2005年の作品。春樹さん56歳。2003年から始まった連載をまとめたものだ。 一度、音楽について書いてみたいと考えていた春樹さん。 この手の音楽評論。 出てくるアーティストを聴きながら読むのが 醍醐味だ。 今作では、 ジャズピアニスト、シダー・ウォルトン。 ビーチボーイズ、ブライアン・ウィルソン。 ピアノソナタ17番、シューベルト。 テナーサックスの巨匠、スタン・ゲッツ。 ブルース・スプリングスティーン。 ピアニスト、ゼルキンとルービンシュタイン。 アートブレイキーのウィントン・マルサリス。 スガシカオ。 ピアニスト、フランシス・プーランク。 フォークギターのウディ・ガスリー。 の10編。 ジャンルにこだわらず、幅が広い。 スガシカオ、ブルーススプリングスティーン以外、聴いたことがなかった。 興味深くルーツや人間性を 読みながら聴くことができた。 聴きながら読むことができた。 時に、眠くなりながら、ふむふむと。 春樹さんは、小説家になる前にジャズ喫茶を経営していた。ので、ジャズに造詣が深いのは当然。どうやらクラシックにも相当詳しい。特にピアノが好きなようだ。 「あんまり興味がない音楽を聴く」と言う 貴重な体験ができた。 ロック遍とか、ジャズだけのとかを出してもらいたいものだ。
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ゼルキンとルビンシュタインの話が魅力的。二人の音楽性の違いがエピソードをまじえて書かれている。私はどちらかというとゼルキン派。ルビンシュタインの天才性を表す武勇伝な面白いが。 したがって今日のBGMはブラームスのピアノ協奏曲第2番 それにしても村上春樹さんは音楽を文章に表すという...
ゼルキンとルビンシュタインの話が魅力的。二人の音楽性の違いがエピソードをまじえて書かれている。私はどちらかというとゼルキン派。ルビンシュタインの天才性を表す武勇伝な面白いが。 したがって今日のBGMはブラームスのピアノ協奏曲第2番 それにしても村上春樹さんは音楽を文章に表すという難しい作業を独特の比喩を用いて巧みに行っている。彼もまた天才である。
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・15歳からアルコール中毒、17歳からヘロイン中毒のスタン・ゲッツ。素面で過ごした日々はほとんどなし。ウディ・ハーマン楽団はバンドメンバーの半数がヘロイン中毒。ヘロインによる演奏中の眠気を抑えるためにも薬を服用と、めちゃくちゃである。薬物中毒のミュージシャンの闇の部分も生々しく伝わってきた。
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この本でなんといっても重要なことはスガシカオ。スガシカオと村上春樹がつながっている。(この本以前から知ってはいたけど。) それとウィントンマーサリスの項も興味深い。ある意味かなり厳しく書いてある。
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村上春樹さんの音楽評論。ジャズ、クラシックからロック、Jポップまで幅広い。直接的に音楽について批評するというよりも、アーティストの人生や社会背景との村上さんの私的な関わりを中心に描かれています。指揮者の小澤さんとの対談集でもそうでしたが、村上さんの音楽に対する知識は半端ではないし...
村上春樹さんの音楽評論。ジャズ、クラシックからロック、Jポップまで幅広い。直接的に音楽について批評するというよりも、アーティストの人生や社会背景との村上さんの私的な関わりを中心に描かれています。指揮者の小澤さんとの対談集でもそうでしたが、村上さんの音楽に対する知識は半端ではないし、何よりも音楽に向き合う姿勢が真剣そのもので、本職のアーティストも顔負けなのではないかと。 音楽がBGM化して久しいけれど、かつて自宅のステレオのスピーカーの前で音楽に正面から向き合った経験のある我々の世代(40代以上?)には、特に響くエッセイだと思います。
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スガシカオのことが書いてある、と知って読んでみた。 読めばファンならニコニコ(*^^*) あの村上春樹が、どのようにスガシカオが良いのかを解説している。 村上春樹によってスガシカオのファンである自分の感性が「保証」されたかのように錯覚する気持ち良さ! ウディ・ガスリーの人生についての記述もあり。 私が初めてウディ・ガスリーの名前を知ったのは、専門学校の遺伝学の授業だった。ハンチントン舞踏病(現在はハンチントン病、と呼ぶ。)という、不随意運動、人格変化、認知障害などの症状を起こす遺伝性の神経変性疾患の患者であったと。 ハンチントン舞踏病というなんだか禍々しい病名とともに記憶に残った。 講師の先生は「僕らの世代にとっては有名なミュージシャンなんだけど・・・」と、もっと話を続けたそうだったけど、生徒たちの反応が薄いので、あまり詳しい話はしなかった。 それきりウディ・ガスリーを聞いてみることもせずそのままになっていたけど、このエッセイをきっかけにYoutubeで探してみた。 見つけてはみたものの、英語の歌詞がわからないし、残念だけど、今の私にとっては新しい世界が開くような出会いにはならなかった。 講師の先生や、同時代の人が聞いたウディー・ガスリーはどんなふうに輝いていたんだろう。知りたくてわからないのがもどかしい。 シューベルトやブルース・スプリングスティーンやビーチボーイズのことも書いてある。 スタン・ゲッツも初めて知った。早速聞いてみよう。
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一人の人間がこれだけ多種多様な音楽に同じように造詣深く愛情を持って語れるのか?という疑問を持ちつつ読むうち、やはり章によって強弱があることを確認。ジャズが苦手なので春樹様が想いを熱く語ったそれらの章は残念ながら上の空で読み、恒常的に愛聴しているわけではなさそうなスプリングスティー...
一人の人間がこれだけ多種多様な音楽に同じように造詣深く愛情を持って語れるのか?という疑問を持ちつつ読むうち、やはり章によって強弱があることを確認。ジャズが苦手なので春樹様が想いを熱く語ったそれらの章は残念ながら上の空で読み、恒常的に愛聴しているわけではなさそうなスプリングスティーン・ガスリー・ウィルソンについての章は逆に感動を覚えてしまった。それは多分資料を基に村上フィルターを通したいわゆるノンフィクション・ノベルのような仕上がりになっていたからじゃないかと思う。そしてやはり村上春樹の対象への距離のとり方はとても興味深い。
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村上さん!マニアックすぎる! 中盤にスガシカオについて書いてあるんだけど、村上春樹はスガシカオをここまで深く解釈するんだなと思った。 音楽を味わってる。その姿勢はすごく見習いたい。 それと、冒頭に書いてあったCedar WaltonというピアニストはYoutubeでチェックした...
村上さん!マニアックすぎる! 中盤にスガシカオについて書いてあるんだけど、村上春樹はスガシカオをここまで深く解釈するんだなと思った。 音楽を味わってる。その姿勢はすごく見習いたい。 それと、冒頭に書いてあったCedar WaltonというピアニストはYoutubeでチェックした。 う~ん、確かに染みる演奏するなぁ。ジャズ好きの人、ジャズに興味を持ち始めた人におすすめだと思う。
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読んでいてその音楽を聴きたくなった。その音楽をつくる人のことも掘り下げているのでその人自身にも興味を持った。あめりかという国のことも考えさせられる。村上耳と自分耳はおんなじではないのを踏まえたうえで文庫でも買ってじっくりその音楽を流しながら読みたいとおもういつか。でもこんなに人を...
読んでいてその音楽を聴きたくなった。その音楽をつくる人のことも掘り下げているのでその人自身にも興味を持った。あめりかという国のことも考えさせられる。村上耳と自分耳はおんなじではないのを踏まえたうえで文庫でも買ってじっくりその音楽を流しながら読みたいとおもういつか。でもこんなに人を感じさせ、こんなにあざやかな文章を前にすると、自分耳なんて機能しない。村上耳になってしまう。村上さんがいいっていってんだからいいに決まってる、それがわたしの意見とおもってしまいます。それってどうなの。どうかな~??
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