Op.ローズダスト(下) の商品レビュー
福井晴敏は「亡国のイージス」で興味を持ち、最近読んだ「6ステイン」の短編も面白かったんですが、この「オペレーション・ローズダスト」も代表作候補です。自衛隊の秘密部隊絡みが舞台になるのは共通で、このパターンからイメージチェンジ出来るかが、これからでしょう。 最初は、「亡国のイージス...
福井晴敏は「亡国のイージス」で興味を持ち、最近読んだ「6ステイン」の短編も面白かったんですが、この「オペレーション・ローズダスト」も代表作候補です。自衛隊の秘密部隊絡みが舞台になるのは共通で、このパターンからイメージチェンジ出来るかが、これからでしょう。 最初は、「亡国のイージス」との類似が多くて、しらけた部分もありました。設定を変えただけでキャラは同じじゃないかみたいな。臨海副都心を壊滅させようとするテロ集団。しかし、下巻になると彼らに共感してしまったりする。映画化して欲しいけど、「亡国のイージス」を単なるアクション物にしてしまった轍は踏んで欲しくない。 アクション物が好きな人にはオススメですが、根気がいります。詠み終わるまで長かった(^_^;)
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上巻読んでから8ヶ月放置していたのをようやく読了。仕事に疲れた中年と組織からはずれ気味の優秀な青年という基本構造は相変わらずで、これが「著者の最高傑作」かどうかはわかりません。破壊っぷりは最高レベルでしたが。しかし趣味で日本陸海軍人の自伝読む女が「文章読みにくい」と思うエンタテイ...
上巻読んでから8ヶ月放置していたのをようやく読了。仕事に疲れた中年と組織からはずれ気味の優秀な青年という基本構造は相変わらずで、これが「著者の最高傑作」かどうかはわかりません。破壊っぷりは最高レベルでしたが。しかし趣味で日本陸海軍人の自伝読む女が「文章読みにくい」と思うエンタテインメント小説ってどうなんだ……普通は執筆を重ねるごとにだんだん読みやすくなるのでは。クライマックスの戦闘シーンは読み応えがあって面白いけれど(でも途中で描写長すぎて並河とか朋希の存在忘れかけた)、理想主義的な地の文の臭いが苦手という人はいるでしょうね……すいませんが私にも「新しい言葉」とは響かなかったよ。どんどん大作へと向かう著者の姿とは逆に『川の深さは』のシンプルさが懐かしいです。
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下巻は宿泊研修の真っ最中に宿所までもって行って読んでました。宿泊研修中に読破。最後の終わり方はすがすがしいです。福井マジック。なんだかんだいって私は福井さんの文章大好きですから。
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上巻も下巻もハードカバーで、しかも二冊まとめて買ったら帰りの電車であまりの重さに意識が朦朧としました(笑)。 亡国を読んでいたら、ワンコのくだりやあちらこちらのエピソードに、思わずニヤリとしちゃいますよね。さりげなく出てくるリンクがとてもオイシイ。作家ごとにまとめ読みする人にはオ...
上巻も下巻もハードカバーで、しかも二冊まとめて買ったら帰りの電車であまりの重さに意識が朦朧としました(笑)。 亡国を読んでいたら、ワンコのくだりやあちらこちらのエピソードに、思わずニヤリとしちゃいますよね。さりげなく出てくるリンクがとてもオイシイ。作家ごとにまとめ読みする人にはオイシイなあ、福井氏作品。
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ローズダストを想像するとなんだかうっとりしてしまう。 こちらを先に読んでしまったけど、亡国〜から読んだほうが設定的によかったかもな。
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福井氏の本を読むと、日本という国の行く末をふと考えさせられる。平和にどっぷりつかったのが悪いことなのか、強制的に眼を覚まさせようとするテロリストもどうかと思うが。名も無き人の小さな善意があれば世界は変われるのだという最後がせめてもの救い。
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1人の男が日本という国家に強い信念を持って立ち向かう心があれば、国家、組織の考えも少しは変わることをここに示している気がする。 そして人間らしさというものが強く感じられた。 結局、新しい言葉とは何か・・・。それは使い古されて古いとされてきた言葉を新たな意味を持って新しい言葉...
1人の男が日本という国家に強い信念を持って立ち向かう心があれば、国家、組織の考えも少しは変わることをここに示している気がする。 そして人間らしさというものが強く感じられた。 結局、新しい言葉とは何か・・・。それは使い古されて古いとされてきた言葉を新たな意味を持って新しい言葉に変える。 人は誰でも人の心を動かし、その人の人生に少なくとも信念を染み込ませていくものなんだと、この本を通して思った。
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戦後、安保条約の元アメリカによって与えられた平和。 考える事を忘れた国に起こるテロ。 古い言葉でしか己を語れない国の存在意義は? かなり面白い!★×5つで!!
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学校の図書室にあったのを上下巻飛び付いて借りたのですが、宿泊研修まで持ってっちゃいました。宿泊施設の中で読了、これ読んでなかったら私ブチ切れてたかも・・・(汗)
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変に期待が大きかったのもありイマイチでした。テロリストたちのやってることはあくまで悪として処理して欲しかった。思想はどうあれ。それもあってか、読了後も爽快感を感じるより、首を傾げてしまう部分が多かったです。中年と若者が主人公の組み合わせもいい加減どうなんでしょうか。
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