斜陽 の商品レビュー
一族の転落(?)の様子を書いたものです。会話だけ読んでも何か悲しいものを感じます。太宰氏の後ろ向きな小説、一時はそうでもない作品を書くのですが、私はこのようなタナトスの作品がすきですね。
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戦後の没落貴族(華族)の苦しみと葛藤が描かれた小説です。滅び行く弟とたくましく生き残ろうとする姉。超庶民の私には無縁の世界観ですが、美しいなって感じたのは…文章がとてもキレイだからかなあ…。
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キャラクターが皆象徴的。もう少し、象徴的でなくてしても、おもしろかったかも。主人公のポケーッとしている感じに癒されたりもしました。お酒をめちゃくちゃ高いと思ってるところとか。
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貴族のような母と、それを嫌がって家を出た弟との三人家族の話。凄く好き。弟の遺書がたまらない。忘れられない。日本人の凄さが詰まってる、一生物の作品です。05?
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家族の在り方。 そして、自分という存在の在り方を考えさせられます。そんなものに答えなどないかもしれないけれど。
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これも薦められて読んだ本。 暗い、というイメージが強すぎて手を出していなかったんですが、やっぱり暗かった。でも、句読点の使い方が文章に軽快なリズムを与えてくれてるように思える。それがこの文章が重苦しくない原因になってると思う。表現方法も独特で、しかもきれい。 ていうか、太宰治っ...
これも薦められて読んだ本。 暗い、というイメージが強すぎて手を出していなかったんですが、やっぱり暗かった。でも、句読点の使い方が文章に軽快なリズムを与えてくれてるように思える。それがこの文章が重苦しくない原因になってると思う。表現方法も独特で、しかもきれい。 ていうか、太宰治って古今東西さまざまなところで研究や議論が重ねられてたはずですよね。こんなとこに、しょっぱいレビュー書いて気恥ずかしいです。
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ずっと前に読んで、最近又読み直したら受ける印象が全く違った。びっくり。簡単に言ったら激動の時代に没落していく元華族?のお話なんだけども、母親、娘、息子のそれぞれの人生に太宰自身の思いを重ねずにはいられません。やっぱめっちゃ好き。この話。
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落ちぶれていく様子ですら、悲しいくらい気品があって儚い。 後半まで淡々とゆっくり話が進んでいって、最後一気に加速して展開していくストーリー。
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あたしの人生を変えた本(←や、マジで) 主人公の生き方と、主人公の母親の真なる「気品」は、あたしの永遠のテーマです。 …でもあたしってば結局直治(=主人公の弟)なのよ(笑)
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「戦闘、開始。」 人間は何のために生きる? 恋に、革命のために生きる。 負けない女で生きてやる。
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