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愛する人達 の商品レビュー

3.7

18件のお客様レビュー

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やはり川端康成は短編…

やはり川端康成は短編の方が上手いと感じさせられる。私は専門家ではないので文の上手さの細かいところは分からないが、読み終わった後も思い出すことが出来る小説というものはなかなか無いと思う。

文庫OFF

短編集9作が収められ…

短編集9作が収められています。わたしはそのなかで「母の初恋」が一番よかったです

文庫OFF

2026/01/13

わたしは川端康成が描く女性を「とても綺麗だけど儚い」と評していたけれども、解説にある「悲しいまでに美しい」の方が合ってるなと思った。 時代や男(意図的に嫌なやつにしてるんだろう)が余計に美しさを際立たせている。

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2024/11/26

「母の初恋」 こんなに儚くかなしい愛の告白が、ほかにあるだろうか。 結婚しても何をしても滅びない存在。つまりは永遠。それは雪子にとって幸せなのかもしれないけど、私は読んでいてひたすら苦しかった。 「ゆくひと」 浅間山の噴火の描写がもう…秀逸すぎて…。 文章の美しさで心臓ゴリゴリ...

「母の初恋」 こんなに儚くかなしい愛の告白が、ほかにあるだろうか。 結婚しても何をしても滅びない存在。つまりは永遠。それは雪子にとって幸せなのかもしれないけど、私は読んでいてひたすら苦しかった。 「ゆくひと」 浅間山の噴火の描写がもう…秀逸すぎて…。 文章の美しさで心臓ゴリゴリ抉ってくるの最高としか言いようがない。 ラストの美しさ、切なさにため息が出てしまった。

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2022/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「母の初恋」母子二代の恋…というより母親の方捨てた男に頼るあたりわりと厚かましいな…? 「女の夢」 「ほくろの手紙」 「夜のさいころ」 「燕の童女」 「夫唱婦和」 「子供一人」 「ゆくひと」 「年の暮」

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2022/03/20

 1941(昭和16)年刊。川端42歳の頃に雑誌『婦人公論』に連載された、9編から成る連作短編小説集。  川端康成については、高校生の頃新潮文庫のを11冊買って何となく読み、成人してからは読み返すこともなかったので、かなり久しぶりである。さすがに日本初のノーベル文学賞作家というだ...

 1941(昭和16)年刊。川端42歳の頃に雑誌『婦人公論』に連載された、9編から成る連作短編小説集。  川端康成については、高校生の頃新潮文庫のを11冊買って何となく読み、成人してからは読み返すこともなかったので、かなり久しぶりである。さすがに日本初のノーベル文学賞作家というだけあって、廃版の多い新潮文庫でも、現在もラインナップは残り版を重ねているようだ。  新感覚派の旗を担ったこともある川端の文章は、時折常態とは異なる新鮮な語の選択を見せ、それはよくスパイスのきいた文学的なものであり、大きな起伏も、骨太なストーリーらしきものも欠きつつさりげなく編み出されるこの小説ストリームは、やはり純粋芸術ならではと思われるとともに、日本画的な立ち現れとして作品は辛うじて成立しており、その薄氷の感じは音楽で言うと「現代音楽」に親しいジャンルに属している。  もっとも川端の文体は極限まで彫琢を進めた泉鏡花のそれとは異なり、とても読みやすい。この世代の作家にしてはずいぶんと改行も多めだが、もちろん、今日の退嬰的な「全改行」のエンタメ小説とは違って、その改行の必然性を読み解くことが可能である。また、人物同士の会話も多めで、その会話の妙味がそのまま小説の繊細な感じと一体化してもいる。  このスイスイと読むことの出来るストリームは、何となく小さく穏やかな川の流れのように感じられる。強靱な物語がストリームを突き進む谷崎潤一郎や武田泰淳のような作家とは対照的だし、ゾラやモーパッサンなどに影響された作家たち、所謂自然主義作家や永井荷風などとも異なる。  川端のストリームは鮮烈なイメージに結び付くわけでもなく、やはり日本画的な淡泊さ・かそけさのなかに流れゆく。読者にとっても、それは強いイメージとなって記憶には残らないが、しずかな川岸を歩いたような感触だけが刻まれるかもしれない。  西洋近代小説のモデルと比較すると川端の小説は「未完成」なような、「閉じられない形象」であるが、その閉じられなさが、現実の生のあいだに揺らぎゆく意識の仄めきを顕しているようでもあり、やはりそのぎりぎりのかすかさが、「現代芸術」の危うさを想起させるのである。  全く個人的なことであるが、最後の「年の暮」に登場する戯曲家が抱えている無意識として、 「自作を誰にも読まれたくないという矛盾」(P.213) が指摘される。この箇所が、私も作曲などをこっそりやっていて作物をネットなんぞに公開してはいるものの、確かに「誰にも聴かれたくないような」「外部としての巷のコンテクストには預けたくないような」思いを常々抱いており、まさにこれを「その通り」と実感し、そんな気持ちを川端康成が巧く書いてくれた、と嬉しくなったのである。  もしかしたら川端自身にも、自作についてこんなおもいがあったのだろうか。

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2020/10/02

夜のさいころ ラジオ深夜便文芸館の朗読で楽しみました 静かな夜に聞くのにあってますね その時代に入り込んだ感じになれます 川端康成はあんまり読んだことないですが この物語は特別美化された感じもなく ゆっくり自然な感じがいいですね さいころの目が揃うのはファンタジーかな(^^)

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2020/07/26

全体に淡いなまめかしさが美しさを保ってある、そしてエロティックがはみ出す。それが川端康成の魅力だと思う。

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2018/09/03

女心の繊細な表現が大好きです。少しわからない部分もありますが。時代の違いでしょうか。いや一歩先を行っているような。

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2016/02/16

女の夢 川端康成はどうして こんなに女の人のことがわかるんだろう。 不思議だ。 悲劇のヒロインという言葉があるように 悲劇に酔えるのは女の特権だと思う。 私はなんてかわいそうなんだ、 と悲しんでいると同時に女は そこに美しい夢をみているのだ。 つまらない現実とひきかえにするよう...

女の夢 川端康成はどうして こんなに女の人のことがわかるんだろう。 不思議だ。 悲劇のヒロインという言葉があるように 悲劇に酔えるのは女の特権だと思う。 私はなんてかわいそうなんだ、 と悲しんでいると同時に女は そこに美しい夢をみているのだ。 つまらない現実とひきかえにするように 悲劇は輝きだす。 自分を思って自殺した男のことを思うことで そこに美しい夢を見ようとする女と そういう女の心に気づかないで 現実を見させることで救おうとし 女の心を永遠に失った男の話である。

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