殺しの双曲線 の商品レビュー

西村京太郎(著者)

2009/10/04

この作品を書いていた頃の西村作品はトラベルミステリー一辺倒でなく、バラエティに富んでいて好きです。
この作品はアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」のパロディですが、よく出来ています。
なんと言っても物語の最初に犯人を特定することを暴露すると言う始まり方も（それもトリックの一部ですが）
うまく使われて、これから西村作品に引き込まれました。

2009/10/04

アガサクリスティの「そして誰もいなくなった」を彷彿とさせる名作

俺が生まれる以前にかかれた作品とはとても思えない

斬新なトリックや緊迫した雰囲気
推理小説ではかなりお勧めです

2009/10/04

トラベリミステリを得意とする作者だが、本作品はガチガチの本格ミステリ。メイントリックに双生児を利用してると冒頭で宣言してるのもフェアで良い。変わった展開ではあるが、どこで休息してよいのやらわからぬまま、一気にラストまで読んでしまった。“双生児”と“クリスティ”──そこに敢えて挑む作者のチャレンジャーぶりに大いに感心した。猛スピードで展開した割りに、ラストは少し意外な気がした。丁寧な謎解きとは言えず、若干曖昧さが残る。魅力的な設定なので、本格よりも新本格の方が合っているような気もしないではない。

2009/10/04

●クリスティ女史の名作「そして誰もいなくなった」に、異色の様式で挑戦する本格推理長篇 ●双子おもしろい！おすすめです☆

2009/10/04

クローズドミステリーの中で評価が良かったようなので、読んでみた作品。
２カ所で起こっている事件との関連性が気になりつつ読んでいたが、雪山の方はトリックがわかりやすかった気がする。
後味の悪い終わり方をする気がする。
ミステリーとして読むよりも、読み物として面白い作品。

2009/10/04

見事にやられたよ…。最初のページで完全に引っ掛けられたと分かったのはもう終盤に差し掛かったとき。てかここだったらみんな分かるよね、ってとこでやっと。リーダビリティも高いしページを繰る手が止まらない。

2009/10/04

最初から「これには双子がでてきます」と宣言する西村京太郎の名作。
鉄道ネタばっかりじゃないですよ。