村上龍映画小説集 の商品レビュー
登場人物がみんな無力感と向き合っていた。 そして自然と社会から疎外されていく雰囲気にとてつもなく惹かれてしまった。 常に何かをしていなければならない、これもあれもやりたい、そのためにはこれをこうして、みたいにずっと考えて結局なにもできなくなって自己嫌悪する日々をやっている。 だか...
登場人物がみんな無力感と向き合っていた。 そして自然と社会から疎外されていく雰囲気にとてつもなく惹かれてしまった。 常に何かをしていなければならない、これもあれもやりたい、そのためにはこれをこうして、みたいにずっと考えて結局なにもできなくなって自己嫌悪する日々をやっている。 だからこそこの小説の雰囲気に依存してしまうんだろな。あまりよくないような気がするけど。
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村上龍初めて読んだ。 尖ってる印象。 でも嫌いじゃない。 各章のタイトルが映画になってるのすごくいい。 読みたくなった。 70年代のジャズとかロックとか、映画とか、フィルムとか、そういうのを知りたくなった。
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淡々と重さのある小説です。 映画に絡めつつ主人公の恋愛模様を時間を交差させつつ追いかけつつ、、 登場する映画にもあまり思い入れがないせいもあってか サラっと終わってしまいました。
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福生での生活は今思い出してもぞっとすると自らのたまうとおり、限りなく透明に近いブルーに近い残酷さも垣間見えるが、ストーンズやドアーズの鳴り響く、オイルショック前の東京の空気感、若さゆえの虚無感が心地よい。体験しているように感じさせてしまうからか、ページ数は多くないのに濃い。時系列...
福生での生活は今思い出してもぞっとすると自らのたまうとおり、限りなく透明に近いブルーに近い残酷さも垣間見えるが、ストーンズやドアーズの鳴り響く、オイルショック前の東京の空気感、若さゆえの虚無感が心地よい。体験しているように感じさせてしまうからか、ページ数は多くないのに濃い。時系列ではない順番、励ましにも似たラストも絶妙。
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背表紙のあの短い文章を読んだだけで頭を殴られたみたいな気持ちになって読んだ。村上龍の中で一番好き。ケンジが感じたことを、それはめちゃくちゃ汚くて美しいものを分けてもらっていいのか戸惑うくらいだった。もらった言葉を分けてもらっていいの?という気持ち。もう逃げる場所なんてどこにもない...
背表紙のあの短い文章を読んだだけで頭を殴られたみたいな気持ちになって読んだ。村上龍の中で一番好き。ケンジが感じたことを、それはめちゃくちゃ汚くて美しいものを分けてもらっていいのか戸惑うくらいだった。もらった言葉を分けてもらっていいの?という気持ち。もう逃げる場所なんてどこにもない、用事のない生き方をすること。言葉が全部脳に差し込まれていく感覚があってズタズタに傷つけられながらラストシーンを読んだし思い出すとまたズタズタになるけど、うれしかった。こういうのを読んでちゃんと傷つけてよかった。
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退廃的な日々に刻まれた「このとき、ここで、この映画を観た」という記憶。 誰かと、ときには一人で。 なんでもない話の中にある物語の呼吸?間合い?何かわからないものに胸が詰まる。 数行の言葉に目が反らせなくなる。 何故だろう。 それはタイトルの通りこれが村上龍自身の物語だからなのかも...
退廃的な日々に刻まれた「このとき、ここで、この映画を観た」という記憶。 誰かと、ときには一人で。 なんでもない話の中にある物語の呼吸?間合い?何かわからないものに胸が詰まる。 数行の言葉に目が反らせなくなる。 何故だろう。 それはタイトルの通りこれが村上龍自身の物語だからなのかもね。
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ちょっと、びっくりした。 数行の文に目が惹きつけられて、離せなくなった。先を読もうとしても、目が離せなくて進めなかった。 文の綺麗さに感動したのでもなく、感情を掴まれてぎゅうっとなったのでもなく、どきどきしたのでもなく、ただただ目が離せなかった。こんなことは初めてだ。
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あくまで短編集。 69から限りなく透明に近いブルーをつなぐ物語になっている。 それは興味深かったが一編一編の冒頭がいつも同じ繰り返し。ここは単行本用にしっかり編集してほしかったな。 映画に関しては(おそらく)古い映画すぎて特に興味が持てなかった。
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個性って既に持ってるものとか、発信したり表現したりする方法だったりするのかなって思ってたけどそれだけじゃなくて、ものの受け取り方とか新しく生まれる感情にも個性がある。それがこの小説を通して、(解説を含めて)、私が感じたこと。
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大好きで何回も読んでいる。一話ずつの長さも読み切りやすい。連載ものだったためか、話が重複もするが、繰り返しながら収束するようで好き。
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