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阿Q正伝 の商品レビュー

3.2

27件のお客様レビュー

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2013/04/16

魯迅という名前には、なにか 偉大な輝きがある。 中国の貧困さ、物質的、精神的、人間的  なものに対して 優しい目で見ている。 その卑屈さと思想のなさを見事に描いてくれる。 しかし、残念ながら 励まし 進歩のモメントが 無いように思えるのだが。

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2012/11/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

魯迅がどんな物語を書いたのか、気になって読んだ本。 正直、あまりよく分からなかった。 こちらの思慮不足なのかもしれないが。 また、折を見てチャレンジしようとおもう。

Posted byブクログ

2012/11/24

社用車のオイルを交換して貰はうと思ひ、馴染のガソリンスタンドへ行きました。時間がかかるので、店内で待てといふ。まあいつものことですが、今回はなぜか余計に時間がかかりました。 おかげで『阿Q正伝』を読む時間がたつぷりとあつたのであります。 阿Qの正伝を書かうと発心した「私」ですが...

社用車のオイルを交換して貰はうと思ひ、馴染のガソリンスタンドへ行きました。時間がかかるので、店内で待てといふ。まあいつものことですが、今回はなぜか余計に時間がかかりました。 おかげで『阿Q正伝』を読む時間がたつぷりとあつたのであります。 阿Qの正伝を書かうと発心した「私」ですが、彼の正確な名を知らない。人は阿Queiと発音してゐるが、どんな漢字を当てるのか分からないので、結局「阿Q」と表記する、と弁明してゐます。 この阿Qは、庶民の中でも最下層に属する存在として描かれてゐて、辛いのであります。まあ何かと虐げられる。読者の不快感を和らげるためか、文体は諧謔調で、ふざけてゐるとさへ言へませう。結局彼は(辛亥)革命の被害者と申せませう。 そのほか八編の短篇が収録されてゐます。第一作品集『吶喊』からの選が多い。 なかんづく「狂人日記」は衝撃的ですな。発表時の背景を以ると、当時の読者の反応のほどがしのばれます。 そのほか「藤野先生」「眉間尺」「孤独者」など。時代背景を予習して読むと、更に理解が深まる傑作群であります。 http://ameblo.jp/genjigawa/entry-11410783453.html

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2012/04/29

読みました。 時代背景と中国史に関する自分の知識が浅く、内容を楽しむレベルまで届かなかった。要再読。

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2012/04/17

阿Q正伝を含む9作品を収録。 支那では、昔から人肉を食す戦争文化があるらしい。 読んでいて、楽しい気分になる本ではないなあ。

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2012/04/16

文学史で魯迅を扱ったときにどんな話なのか気になっていて、やっと読むことができた。 途中で、あれ?と頭が展開についていけなくなることもあったがそのまま読んでしまったので消化不良気味。

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2012/02/18

太宰治「惜別」を読んだので「藤野先生」も読もうと購入。 面白さでは「眉間尺」が一番ですね。日本の常人の発想では書けない小説です。

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2012/01/17

中学のときに、言葉にできないほどの衝撃を受けた阿Q正伝。久々に手に取ってみたのですが、なぜか凡庸な作品に思えて、読書中ほとんど高揚しませんでした。 なぜなんだろう?大人になって繊細に行間よ読み取れなくなっているのか? 中学生の感受性は揺り動かしても、大人にはきかないのか? 世界の...

中学のときに、言葉にできないほどの衝撃を受けた阿Q正伝。久々に手に取ってみたのですが、なぜか凡庸な作品に思えて、読書中ほとんど高揚しませんでした。 なぜなんだろう?大人になって繊細に行間よ読み取れなくなっているのか? 中学生の感受性は揺り動かしても、大人にはきかないのか? 世界の魯迅大先生の作品ですから、僕の読み方がよくなかったのかもしれませんね。 阿Qの他にも、狂人日記/藤野先生など名作と評判の高い作品も収録。 ただ、どの作品も文学的感動は皆無といった感じでした。

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2011/12/18

狂人日記。悪夢のような自己暗示にかかっている。その時代、その状況によっては、ありえない思い込みとも言えない。 故郷。親、子の第と重ねて描かれている。そんなさみしさに、次は出会わず済むといい。ずっと同じ目線で。 阿Q正伝。うらやましくなるほどポジティブだ。しかしその楽観的な部分が彼...

狂人日記。悪夢のような自己暗示にかかっている。その時代、その状況によっては、ありえない思い込みとも言えない。 故郷。親、子の第と重ねて描かれている。そんなさみしさに、次は出会わず済むといい。ずっと同じ目線で。 阿Q正伝。うらやましくなるほどポジティブだ。しかしその楽観的な部分が彼に禍をもたらす。その気性により彼は混じり気なく彼らしく活き、そして終わりを迎える。ここまで一貫して活きられるなら、それもユニークで芸術的な生き方だ。

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2011/06/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人間の世界なんてこんなもの。 大きな枠組みの中で翻弄される小さなコミュニティー。その小さな枠組みの中でで翻弄される個人。革命ってなんだろう?思想ってなんだろう?人の優劣って?当時の中国の様々な人間社会の問題を淡々と描いている。でもそれは人間社会の普遍的な問題でもあるのかもしれない。なんて思ったり。

Posted byブクログ