白と黒 の商品レビュー
現代的な団地で起きた…
現代的な団地で起きた殺人事件を金田一耕助が捜査する。ラストのユーモアが作者らしくて笑える。
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白と黒・・・この不可…
白と黒・・・この不可解な意味が最後に解るが、この作品を読むまでは自分の知識になかったのだが、意味が解ると感心?してしまった。特に自分たちの産まれる前の時代の言葉や、単語。時代背景がとても興味深いものだ。何人かの作家の小説を読んでいるが、この作品のようなものはまだ私は見たことがない...
白と黒・・・この不可解な意味が最後に解るが、この作品を読むまでは自分の知識になかったのだが、意味が解ると感心?してしまった。特に自分たちの産まれる前の時代の言葉や、単語。時代背景がとても興味深いものだ。何人かの作家の小説を読んでいるが、この作品のようなものはまだ私は見たことがない。金田一シリーズは全巻揃えたいと今は思っている程、横溝正史の作品はハマる!!
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金田一もの。表紙の白…
金田一もの。表紙の白い女性と黒い女性のイラストが良いです。舞台は現代的で、田舎を舞台にした作品とは違った魅力があります。
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因習の残る閉鎖的な村や島を舞台とした過去の名作と異なり高度経済成長期の、当時最新の団地を舞台に怪文書が横行し様々な住人が複雑に絡み合う人間関係の中で起こる連続殺人。今読むとこれはこれで昭和レトロ感があって良い。微妙にエログロさも残る。
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戦前と戦後の人間が違うことが描かれているように、戦後すぐと令和の人間は全く違うと感じた。現代を生きる人にはあまり解けなさそうな事件になってることや、貞操や家庭意識について、当時はそんなんだったんだなーと知られたことが面白かった。
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最初の殺人から犯人逮捕までめちゃめちゃ長かった。今まで、大作ものだと何人も犠牲者が出ていた印象があったが、今回は最後らへんで幾人か出てくるというものだった。誰が犯人なのか最後の最後まで分からなかったが、謎解きがあまりにも長かった笑 あと、白と黒に同性愛の意味があったということ、戦前戦後にそういう事情があったことは知識になった。
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正確に書くと星3.6。 今回もしっかり中身が詰まって話が進んでいって、そこだけで面白かった。 ストーリーの方は、事件に見たことないもの、知らないものが使われていてイメージしにくかった。 横溝正史さんのミステリーって死ぬ人多くない?発狂する人も絶対出てくるイメージ。 あと時代が違うから仕方ないけど、同性愛に対する価値観が嫌いだな。
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横溝正史のミステリ作品集『白と黒』を読みました。 『人形佐七捕物帳 新装版』、『悪魔の降誕祭』に続き横溝正史の作品です。 -----story------------- 平和そのものに見えた団地内に突如、怪文書が横行し始めた。 プライバシーを暴露した陰険な内容に人々は戦慄! ...
横溝正史のミステリ作品集『白と黒』を読みました。 『人形佐七捕物帳 新装版』、『悪魔の降誕祭』に続き横溝正史の作品です。 -----story------------- 平和そのものに見えた団地内に突如、怪文書が横行し始めた。 プライバシーを暴露した陰険な内容に人々は戦慄! 金田一耕助が近代的な団地を舞台に活躍。新境地を開く野心作。 ----------------------- 地方の村や大家族、風俗的な舞台などが多かった金田一耕助シリーズが現代の団地を舞台にした長篇作品です。 1960年(昭和35年)10月11日、金田一耕助は、古いなじみの元ホステス・須藤順子の案内で、彼女の住む日の出団地を訪れた… 近頃団地内に怪文書が出回っており、それが順子を悩ませているという、、、 Ladies and Gentlemenという書き出しで始まるその文書は活字を切り貼りして作られており、順子の夫・達夫に宛てて順子の不倫を暴露したものだった… 一方その頃、団地内のダストシュートで女の変死体が発見され、身につけた物から女は団地に隣接する洋裁店・タンポポの主人と見られたが、塗装用タールの下敷きとなっていたため、その容貌がわからなくなっていた……。 眼前で起きた恐ろしい殺人に団地の人々の恐怖は頂点に達する…… 謎のことば「白と黒」の持つ意味とは? 団地という現代都市生活特有の複雑な人間感情の軋轢と、葛藤から生じる事件に金田一耕助が挑戦する!! 怪文書を作成・送付した人物、殺人を犯した人物、遺体を隠した人物… それぞれが、異なる動機で犯罪を犯していたので、単純な殺人事件が複雑怪奇な事件に変貌していたんですねー 新興団地を舞台に金田一耕助が活躍するという意外性も印象的で面白かったですね。
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前年から1961(昭和36)年に連載終了。これまでに読んできた横溝正史作品は戦前から戦後間もない頃の作品ばかりで、映画化もされた有名作はその頃のものが多いようだが、果たして後年の作風はどんな感じだろう? そう思ってとりあえず読んでみた。 本作の舞台は1960(昭和35)年の東...
前年から1961(昭和36)年に連載終了。これまでに読んできた横溝正史作品は戦前から戦後間もない頃の作品ばかりで、映画化もされた有名作はその頃のものが多いようだが、果たして後年の作風はどんな感じだろう? そう思ってとりあえず読んでみた。 本作の舞台は1960(昭和35)年の東京で、5階建て20棟から成る当時としては巨大な新築団地である。団地住まいという新しい生活様式がにわかに出現してきた時代と思われる。作者自身がこの新しさについて簡潔に指摘している。 「日本全国にニュー・タウンとよばれる団地が、ぞくぞくと建設されるにしたがって、そこに居住するひとたちの社会心理学というものが、ちがごろ問題になってきている。 団地という従来にまったく見られなかったタイプの住居と、そこにおける生活が日本人の社会心理に、どのような影響をおよぼすだろうかということは、これからますます必要になってくる研究課題にちがいない。」(P.63) 東京の都市化による必然的な心身まわりの激変のプロセスが見られたのであろう。団地の生活という密室の孤独化は、確かにこれより昔の「長屋」生活とはまったく異なるものであったが、この作品で描かれているのはまだそのプロセスの入り口あたりのようだ。分厚い壁によって隣の世帯とは隔絶しているが、電話はまだ各戸に敷かれておらず、敷地内の公衆電話を共用するかたちであった。 そのうえ、近所の世帯同士がそれなりに交流しあっている様子が描かれている。この様はたぶん、その後出現する「ママ友社会」とは少し違う、「隣近所」のつきあいの状態だったとおぼしい。 だが、戦後間もない時代に横溝正史が『八つ墓村』『獄門島』『犬神家の一族』等の名作で描いてきたのは、田舎の地主的な大所帯に、大勢が同居しているような家庭生活であって、それゆえに沢山の容疑者や、複雑に絡み合う愛憎関係が物語を支え、推進してきたのだった。 しかし本作のような「団地」社会では、そこまで密接な人間関係は自然には成立しがたい。そのために本作では緊張感を欠いたゆるさや、わざと込み入らせたような不倫関係の導入が目立つように思った。 特に真ん中辺りではすっかり緊張感が失われていて、横溝作品を読んでいて初めて退屈を感じた。団地の関係者たちの様々な場面が牧歌的に描かれ、殺人事件という緊迫が鈍らされてしまっている。 ところが本作では最後の方になって、やけに性的関係の露出が強烈に描かれている。この作品が、私の知る限りではテレビドラマ化されていないようなのは、恐らく、この性テーマゆえに扱いがたかったからではないか。 この最後の部分、昔には書き得なかったものではないかと思われ、大変興味深かった。この主題がもっと作品全体に浸透して緊迫感をもたらせば、さらに面白い小説になったのではないかと思う。
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平和な新興団地を騒がしている怪文書事件。銀座の街でたまたま出会した順子に連れられ問題の団地へ向かった金田一耕助。順子のところに送られて来た怪文書は、以前働いていたラウンジでの話と愛人のことが記されていた。そして、まだ開発中の団地で事件は起こる。タールに頭を突っ込んだ状態で商店街で...
平和な新興団地を騒がしている怪文書事件。銀座の街でたまたま出会した順子に連れられ問題の団地へ向かった金田一耕助。順子のところに送られて来た怪文書は、以前働いていたラウンジでの話と愛人のことが記されていた。そして、まだ開発中の団地で事件は起こる。タールに頭を突っ込んだ状態で商店街で仕立て屋を営むママが死んでいた。そして、行方不明のままの順子の夫。怪文書は誰がなんの目的でばら撒いたのか。 昔の団地ってかんじでよかった。もう怪文書の謎とママの謎が最後まで分からなかったし、怪しい人いっぱいいるしで面白かった。だけど、ちょっと長かったなぁ。読みのに時間がかかってしまった。 2021.4.7 読了
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