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もりのかくれんぼう の商品レビュー

4.4

59件のお客様レビュー

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2024/11/16

 女の子「けいこ」のシックな装いと、一面黄色く色付いた森がよく似合う、その風景は、まさに今が読み頃といった秋の美しさを満喫できる。  不思議な世界とは、いつどこで出会うのか分からない、そんなワクワク感が漂うのは、ちょうど「かくれんぼ」をしたかったけいこにとって、まさにベストタイ...

 女の子「けいこ」のシックな装いと、一面黄色く色付いた森がよく似合う、その風景は、まさに今が読み頃といった秋の美しさを満喫できる。  不思議な世界とは、いつどこで出会うのか分からない、そんなワクワク感が漂うのは、ちょうど「かくれんぼ」をしたかったけいこにとって、まさにベストタイミングだったからに他ならず、そこで出会った、まるで木の枝のような男の子「かくれんぼう」が動物たちを呼び寄せてくれたことで、夢のかくれんぼが始まる。  読み手も一緒に隠れた動物たちを絵の中から探すことができる楽しみは、安野光雅さんの「もりのえほん」を簡略化した秋バージョンといった印象があるものの、ここではお話の流れとしてそうしているのと、かくれんぼが得意なけいこがちゃんと全員見つけてくれることから、答え合わせもできるすっきり感や(どこにいたのかもちゃんと分かる)、共に探してくれる子どもがいる心強さがあることが、いちばんの違いだと思う。  それから、林明子さんの絵に感じさせる親しみやすいスタンダードな一面は、1978年作ということもあってか、ちょうど私が幼い頃の当時の社会の様子や空気感まで鮮明に再現したような(けいことお兄ちゃんの服装もそう)、私の記憶の奥底に眠っていた潜在的なものを呼び覚ませてくれたノスタルジーもあり、またそこに別の感情が加わるのは、けいこがふいに訪れた不思議な世界についての真相であり、かくれんぼうや動物たちもきっと、けいこのようにかくれんぼがしたくてたまらなかったのではないかと思わせるものが、そこに漂っていたのだと思うと、たちまち切なさが募る。  しかし、お話を読み終えた後に改めて表裏の表紙を見ると、まだかくれんぼは終わっていなかったことを、そっと読み手に教えてくれて、人間と自然の共存のあり方についても考えさせてくれる、末吉暁子さんのお話であった。

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2024/10/14

もりのかくれんぼう。林明子先生の絵が作品をより幻想的な空間に導いている。 安野光雅先生の作品を彷彿とさせる好きな絵本でした。 作品の言葉遣いにも魅力を感じることができる。 『口をとがらせて…』の言葉と、主人公の寂しげな後ろ姿が作品の始まりを印象づけている。

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2024/10/08

動物が森の中でかくれんぼしてます。 意外と難易度が高く、2歳半の娘は探すのにかなり時間がかかりました。 動物を探すのが好きみたいで、よく読み聞かせリクエストされます。 ◾︎first read:2歳半

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2024/02/15

図書館本。かくれんぼうの初登場シーンでは、兄弟そろって心底驚いていました。読み聞かせをしながら、絵の中に隠れている動物たちを探したり、どんな子でも夢中になって物語にのめり込める素晴らしい絵本だと思います。

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2024/01/01

タイトルからも予想できるように 途中かくれんぼをするので 探し絵が楽しめるのだけど その探し絵が思ったより難しくて 子どもの食いつき度が爆上がり♪

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2023/12/01

私自身、小さい頃大好きだった絵本。 1年生はやはり興味津々に聞いてくれる。大型絵本で10月11月ごろに読むと良い。 かくれんぼうしている動物を見つけるので、結構読み聞かせには時間がかかる。20分くらい見てもいいかも。 「かくれんぼう、どこかにいるかな?」や最後のページも「あ、あそ...

私自身、小さい頃大好きだった絵本。 1年生はやはり興味津々に聞いてくれる。大型絵本で10月11月ごろに読むと良い。 かくれんぼうしている動物を見つけるので、結構読み聞かせには時間がかかる。20分くらい見てもいいかも。 「かくれんぼう、どこかにいるかな?」や最後のページも「あ、あそこにいる!」など絵本の世界に入り込んでいた。 全員に絵本が見えるように立って回る必要があるが、どの子にもヒットする。流石の名作。

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2023/06/03

小さい時に母がよく読んでくれた。 男の子が隠れているのが怖くて、でもくまさんには触りたくて♡ 懐かしくてもう一度読んでみたいなあ。

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2023/03/04

【あらすじ】 家へ帰る途中、幼いケイコは見知らぬ森にまよいこみ、動物たちと大好きなかくれんぼをします。抜群に楽しいかくし絵の絵本。 ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆ 私が子どもの頃大好きだった絵本です。図書館で偶然発見し、約30年ぶりに読みました。息子にも読み聞かせ...

【あらすじ】 家へ帰る途中、幼いケイコは見知らぬ森にまよいこみ、動物たちと大好きなかくれんぼをします。抜群に楽しいかくし絵の絵本。 ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆ 私が子どもの頃大好きだった絵本です。図書館で偶然発見し、約30年ぶりに読みました。息子にも読み聞かせし、世代を超えて楽しみました。 林明子さんの描く小さな女の子と、広くて不思議な、一面黄色の秋の森がとても印象的です。一度見たら一生忘れられない心の風景になること間違いなしです。現実世界に戻ってきたとき、ちょっと切ない気持ちになります。また、絵の中に隠れた動物たちを探すゲーム要素もとても楽しめます。 ちなみに、主人公の「けいこ」という名前に時代を感じたので発行年を見てみたところ、なんと1979年でした。40年以上前に生まれた本だったんですね。これからも残っていってほしい名作です。

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2022/11/18

2022年11月16日(水)朝学 5年B組 隠れた動物たちもよく見えるようにと、大型絵本を借りてきました。 どの学年でも、大型絵本を出すと、「うわ~、大きい!」と喜んでくれるのでうれしいです。 秋の森の色がとてもきれいな絵本。 子どもたちも、たっぷり楽しんでくれました。 かくれん...

2022年11月16日(水)朝学 5年B組 隠れた動物たちもよく見えるようにと、大型絵本を借りてきました。 どの学年でも、大型絵本を出すと、「うわ~、大きい!」と喜んでくれるのでうれしいです。 秋の森の色がとてもきれいな絵本。 子どもたちも、たっぷり楽しんでくれました。 かくれんぼうや動物たちを真剣に探して、見つけると大喜びな子どもたちの様子に、頬が緩みました。 (読み手:K)

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2022/09/07

お兄ちゃんを追いかけていった先で、不思議な秋の森に迷い込んだけいこ。そこで〈かくれんぼう〉を名乗る少年と出会い、森の動物たちも一緒にかくれんぼをすることに。 隠れている動物たちとかくれんぼうを見つけるのが意外と難しいw6歳の息子と夢中になってページを凝視していると徐々にチラホラ見...

お兄ちゃんを追いかけていった先で、不思議な秋の森に迷い込んだけいこ。そこで〈かくれんぼう〉を名乗る少年と出会い、森の動物たちも一緒にかくれんぼをすることに。 隠れている動物たちとかくれんぼうを見つけるのが意外と難しいw6歳の息子と夢中になってページを凝視していると徐々にチラホラ見えてくる面影や輪郭の線。それでもなかなか見つからないものもあり、次のページで答えがわかる度に林明子さんが描く秋色の森に紛れ込むカムフラージュの巧みさに感嘆。 最後に漂う一抹の寂しさも含めて秋の雰囲気をたっぷり味わえた。

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