「タバコは百害あって一利なし」のウソ の商品レビュー
今日のタバコ•バッシングについて、種種のアプローチから検証している本。 統計の見方、近代医学の考え方、マスコミの喧伝の仕方などなど、面白いなと思う内容が多い。 断言するような表現が殆どない点に好感がもてる。
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現代のタバコは害の部分があからさまに強調されてて、研究結果に恣意的なものが多いっていう主張はもっともであるが、あからさまな擁護が多く、筆者が元JT社員であることを隠しきれていない。第3者視点に立てないのならばいっそのことタバコの利を主観的に強弁してもらった方がまだ面白かったろうに...
現代のタバコは害の部分があからさまに強調されてて、研究結果に恣意的なものが多いっていう主張はもっともであるが、あからさまな擁護が多く、筆者が元JT社員であることを隠しきれていない。第3者視点に立てないのならばいっそのことタバコの利を主観的に強弁してもらった方がまだ面白かったろうに…。結局自分が吸いたいから守りたいっていうのが見え隠れしていてなんともカッコがつかない一冊になってしまっている。今吸ってる人達はともかく、これからの世代にどうしていくべきなのかを語って欲しい。
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[ 内容 ] タバコは予防できる最大の死の要因! タバコの侵略的性格が受動喫煙の害を生み出す! タバコは依存性があるから喫煙者は病人! それどころか喫煙者は無用な社会的コストをかけている! ―なぜここまでタバコはバッシングされる存在になったのか? 拡大し続けるタバコ有害論の根拠を...
[ 内容 ] タバコは予防できる最大の死の要因! タバコの侵略的性格が受動喫煙の害を生み出す! タバコは依存性があるから喫煙者は病人! それどころか喫煙者は無用な社会的コストをかけている! ―なぜここまでタバコはバッシングされる存在になったのか? 拡大し続けるタバコ有害論の根拠をいま一度問うため、疫学・近代医学観・歴史・産業などさまざまな角度から喫煙と健康の問題を照射。 そのうえで、なかったことにされている喫煙の効用を改めて検証する。 「なぜ人はそれでもタバコを吸うのか」の答えがここにある。 [ 目次 ] 第1部 なぜ「百害あって一利なし」といわれるようになったか(こうしてタバコ・バッシングは拡大した たばこ好きの国民が世界一長寿 「近代(西洋)医学」というパラダイム すべてはアメリカから) 第2部 「害」あるものには「益」がある(人はなぜたばこを吸うか 日用品化したシガレットの功罪) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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完全に「題名負け」の一冊。この本の論点は単に「一利もない(=禁煙ファシズム)」というのは言いすぎでしょう、という程度のもので、決して愛煙家に胸を張って喫煙させるほどの理論的根拠を与えてくれるものではない。喫煙にもこれまでの常識を覆すほどの効用があった!というような「ウソ」の暴き方...
完全に「題名負け」の一冊。この本の論点は単に「一利もない(=禁煙ファシズム)」というのは言いすぎでしょう、という程度のもので、決して愛煙家に胸を張って喫煙させるほどの理論的根拠を与えてくれるものではない。喫煙にもこれまでの常識を覆すほどの効用があった!というような「ウソ」の暴き方ではなく、感覚的・情緒的な効用があるという程度の、喫煙者なら誰もが言いそうな効用を精神科医や解剖学者、哲学者の著作からの引用をパッチワークして論文らしくしたもの。海外の禁煙運動の素描を通して、禁煙運動の極端に走る傾向を再考できるかもしれないが、近代西洋医学やアメリカを批判する展開も“今さら”というか”ありきたり”というか、批判の矛先もやや散漫な印象。断言を避ける表現も何ヵ所か見られ、説得力に乏しいが、キセル・パイプに比べタバコが吸引や携行の点で簡便で大衆化したことからTPOを失いやすく喫煙者のマナーが問われやすいという高田公理氏の指摘の紹介は参考になった。「あとがき」から読んでみて、読み続けるかどうか判断されたほうがいい。大学生の卒論として読むなら楽しめるのでは。
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