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Fake の商品レビュー

3.2

74件のお客様レビュー

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2011/10/22

 美術力はあるが、その他の学科がてんでダメな浪人生・西村昌史が父親・一穂と共に、宮本が所長をつとめる興信所にやってきた。依頼は東京芸大になんとしてでも受からせてほしいということ。なぜか以前、宮本が同じように第三者のカンニングに手をかした過去があることを宮本親子は知っていたのだ。ど...

 美術力はあるが、その他の学科がてんでダメな浪人生・西村昌史が父親・一穂と共に、宮本が所長をつとめる興信所にやってきた。依頼は東京芸大になんとしてでも受からせてほしいということ。なぜか以前、宮本が同じように第三者のカンニングに手をかした過去があることを宮本親子は知っていたのだ。どうしてもという依頼を断りきれず、宮本は再度カンニングに手をかすことになる。それは絶対にばれない方法のはずだった。誰か裏切り者がいない限りは・・・。  タイトル通り、物語の中にはたくさんの"Fake"がある。人物のFake、約束のFake、勝負のFake・・・もちろん物語自体にもFake(どんでん返し)がある。最後、宮本たちはある人物と十億円をかけたポーカーをすることになるのだが、このゲームがこんなに頭を使い、そして相手の様子でいかに心を読むかという、心理戦の複雑なゲームだとは思っていなかったので、ここのやりとりはドキドキハラハラすると共に、なるほどと感心しながら熱中した。ただ、宮本と、そして彼と組んでカンニングに手をかす東大生・加奈との関係に関しては、いまいちとってつけた感、不自然さが否めない。

Posted byブクログ

2009/10/04

経済ヤクザと、彼にはめられた探偵の騙し合いを描いた小説。 探偵がヤクザに復讐する為に準備する罠自体は大したことないし、最後のどんでん返しも各種推理小説なんかで 使い古された手やけど、そこに至るまでの緊張感や、「このトリックは成功するの!?」とドキドキさせる所なんか はかなり上手い...

経済ヤクザと、彼にはめられた探偵の騙し合いを描いた小説。 探偵がヤクザに復讐する為に準備する罠自体は大したことないし、最後のどんでん返しも各種推理小説なんかで 使い古された手やけど、そこに至るまでの緊張感や、「このトリックは成功するの!?」とドキドキさせる所なんか はかなり上手いと思う。 でも、『安政5年の大脱走』の時もそうやったけど、なんで最後に教訓めいた場面というか人情話っぽい場面を 無理矢理入れてくるんかなぁ・・・。 2時間サスペンスの崖での説得シーンみたいで、萎える。

Posted byブクログ

2009/10/04

まぁ彼の筆力は確かで読みやすいんだけど ストーリーにムリがあるっちうか キャラが明確でイメージがしやすいのはgood カンニングの手法は、まぁないとはいえないが その手法がばれている相手に 同じ手法で挑もうとするあたりにまずムリが・・・ 「西村一穂」が思ったより食えないジイさ...

まぁ彼の筆力は確かで読みやすいんだけど ストーリーにムリがあるっちうか キャラが明確でイメージがしやすいのはgood カンニングの手法は、まぁないとはいえないが その手法がばれている相手に 同じ手法で挑もうとするあたりにまずムリが・・・ 「西村一穂」が思ったより食えないジイさんでホッとした(笑) アホな息子の昌史も意外と頑張ってたし ただ、感じとしては軽くなのかもしれないけど やたらに剛史が昌史を蹴ったり殴ったりする場面が多くて ちょっと不快感。表現として「はたいた」とか「軽く小突いた」 くらいのほうがよかったんじゃないかな〜 剛史と加奈のコンビは結構いい感じなので シリーズ化してもよさそうだと思う

Posted byブクログ

2009/10/04

軽い筆運びの割には人物関係が複雑で一気に読みたい感じ。心理戦を読むというよりは人間がウロウロしてるのを楽しむ小説

Posted byブクログ

2009/10/07

ここまで来てしまうとどんなもんかと。 交渉人・RIKAでかなり入れ込んでしまって期待が大きかっただけに限りなく残念。

Posted byブクログ

2009/10/04

これまたオススメされた一冊。 ポーカーのルールわかんなくて損した気分。。 あ〜なんだ、やっぱりか…で終わるのかと思ったら最後の最後にヤラレタ!!! 絶対あの6階はなんかあると思ってたけど、まさかその手があったか!!

Posted byブクログ

2009/10/04

興信所の調査員・宮元と美貌の東大生・加奈は、浪人生・昌史を東京芸大に受からせるため、センター試験で完璧なカンニングを実行する。しかし、それは罠だった。全てを失った彼等は、昌史の父親を巻き込んで、復習のため十億円を賭けたポーカーの勝負に打って出る。入念なイカサマを仕掛けた四人は、決...

興信所の調査員・宮元と美貌の東大生・加奈は、浪人生・昌史を東京芸大に受からせるため、センター試験で完璧なカンニングを実行する。しかし、それは罠だった。全てを失った彼等は、昌史の父親を巻き込んで、復習のため十億円を賭けたポーカーの勝負に打って出る。入念なイカサマを仕掛けた四人は、決して負けるはずがなかったのだが―!?

Posted byブクログ

2009/10/04

ポーカーまではらはらどきどき!でも結末は好きじゃなかったかな。なんかフィクション感が強くなりすぎて・・・

Posted byブクログ

2009/10/04

読みやすい文章。一番最後のフェイクに見事にだまされた。登場人物たちのその後が気になる終わり方だった。

Posted byブクログ

2009/10/07

ポーカーのイカサマにもう一ひねり欲しかったと思ったが、単純だったからこそ最後が生きてくるのだろうか?

Posted byブクログ