縄文人はるかなる旅路 の商品レビュー
弥生時代以降現代まではたかだか2,000年。 しかしそれ以前に縄文時代は15,000年も続いていた。 遺跡からは、ある時を境に縄文人たちが忽然と姿を消した様子が 見て取れる。これは何を意味するのだろうか。 筆者の追跡がここから始まる。 木をくりぬいて作った丸木舟は、アウトリガー...
弥生時代以降現代まではたかだか2,000年。 しかしそれ以前に縄文時代は15,000年も続いていた。 遺跡からは、ある時を境に縄文人たちが忽然と姿を消した様子が 見て取れる。これは何を意味するのだろうか。 筆者の追跡がここから始まる。 木をくりぬいて作った丸木舟は、アウトリガーカヌーとして 島伝いに太平洋、インド洋を渡ることができた。 みそ、納豆などの醗酵食や海藻食、鰹節などの食文化や 正倉院に代表される校倉造り、戦時における頭皮狩りの習慣などの 文化の痕跡を丹念に辿ることで大胆な仮説を導きだす。 弥生人に追われた縄文人たちは、 あるものはベーリング海峡を渡って北米へ、 またあるものは太平洋を横断して南米へ、 西にはモンゴル、中国を横断してフン族となり、その末裔である ハンガリーのマジャール属となる。 南にはインドネシアを経由してはるかマダガスカルまで、 その大移動は行われたという。 移動する民であった彼らはどこまでもいける 好奇心と勇気とを持っていた。 なんという壮大な考察だろう。 歴史は、やっぱり面白い。
Posted by
- 1
