色即ぜねれいしょん の商品レビュー
高一の僕にこれだけの行動力と夢とそして性欲があったかといえば、彼らほどにはなかっただろうから、とても羨ましく読んだ。つまらなく生きている今、もう遅いのか考えてみる。今年の夏がすぐそこに迫っていた。
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みうらじゅんの実体験と理想がぎゅっと合わさった最高の青春小説。イヌは、思春期童貞ど真ん中のかっちょ悪さはあっても本田や池部みたいな尖り方はしなくて、そのラインを無意識に見極めてるところがかっこよくてちょっと憎い。あと、ヒゲゴジラのレコードを買うところもかっこいい。高い安いじゃなく...
みうらじゅんの実体験と理想がぎゅっと合わさった最高の青春小説。イヌは、思春期童貞ど真ん中のかっちょ悪さはあっても本田や池部みたいな尖り方はしなくて、そのラインを無意識に見極めてるところがかっこよくてちょっと憎い。あと、ヒゲゴジラのレコードを買うところもかっこいい。高い安いじゃなくて、思い出とヒゲゴジラの夢に対してお金を払ってる。それを高校生でできちゃうんだもんなあ!一本筋が通ってて、あがいてる姿だって決して無様とは言い切れなくて、ちょっと嫉妬しちゃう。
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高校1年生の文化系男子が、着実に大人の階段を登って行くストーリー。 青春ノイローゼ。 みうらじゅんのDT時代の話、大好き。
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青春に仏教がちょっかいを出してくるところ、おかんがバヤリースを持ってくるところ、じいちゃんの葬式でデートがキャンセルになるところ。すべてがくすぐったく、愛おしい。
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そこには間違いなく青春がありました!初めて読んだけれど青春モノサイコーです。小さな旅に初めて出た日を思い出し、色々なら期待があったなぁとノスタルジーに浸る場面もあり、仕事に疲れた大人にオススメかもしれません。
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イヌたちのように恥ずかしさも気にせず剥き出せなきゃ大人にゃなれないんだろう。 ああ、いいなあ。 わたしもユースに連れてって。
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ちくしょー、眩しすぎる純な青春。 夏の童貞。夏休み。眩しすぎる。 色即是空、すべての形のあるものの本質は"空"であること。 青春の正体なぁ、あー、なんか切なくなってきた、この小説で泣きたくないけど泣けてきた。 色即是空の意味を考えれば考えるほど、切なすぎて泣き...
ちくしょー、眩しすぎる純な青春。 夏の童貞。夏休み。眩しすぎる。 色即是空、すべての形のあるものの本質は"空"であること。 青春の正体なぁ、あー、なんか切なくなってきた、この小説で泣きたくないけど泣けてきた。 色即是空の意味を考えれば考えるほど、切なすぎて泣きそう。 今を一生懸命生きなきゃ。 ↑読了直後のとても感情的なツイートより。 青春小説を読んだのはこれで2作目でした。 1作目はグミチョコ。 グミチョコは、リアル厨房工房で読みたかったと思ったけど、色即ぜねれいしょんは歳取るごとに悶絶ものの切なさにやられるんじゃないかな。輝いた瞬間が多ければ多いほどに。その思い出が遠く霞み美化していたならば。確かにそこにあった青春が、眩しすぎる。 イケてない女子であった自分に、同じくイケてない男子の、女子のものとは全く異なる、きらきらしつつもねばつく汗のような青春は、まるで宝石のようにきれいに見える。それはみうらさんの純粋さ、優しさ、見えている世界の曇り無さがそう見せているのかもしれない。そういう旅行をさせてくれた。 常に問いかけられる「色即是空」の意味。形あるものはすべて空である……本当は否定したいけれど、時が経てばまざまざと見せつけられる変化。物質は常に変化し続けているように見えているけどその本質はゼロであり、足し算したり引き算したりの行程がいくら起きていても、宇宙のエネルギーの総量はいつだって変わらない。 でも、確かにそこに輝いた青春はあった。足したり引いたりの何かがあった。 ならば、どうせ何したってこの世の有象無象の本質は変わらないならば。せっかくなのだし私も今を一生懸命生きなきゃ、つまらないじゃないか。確かにあったと思える眩しい瞬間を、刻んでおかなきゃ。そう直感しました。 勉強になりました。 元気を貰えた。
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みうらじゅんをあまり知らないまま、くるりが好きだからーという(とはいえ別に映画観てないけど)理由でなんとなく読み始めた1冊。ところがところが、こんなにもワクワクしちゃうなんて!!!私が男の子に産まれたら…こんな青春時代を送っていたのかな?男の子って、いいな~と思っちゃった。
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青春。 ぷんぷん匂う、高校生の男の子の正しい青春。 気持ちが清々しくなる。 優しい両親、ちゃんといいものをいいと認め合える友達、本人にとっては大問題の見栄、童貞問題、そして女の子。青春ってこうでした、と思える素敵な小説。 ところどころ、初めて知る高校生の男の子の世界に苦笑したり吹...
青春。 ぷんぷん匂う、高校生の男の子の正しい青春。 気持ちが清々しくなる。 優しい両親、ちゃんといいものをいいと認め合える友達、本人にとっては大問題の見栄、童貞問題、そして女の子。青春ってこうでした、と思える素敵な小説。 ところどころ、初めて知る高校生の男の子の世界に苦笑したり吹き出したりしながら読む。明らかに女の子とは違う青春がそこにあった。 こういう小説が書けるみうらじゅんさんという人の優しさを感じた。
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病院の待合に置いてあったので、たまたま読んでみた ほぼ同じ世代なので、甘酸っぱい童貞青春像が共感できた(^^) 今度は映画をみてみるか…
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