ユーレイに氷のくちづけを の商品レビュー

名木田恵子【作】,かやまゆみ【絵】

2014/09/16

和夫に会うため、彼を初めて呼び出した呪文を探すふーこ。しかし呼び出されたのは関西弁の盗賊の幽霊・アジャパパだった。彼の力を借りて和夫のもとへ行けたふーこだったけれど、北の霊界に住む悪霊・さかねの恋人になっていて…！？　心は誰のものにも出来ない！　凍てついた世界での口づけに託されたものは……シリーズ第八巻。

一気に読んでしまおうふーことユーレイシリーズ。アジャパパが関西弁だからか気のいいおっちゃんって感じでカワイイ。ふーこを助けようって気持ちは生前の罪滅ぼし的なところもあるんだろうか。ところで本七冊分とかポプラ社に行って読んだとかメタ手法使いすぎｗ
表紙絵のさかねがビジュアル的に私の好みドンピシャなのだけどそこは悪霊なので結構悪い奴だった。悪い心を持ったままユーレイになると悪霊になるんだろうな。やっぱりふーこの恋愛脳が強引過ぎて、和夫を想う気持ちは評価するけどでもやっぱ強引だよなーウーンって手放しで褒められないな…とか読んでて思う。この当時はこういう強引な主人公がウケていたのだろーか。
最後は視力を失うか記憶を失うかでまた記憶喪失事案かいい加減にしやがれーーっ！　って思ったけどそうじゃなくて良かった。ナイスタイトル回収。和夫はまださかねの元にいるってことなんだろうか。早く続き読もう。