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シャーロック・ホームズ最後の挨拶 の商品レビュー

3.9

21件のお客様レビュー

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2024/05/09

「血の入ったバケツ、黒焦げの骨…「ウィステリア荘」でホームズは『グロテスクなものから恐怖へは、ほんの一歩なんだよ』と言う。その他、ホームズが瀕死の床に伏せる「瀕死の探偵」など7編を収録。表題作「最後の挨拶」は、ホームズの隠退からかなりたった第1次世界大戦直前の話で、60代になった...

「血の入ったバケツ、黒焦げの骨…「ウィステリア荘」でホームズは『グロテスクなものから恐怖へは、ほんの一歩なんだよ』と言う。その他、ホームズが瀕死の床に伏せる「瀕死の探偵」など7編を収録。表題作「最後の挨拶」は、ホームズの隠退からかなりたった第1次世界大戦直前の話で、60代になった二人がふたたびイギリス国家のために活躍する。」 ウィステリア荘 ブルース・パーティントン型設計書 悪魔の足 赤い輪団 レディ・フランシス・カーファクスの失踪 2 瀕死の探偵 最後の挨拶

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2022/11/29

シャーロック・ホームズの冒険や回想よりは面白みにかけたが、ホームズの魅力ご詰まっているのは間違いない。

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2022/09/16

久しぶりに読んだシャーロック・ホームズシリーズ。やっぱり面白い。特に「瀕死の探偵」が好き。 ホームズはもう引退していて、ワトスンが昔の事件を語るというスタイルだけど、二人の名コンビぶりは健在だ。ワトスンの「きみを助けることが、ぼくにとっていちばんの喜びであり特権でもあるんだよ」(...

久しぶりに読んだシャーロック・ホームズシリーズ。やっぱり面白い。特に「瀕死の探偵」が好き。 ホームズはもう引退していて、ワトスンが昔の事件を語るというスタイルだけど、二人の名コンビぶりは健在だ。ワトスンの「きみを助けることが、ぼくにとっていちばんの喜びであり特権でもあるんだよ」(161頁)は良い台詞だな~と思った。ワトスンはやっぱり最高の助手だな。

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2022/03/07

ホームズの第4短編集で、久しぶりに再読。 「瀕死の探偵」と「ブルース・パーティントン型設計書」はインパクトがあって有名な話だが、他はわりと地味で内容をすっかり忘れていた。「悪魔の足」では危険とわかっている実験にワトソンもつき合わせて二人で死にかけるというお茶目なホームズ。 巻末に...

ホームズの第4短編集で、久しぶりに再読。 「瀕死の探偵」と「ブルース・パーティントン型設計書」はインパクトがあって有名な話だが、他はわりと地味で内容をすっかり忘れていた。「悪魔の足」では危険とわかっている実験にワトソンもつき合わせて二人で死にかけるというお茶目なホームズ。 巻末には詳細な注釈があって読みごたえあり。

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2019/12/08

どこかで「ホームズは推理小説ではない」みたいなブログだか何かを見たような気がするけど確かに推理小説というより人間観察記の感じが生還あたりから強まってきたような気がする あと現代版でもダイイングメッセージを正解させてもらえない某警部と違って、ウィステリア荘のベインズ警部とか恐怖の谷...

どこかで「ホームズは推理小説ではない」みたいなブログだか何かを見たような気がするけど確かに推理小説というより人間観察記の感じが生還あたりから強まってきたような気がする あと現代版でもダイイングメッセージを正解させてもらえない某警部と違って、ウィステリア荘のベインズ警部とか恐怖の谷のマクドナルド警部みたいな捜査力があってホームズが一目置くような警察が多く出るようになってきたような気もする

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2019/03/25

ホームズの「正典」を深町訳、駒月訳、日暮訳で1、2冊ずつ読んできた。どれも読みやすくておすすめ。駒月訳は、ホームズとワトソンの関係に思い入れを込めているところが諸処にうかがわれ、この日暮訳はさすがシャーロキアンという、こまやかな註がうれしい。 ホームズって意外に悪の組織とかスパイ...

ホームズの「正典」を深町訳、駒月訳、日暮訳で1、2冊ずつ読んできた。どれも読みやすくておすすめ。駒月訳は、ホームズとワトソンの関係に思い入れを込めているところが諸処にうかがわれ、この日暮訳はさすがシャーロキアンという、こまやかな註がうれしい。 ホームズって意外に悪の組織とかスパイとか出てくる話が多いのね。ドイルってもう少しあとの時代の人だったらスパイ物たくさん書いていたんじゃないかなと思ってしまった。表題作の「最後の挨拶」には第一次大戦の影が投げかけられている(これも日暮氏の解説より)。いろいろ感慨深い。

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2016/07/31

わかりにくいかもしれないが、シャーロックホームズ最後の事件ということで、最晩年の事件を中心に書かれたシャーロックホームズモノである。

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2016/02/22

シリーズ物ということもありストーリー展開が読めてきてしまうのは致し方なし。 最後の話は途中まで「これはシャーロックホームズか?」と思わせるような政治ものの異色作。

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2014/09/26

1917年に発行された、シャーロック・ホームズの連作短編集です。 鉄板の面白さ。楽しめました。 光文社の新訳シリーズを、もともとイギリスで発表された順番で並べると。 ①緋色の研究(長編)-1887 ②四つの署名(長編)-1890 ③シャーロック・ホームズの冒険(短編集)-18...

1917年に発行された、シャーロック・ホームズの連作短編集です。 鉄板の面白さ。楽しめました。 光文社の新訳シリーズを、もともとイギリスで発表された順番で並べると。 ①緋色の研究(長編)-1887 ②四つの署名(長編)-1890 ③シャーロック・ホームズの冒険(短編集)-1892 ④シャーロック・ホームズの回想(短編集)-1894 ⑤パスカヴィル家の犬(長編)-1902 ⑥シャーロック・ホームズの生還(短編集)-1905 ⑦恐怖の谷(長編)-1915 ⑧シャーロック・ホームズ最後の挨拶(短編集)-1917 ⑨シャーロック・ホームズの事件簿(短編集)-1927 と、こうなります。光文社文庫シリーズで愉しみ始めて、①~⑥を読んで、今回⑦を飛ばして⑧を読みました。 残り少ないのがちょっと残念です。 かなり長い期間にまたがって読んだので、もう覚えていない話もあります…。 無理せずに覚えている印象だけメモっておきます。 ●まえがき いきなり、第1次世界大戦下のワトソンの回想で、引退しているホームズが報告される。 養蜂やってるっていうのが、なんともらしくて素敵だと思います。 ●ウィステリア荘 思い出せない… ●ブルース・パーティントン型設計書 イギリスの命運を握る設計書の話なんですが、それはヒッチコック映画で言うところの「マクガフィン」と言うやつで。 実態は何でも良いし、良く判んないんですね(笑) 地下鉄で発見された死体の謎を暴く。なかなか読ませます。 ホームズの兄、マイクロフトさんが出てきます。 ●悪魔の足 これまた、割とおなじみの、「植民地下で起こったことの因果が、国内にやってくる恨みの犯行」。 妻を殺された男の復讐譚。 麻薬が出るのが新味ですね。 舞台がコーンウォール地方という場所で、「マスター・キートン」愛読者としてはちょっと嬉しい。 ●赤い輪団 これまた、アメリカ大陸での因果がロンドンで。 凶悪犯、結社。そのグループから抜けられない男。その妻。 「全く姿を見せない下宿人の謎」が入口。謎と冒険譚ですね。面白かったです。 ●レディ・フランシス・カーファクスの失踪 これまた、欧州での因果がめぐります。 女を誘拐して殺すのに、「二重底の棺桶」というのが味噌になっています。 なぞ解きとして、かなり「へー」という感がありました。 ●瀕死の探偵 これは面白かった。 ホームズが敵を陥れて証拠を握るために、仮病で死線をさまよってみせるのですが、 当然、ワトソンの一人称で、当然、ワトソンも読者も騙される。 ワトソンとホームズの友情ものとしても面白い。 ●最後の挨拶 どーんと時代が飛んで、引退後のホームズが、大戦を前にイギリスの国運のために復帰、ドイツのスパイを陥れるというもの。 なんと、三人称で書かれています。 そして、好ましいのは、ドイツ側を「悪」として描いては居ません。「敵」ではあるけど、「悪」ではない。 騎士道精神が残っていた最後の時代、第一次世界大戦。 ルノワールの映画「大いなる幻影」を連想しました。

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2014/03/03

『瀕死の探偵』の弱ったホームズの様子やワトソンとのやり取りがなんだか好き。 『最後の挨拶』では、老後のホームズたちが出てきてなんだか爽やかなような切ないような気持ちになった。 歳とってもあの二人はいつまでも昔のようであって欲しいと思ってしまう。

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