腑抜けども、悲しみの愛を見せろ の商品レビュー
とにかくクセのある登場人物、本のうすさ似合わず濃い内容です! 事後報告のような感じでの描写の描き方も良いです
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積読消化のため読了。 クセのある登場人物達とそれらを閉じ込めるカオスな空間がどうなるかと想起させないギミックとして形成されていて面白かった。 度々視点が変わることによってそれぞれの心理状態や各々の関係性がわかっていき、それらを俯瞰的に見れることによって過去に何があったか・各々が何...
積読消化のため読了。 クセのある登場人物達とそれらを閉じ込めるカオスな空間がどうなるかと想起させないギミックとして形成されていて面白かった。 度々視点が変わることによってそれぞれの心理状態や各々の関係性がわかっていき、それらを俯瞰的に見れることによって過去に何があったか・各々が何を目的にしているのかがわかって一種のミステリーみたいだなと思った。あとラストの勢いに笑った。 そんなお姉ちゃんおったら誰でも何かの題材にしたいやろ...笑
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序盤、一気に登場人物がお披露目され、誰が何なのか、どういう状況なのかよくわからずなかなか入っていけなかった。後からしれっと明かされていくいろいろな事実は、理解し難いものも多いし、話が進むにつれてしんどそうなことしかない。理解が難しいことしかなくなる終盤なんかは、各キャラがそれはそ...
序盤、一気に登場人物がお披露目され、誰が何なのか、どういう状況なのかよくわからずなかなか入っていけなかった。後からしれっと明かされていくいろいろな事実は、理解し難いものも多いし、話が進むにつれてしんどそうなことしかない。理解が難しいことしかなくなる終盤なんかは、各キャラがそれはそれで爆発してて面白い展開が待ち構えてるけど、急にいろいろ来過ぎだろ、と思ったりもする。全体的には救いがないが、そこまで悲壮感を感じるわけでもないのは、やはり面白いからなのか。
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悲惨な方向へ、悲惨な方向へとストーリーは展開していく。救いようがなく、救う必要もない。そうなることが必然であるような家族の物語。 ひたすら悲惨で、救いようがなく、読んでいて心地良くは決してないが、面白い。 それぞれの思惑、異常性が読み進めるうちに受け入れられる。 この作家、...
悲惨な方向へ、悲惨な方向へとストーリーは展開していく。救いようがなく、救う必要もない。そうなることが必然であるような家族の物語。 ひたすら悲惨で、救いようがなく、読んでいて心地良くは決してないが、面白い。 それぞれの思惑、異常性が読み進めるうちに受け入れられる。 この作家、嫌いじゃない。
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圧の強い装丁とタイトルに惹かれて手に取りましたが、、、。 ちょっと、というかだいぶぶっ飛んでいて正直気持ちの悪いレベル。 程度の差こそあれ、皆、病んでる?まともな人がでてこない、、、。 見ててもどかしく思える待子が1番まとも(その名の通り待たされまくる)に思えますが、清深の最後の...
圧の強い装丁とタイトルに惹かれて手に取りましたが、、、。 ちょっと、というかだいぶぶっ飛んでいて正直気持ちの悪いレベル。 程度の差こそあれ、皆、病んでる?まともな人がでてこない、、、。 見ててもどかしく思える待子が1番まとも(その名の通り待たされまくる)に思えますが、清深の最後の快進撃が最高!
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こんなことって、現実にあるのかな? なんか、ありそうで怖い。 人から承認欲求を満たしてもらわないと、 生きられない人間って… 悲劇だな。 滑稽とも言える。 他人事ならね。 普通は気づくよね? 周りの人の反応で、自分に才能があるかどうかって。 わからなくて突っ走る。...
こんなことって、現実にあるのかな? なんか、ありそうで怖い。 人から承認欲求を満たしてもらわないと、 生きられない人間って… 悲劇だな。 滑稽とも言える。 他人事ならね。 普通は気づくよね? 周りの人の反応で、自分に才能があるかどうかって。 わからなくて突っ走る。 25歳くらいまでなら、有り得るかも。 その頃までって、意外と自分のこと、 よくわかってなかったりするから。 1番最後が救い。 やっと本当の人生を始められる。 だから、読後感はそんなに悪くはない。 本当に、自分で自分のこと認められないって、本当に悲劇だね。 身に沁みてわかったわ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
勘違い女性のどうしようも無い人生の一欠片を見るような作品で後味も良くないし怖い感じがした。 あまり救いはないけど、居るかもなー…こういう人、と思う内容だった。
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セブンルールってなんだかいけ好かない連中が出てるテレビ番組でこの人かわいいなって思ったのが本谷有希子で、どんな本書くのかなと読んでみた。んーところどころ面白い - ぷっと笑えるって意味と、実は深い考察が裏にあって興味深いって意味で - んだけど、なんだろうな心の底から楽しめなかっ...
セブンルールってなんだかいけ好かない連中が出てるテレビ番組でこの人かわいいなって思ったのが本谷有希子で、どんな本書くのかなと読んでみた。んーところどころ面白い - ぷっと笑えるって意味と、実は深い考察が裏にあって興味深いって意味で - んだけど、なんだろうな心の底から楽しめなかったな。各キャラはめちゃくちゃ面白いからもっと動かして欲しかったな。この妹の必死な人間を茶化すところがめちゃくちゃシニカルで面白いからもっと見せて欲しかった。
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東京で女優を目指しているすみかは両親の事故死をきっかけになにもない割に山に囲まれているせいで解放感さえない田舎の「故郷」へと帰ってくる。 その実家には過去に自分の姿を漫画で無様にさらした妹きよみもいる。 異類婚姻譚の際、芥川賞の選評の中で本谷有希子らしい毒がなくなったと指摘され...
東京で女優を目指しているすみかは両親の事故死をきっかけになにもない割に山に囲まれているせいで解放感さえない田舎の「故郷」へと帰ってくる。 その実家には過去に自分の姿を漫画で無様にさらした妹きよみもいる。 異類婚姻譚の際、芥川賞の選評の中で本谷有希子らしい毒がなくなったと指摘されていたが、本谷有希子の毒のつまった作品とはまさしく本作のことであろう。 自信高く同時にプライドも高いすみかの嫌々しさが毒を持って描かれている。 そして、前半内向的に見えるような描き方をされているが徐々にきよみも淀んだ素直さが少しずつ開かれすみかとも濁り合い、家族故の歪んだ空気を作り出す。 解説でも実存主義的であることを指摘されていたが、本谷有希子の文章にはどこか他者を信頼しないような突き放し、張り詰めた空気を持ち合わせている。この空気が人物たちの対立と不調和を生み出し純文学としての歪みとなっている。 作家の属性から感想を言いたくはないが、劇作家っぽい構造、つまりは行動主義的に物事が展開していく小説であると感じた。 これに関しては好みの話であると思っていて、私としては異類婚姻譚のような文章主義的な文学の自由さが前面に出ているような作品が好みだと再認識した。 作家の作風の成り立ちを追ってみるのは面白い。未読の方は異類婚姻譚や生きてるだけで、愛。も是非。
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