ごびらっふの独白 の商品レビュー
声に出してこその詩なんだよね、草野心平さんの詩。黙読には向かない。響きを感じたい。 でも読んだ場所的に音読しにくいので一生懸命頭の中で響かせました。 先祖から受け継いだ、種族の最大の利点は考えないこと。 それもまた素敵な話なのかもしれない。 人間は考えないと生きていけないけれど、...
声に出してこその詩なんだよね、草野心平さんの詩。黙読には向かない。響きを感じたい。 でも読んだ場所的に音読しにくいので一生懸命頭の中で響かせました。 先祖から受け継いだ、種族の最大の利点は考えないこと。 それもまた素敵な話なのかもしれない。 人間は考えないと生きていけないけれど、考えすぎてる気がするのね。 でも、考えるの好きなんだよ。 だからこんな詩もできる。
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草野心平の詩の絵本。分からなさ大爆発の詩。でも、リズムはいいし、いかにも蛙らしい。絵も迫力はあるし味わいもある。いいね。ちゃんと草野心平の日本語訳があって、いかにも意味深長。斎藤孝の解説も秀逸。
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草野心平の書いた蛙語の詩に、いちかわなつこが絵をつけた絵本。 「いい げるせいた。/でるけ ぷりむ かににん りんり。」という蛙語の響きを味わうものだということは理解してはいても、その語の語る意味がやはり良い。 「ああ虹が。/おれの孤独に虹がみえる。」「おれの単簡な脳の組織は。/言はば即ち天である。/美しい虹だ。/ばらあら ばらあ。」 という結びには凄みさえ感じ、震える。
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[墨田区図書館] 先日見つけたこの斉藤孝によるシリーズ。 これまでの同様?の絵本(昔の詩や言葉を絵本化したもの)よりも、イメージや作りが良かったので、一通り見てみようと思って借りてきた一冊。 草野心平。もちろん名前は聞いたことがあった。けど、本当に名前だけ。詩人だということ、...
[墨田区図書館] 先日見つけたこの斉藤孝によるシリーズ。 これまでの同様?の絵本(昔の詩や言葉を絵本化したもの)よりも、イメージや作りが良かったので、一通り見てみようと思って借りてきた一冊。 草野心平。もちろん名前は聞いたことがあった。けど、本当に名前だけ。詩人だということ、その代表作も全く頭に入っていなかったけれど、このシリーズにはこの、「ごびらっふの独白」という本が組み込まれていた。 見てみると、、、なんじゃ、こりゃ??かえるっぽい音ではないけど、かえるの"詩"になっている。しかも単に音やイメージから分かる内容ではなく、付加されているのはやけに平和志向というか、達観した人生観というかのような"日本(人間)語訳"。すごいわ、これ、、、、このコンセプト、、、こういうのって普通、本人が何かを思い描いて作るにしても、その意図する"訳"は後書きでイメージ紹介わざわざ細かい"実訳"なんて載せないもんじゃないのー!? 草野心平を意識した最初の作品がこれとは、面白い。これが彼のカラーなのかしら??? 折しも1年生の読み聞かせを目前にしていたので、試しにこれと同シリーズ内の寿限無を使ってみることにしたら、想像以上にアタリ!!!音読でもないのにかえる語を追唱する子、挿絵に反応する子、きっと6年生だったらここまで素直に面白がったり、「そんな意味なの?」と素直に"信じ"たりしてくれなかったと思う。 夜息子に読み聞かせをすると同じく面白がったので、まだまだ素直な低学年には楽しめる"詩"の本だな。
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かえるふくしま を読んで、草野心平の詩を読みたくなって検索したら、この絵本を見つけた。 草野心平て、いい詩人だな。かえるの鳴き声を聞きたくなった。 存在を存在として感じられた時、命は完全な幸福だ。 存在を存在として感じる命には、幻想も夢も必要ない。
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長女1歳半で、私の趣味ど直球で借りて読みました。が…初めの数ページだけで、最後までは流石に至りません。当たり前か。成長とともに何度も借りて一緒に読みたいな…リベンジ目指してせっせと図書館に通います。
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かえる語、面白いけど難しいです。 二歳のこどもは絵は好きで、語感も好みみたいだけど、そこまで楽しめず。当たり前か〜 自分で作る言葉はモニョモニョ言うのにねー
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子どもの頃はまった詩人で、今でも大好きな草野心平さんのかえるのシリーズを、取り上げてくれたのが嬉しい!! が、暗唱は無理だな。声に出してよんでも、くりかえせないものもあると知った。
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草野心平の詩が絵本になった。 意外にも、息子がお気に入り。 カエルの“ごびらっふ”の独り言。全編カエル語でつづられている。 1ページ目、いきなり “るてえる びる もれとりり がいく。” 一瞬、?マークが・・・。 声に出して読む為の絵本らしいので、さっそく1歳8ヶ月の息子に聞かせ...
草野心平の詩が絵本になった。 意外にも、息子がお気に入り。 カエルの“ごびらっふ”の独り言。全編カエル語でつづられている。 1ページ目、いきなり “るてえる びる もれとりり がいく。” 一瞬、?マークが・・・。 声に出して読む為の絵本らしいので、さっそく1歳8ヶ月の息子に聞かせてみると、カエル語の方は、楽しそうに笑って聞いていた。 やっぱり子供ってすごいかも。 草野心平自身による「日本語訳」が後ろについているので、大人でも、意味はちゃんとわかります。 緑色のリュックを背負い、白い花束を持ったカエルの跳んでる姿が、とても印象的に目に映った。
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ごびらっふの人生観、もとい、「蛙」生観が詰まっている一冊。 僕の家の近くは田んぼが多く、蛙がよく鳴いている。うるさくてしょうがないのだが、この詩を読んだ後は「あいつら、何しゃべってんだろう。」と気になってしまい、余計にうるさく感じる。でもまあ、そんなことを考えるのも「るてえる」か...
ごびらっふの人生観、もとい、「蛙」生観が詰まっている一冊。 僕の家の近くは田んぼが多く、蛙がよく鳴いている。うるさくてしょうがないのだが、この詩を読んだ後は「あいつら、何しゃべってんだろう。」と気になってしまい、余計にうるさく感じる。でもまあ、そんなことを考えるのも「るてえる」かな、と思う。大好きな詩です。
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