小さい“つ"が消えた日 の商品レビュー
平仮名一文字に、それぞれ魂が宿っていて、五十音村で暮らしている。 「小さい\"つ\"は音を出せないから、一番偉くない」――そんな、他の文字達の発言で小さい\"つ\"が村を飛び出すところから、物語は動き出します。 素朴な文章ですが、状況を考え...
平仮名一文字に、それぞれ魂が宿っていて、五十音村で暮らしている。 「小さい\"つ\"は音を出せないから、一番偉くない」――そんな、他の文字達の発言で小さい\"つ\"が村を飛び出すところから、物語は動き出します。 素朴な文章ですが、状況を考えるととても胸が痛い。 でも本人は、旅を続けながらなかなか楽しんでいて、そんな雰囲気に、こちらが救われます。 そんな小さい\"つ\"の性格の良さもさることながら、日本語ならではの言葉遊びが随所に散りばめられていて、とても面白い! 「小さい\"つ\"が抜けると困る言葉」が出てくる部分も勿論ありますが、それぞれの文字達の特徴や性格だって、言葉遊びになっているんです。 これを書いたのがドイツ人の方だなんて……!! 薄くて短時間で読めるので、今まさに落ち込んでいて、早くほっこりしたい方、 日本語を使える身に生まれた喜びを感じたい方には特にお薦めです。
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外国の方が書いた本?でも、小さい『つ』の話?、っと、?がいっぱいで気になって手にした本。 五十音にそれぞれ性格があるとか・・・へぇ・・・ふむふむ・・・っと楽しめました。 言葉が気になる人は、楽しめる1冊だと思います♪
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とあるサイト様で紹介されてるのを見かけて、気になって購入してしまいました。五十音順それぞれに性格があるのが面白いです。挿絵も和むようなタッチで、小さいつが可愛らしいv本屋でどこにあるのかわからなくて、店員に聞いたら「ああそれなら」と言ってすぐ持ってきてくれました。お勧めのコーナー...
とあるサイト様で紹介されてるのを見かけて、気になって購入してしまいました。五十音順それぞれに性格があるのが面白いです。挿絵も和むようなタッチで、小さいつが可愛らしいv本屋でどこにあるのかわからなくて、店員に聞いたら「ああそれなら」と言ってすぐ持ってきてくれました。お勧めのコーナーに置いてあったから結構売れてるんですね…。
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?あ?さんはえばりんぼ、“る”さんはお尻が大きいおばあさん。50音村の個性がおもしろい。何も考えないで、やさしい気持ちになれる本。外国人ならではの視点。イラストもかわいい。
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文庫ではありませんが…ちいさい「っ」が、自分はいらない子だと思って姿を消す。すると人間の世界ではさあ大変…。これは、子供に対する教育効果云々はひとまず置いておいて、まずは文字の擬人化と性格づけの上手さ、それに付随する言葉あそびの部分を楽しみたいです。
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「この冬、世界でいちばんあったかい本」 というキャッチコピーどおり。ちいさな世界で起こった、ちょっとした大事件。 読み終えると、心がじんわりあったかくなる。そんな感じ。
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日頃意識せずに使っている言葉だけど、なくなったらコミュニケーションって、本当に大変になるんだなぁと改めて思ったり。 小さい”つ”っていうのがまた、意識せずに使っているから、余計思ったり。 一言一言大切に使いたいなと思いました。
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「自分は必要とされてないんだ」って少しでも思ったら読んでみてください。自分にできることって実は大事なんです。「ほっ」とこころがあったかくなります。
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かなの一つ一つに性格が与えられていて、いちいち納得。コレを書いたのが日本人じゃないってのにもビックリ&感動なのです。
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無駄なものはないことを知りました。例えば小さい「つ」は発音できないけど、とても大切な役割がありますでしょ? この本を日本人が製作していないというのも驚きの一つです。逆に日本人では小さい「つ」の有難みが当たり前すぎて気づけないかな。
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