おばあちゃんが、ぼけた。 の商品レビュー
中・高生むけに書かれたシリーズの1冊なので、 その文体などがいまひとつ しっくりこなかったが、 (前にも同じシリーズの、 小倉千加子の本を読んで、 今イチだなあと思った) 後半部分の、 「死」を看とることに関する文章を読んだときには、 思わず涙してしまった。 介護の仕事をするよ...
中・高生むけに書かれたシリーズの1冊なので、 その文体などがいまひとつ しっくりこなかったが、 (前にも同じシリーズの、 小倉千加子の本を読んで、 今イチだなあと思った) 後半部分の、 「死」を看とることに関する文章を読んだときには、 思わず涙してしまった。 介護の仕事をするようになって、 介護関係の本を読むようになり、 今まであまり考えたことのなかった、 自分自身の「老い方」や「死に方」 について考えるようになった。 自分がいつか老いて、 呆けたり、身体が動かなくなったりすることに、 嫌悪感や恐怖はない。 今は自分が介護をする身だけれど、 いつか介護される側になったとしても そのことに抵抗もない。 でも、老いたり病気になったりして、 医療処置をいろいろほどこされ、 不自然な形で延命されて 死ぬのだけはごめんだなあと思う。 この本に出てくるお年寄りみたいな 死に方がしたいなあと、 それが何よりも、 印象に残った。
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自分のおばあちゃんを想った。 人の生と死とともにすごすことは、ひとりひとりの人と思いやりの心を持って同じ時を過ごすことなのだろう。 介護とかケアとかそういうこと以前に、人と接することの原点を教えてくれる。
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「「ぼけ」ることが素晴らしいなんて思わない。素晴らしいと思えることは、人はたとえ「ぼけ」ても一生懸命に生きるということ。そのことを認めない社会をぼくたちは望まない。」 最近お気に入りのよりみちパン!セシリーズ。基本的に小・中学生向けなので、非常に分かりやすく物事を説明してくれる...
「「ぼけ」ることが素晴らしいなんて思わない。素晴らしいと思えることは、人はたとえ「ぼけ」ても一生懸命に生きるということ。そのことを認めない社会をぼくたちは望まない。」 最近お気に入りのよりみちパン!セシリーズ。基本的に小・中学生向けなので、非常に分かりやすく物事を説明してくれる。 今回は、「宅老所よりあい」という施設で働く村瀬氏の手記。 「ぼけ」たご老人がどんなことを言っているのか、どんな行動をするのか、ということをユーモアというのか実際にそのようなのだと思うけれど、決して深刻にならず丁寧に書かれている。 この人がいるところに、死ぬときにいれたらいいなぁ、なんて思わせてくれる。 それぐらい、「ぼけ」ることに寄り添ってくれる姿がよく分かる。 といっても、最近の私のウィークポイントは、貧困にしても、難民にしても、介護にしても、本という媒介を通じた知識しかないこと。 現場にいないなぁ。ということが、気持ちを萎えさせる。といって、現場に踏み込む勇気なんて結局ないんだ、弱虫め。 最後の、谷川俊太郎さんの文章も考えさせられた。 【8/1読了・初読・市立図書館】
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生きる、 老いる、 ぼける、 は 人間としての自然のサイクルのような気がした。 でも “ぼけ” と 向き合うことは 今の自分にはできないと思った。 将来、親や 身近な人がぼけたら どうしよう。。。って ちょっといろいろ考えてしまって。
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決して遠い物ではない「ボケ」 おじいちゃん・おばあちゃん、お父さん・お母さん、そしていつかは自分も。 介護に携わる人の意見は貴重です。
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老人ホームってどんなとこ? ぼけるってどうなるの? 何も知らなかった私は、ほぉ〜・・・、はぁ〜・・・。ぼけるって一筋縄ではいかないのね。けっこう、かなり個性的。ポジティブに捉えれば、なかなか楽しい。・・・かも・・・。
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なかなか衝撃的なタイトルで、中高生に紹介するとそれだけでなんともいえない笑いがとれたりしてしまう本なのですが、これは福祉や介護のことを考えてみたいという人には最適な入門書といえる一冊ではないかと思います。とにかく、たいせつなのは“ぼけ”ていようがいまいが、最後のひと時まで人間には...
なかなか衝撃的なタイトルで、中高生に紹介するとそれだけでなんともいえない笑いがとれたりしてしまう本なのですが、これは福祉や介護のことを考えてみたいという人には最適な入門書といえる一冊ではないかと思います。とにかく、たいせつなのは“ぼけ”ていようがいまいが、最後のひと時まで人間には一生の時間がきちんとまわっているということ。他者がよかれとおもって勝手に干渉してしまってはいけませんな。
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100%orangeのイラストがカワイイ「よりみちパン!セ」シリーズ25冊目。ぼけとつきあう。深刻なようで肩のちからを抜いて読めた。
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