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ガラスのなかの少女 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2012/12/27

幻想文学の中でも大好きな作品「白い果実」と同一の作者だと、後書きを読むまで気づかなかった。 「白い果実」の印象とは、だいぶ違うが、こちらも最後までグイグイ読ませる。

Posted byブクログ

2011/07/05

推理小説の賞をとった作品だったので借りて読んでみました。 あまり好みではなかったです。 自分が降霊会とか見世物とかそういうことにあまり興味が無いからだと思うのですが最初の方はなかなか世界観に入り込めず、あまり面白くないなと思いながら読んでおりました。 そのご時世の時代背景...

推理小説の賞をとった作品だったので借りて読んでみました。 あまり好みではなかったです。 自分が降霊会とか見世物とかそういうことにあまり興味が無いからだと思うのですが最初の方はなかなか世界観に入り込めず、あまり面白くないなと思いながら読んでおりました。 そのご時世の時代背景も後書きに書かれているほど状況がわかるでもないし。もっとEROでしたっけ?KKKとかが普通に活動していて、と言うところとか学者の研究の方を掘り下げてもらったほうが個人的には興味を持てたのになあと思いました。

Posted byブクログ

2010/09/25

蝶を見て思い出す回想シーンから鮮やかでぴりっと。わくわくしますね~。 1932年、禁酒法の時代のアメリカ。 メキシコ人の少年ディエゴは17歳。 頭の切れる詐欺師のトマス・シェルに拾われて息子同然に育てられ、大男のアントニオと三人で仕事をして回っていた。 最近の役は霊感のあるインド...

蝶を見て思い出す回想シーンから鮮やかでぴりっと。わくわくしますね~。 1932年、禁酒法の時代のアメリカ。 メキシコ人の少年ディエゴは17歳。 頭の切れる詐欺師のトマス・シェルに拾われて息子同然に育てられ、大男のアントニオと三人で仕事をして回っていた。 最近の役は霊感のあるインド人という触れ込みで、ターバン姿。 母の霊に会いたいという金持ちのパークスの邸宅で、降霊会を催すのだが、その時にシェルが少女の幻影を見る。 霊魂の存在を信じていないシェルなのに… ディエゴにとってはメキシコ人のメイドで可愛いイザベルに出会ったことのほうが重要だったが。 数日後、ハロルド・バーンズの娘シャーロットが行方不明と新聞に出て、これがあの時見た少女だというシェルは、無報酬で少女の行方を捜そうとする。 それが、思いも寄らない展開に? バーンズ邸には本物の霊媒師と名乗る美しい女性・リディアがいて、彼女の導きで遺体を発見してしまう。 彼女は何者かに襲われて身を潜め、匿うことにするが‥ バーンズの知人に犯人がいるとシェルは睨む。 ゴム女や犬男など、とんでもない危機に際して集まってくる詐欺師達が楽しい。 時代色があり、闇は濃厚で、不気味さもあります。 それでも他の作品に比べると、ぐっとわかりやすい。 テンポの良さと、すごくキャラが立っているために読みやすいのです。

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2010/06/20

 1932年のアメリカ東海岸を舞台にしたインチキ霊媒師の話。  アメリカ探偵小説クラブ賞、最優秀ペイパーブック賞受賞作です。  主人公は、メキシコ人の少年で、インチキ霊媒師の相棒であり、彼に育てられてもいる。ある降霊会で、霊媒師シェルはガラスの中に行方不明になっている少女の姿を...

 1932年のアメリカ東海岸を舞台にしたインチキ霊媒師の話。  アメリカ探偵小説クラブ賞、最優秀ペイパーブック賞受賞作です。  主人公は、メキシコ人の少年で、インチキ霊媒師の相棒であり、彼に育てられてもいる。ある降霊会で、霊媒師シェルはガラスの中に行方不明になっている少女の姿を見る。その少女を探すことで、金儲けができるとふんだ彼らは、その親の元に降霊会をもちかける。  タイトルと表紙でだまされます。  というか、こういう話なのかなと思ってくると、また違った面を見せる。まるで万華鏡のような小説。  人物の造詣が格好いいです。  保護される少年から、様々な局面を切り抜け成長していく主人公。蝶を愛し、自由にいい加減に生きているようでありながら、とてつもない深い愛を持っているシェル。大男でクール、頼りになるチームの要であり運転手アントニー。そして、物語のキーとなる別の霊能士リディア。さらに、シェルを助ける様々な一筋縄でいかない人々。  時に怖く、時に笑え、時に悲しい。  物語の可能性が全て詰まっています。  にしても、愛は深いです。  誰かを育て、慈しむという愛は、深く広い。  本を閉じた時、愛の温もりに涙腺が緩みます。

Posted byブクログ

2009/10/04

図書館で適当に借りたら、とても面白かった!。オカルティックな雰囲気が好きでいいなぁ。と思ってたら、『白い果実』の作者でした。こっちも好きな本なので、嬉しいです。

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2009/10/07

主人公はオカルト趣味の金持ちをカモにしているいんちき霊媒師の助手の少年。詐欺師なので法には触れますが恩義は忘れないし義理人情には篤いです、という、私の大好きなパターン。他の作品も是非とも読んでみたくなりました。 フィクションなんですが、1930年代の白人至上主義とか、根は同じで...

主人公はオカルト趣味の金持ちをカモにしているいんちき霊媒師の助手の少年。詐欺師なので法には触れますが恩義は忘れないし義理人情には篤いです、という、私の大好きなパターン。他の作品も是非とも読んでみたくなりました。 フィクションなんですが、1930年代の白人至上主義とか、根は同じですがメキシコ人の強制送還(違法移民だけでなく合法の移民も)がされていたとか、そういうあまり知られていない史実をベースに書かれた話、というのがすごいです。私も全然知らなかったのですが、史実が基礎にあるということでかなりゾーっとしました。 ロバート・マキャモンが書いた 『少年時代』 が好きな方は、もれなく好きだと思います。

Posted byブクログ

2009/10/04

後半の強引な展開も許せるぐらい、雰囲気も登場人物もとても好き。あと、2、3作ぐらいは、この登場人物たちの物語を読みたかったのに。残念。 (2007.3.10 読了)

Posted byブクログ