イノック・アーデン の商品レビュー
テニスンは19世紀の英国の詩人。 イノック・アーデンの翻訳は数多あるが、 これは朗読用に翻訳されていてとても 読みやすい。 テニスンは牧師の子として生まれ、この 作品のイノック・アーデンにも神への信仰が 通底しており信仰のある者の強さが伺える。 それは光のようで、その強さに惹か...
テニスンは19世紀の英国の詩人。 イノック・アーデンの翻訳は数多あるが、 これは朗読用に翻訳されていてとても 読みやすい。 テニスンは牧師の子として生まれ、この 作品のイノック・アーデンにも神への信仰が 通底しており信仰のある者の強さが伺える。 それは光のようで、その強さに惹かれずには おれないが、一方で人は弱い者だとも言える。 悲しいけれど、美しい物語。 日本語の詩の後に英語の原文も載っており 古く美しい英語の詩が楽しめる。 他の訳も読んでみたい。
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150年前のイギリスの作品だからなのか、キリスト教の宗教観というのが根底に渦巻いているような。 人生ってうまくいかねぇなぁってはなしなんですけど。 夫婦は共に生き抜いてこそ価値があるとは思いますよ。
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原田宗典さん訳 。装丁がとても素敵。好きなブログの管理人さんが読まれていたので(半分ほど装丁に惹かれ)購入。なかなか読む機会のないジャンルですが、言葉やリズムがきれいだったのでゆっくり読んでみました。話は一途で悲しいもので、さらに話のあとのアニーを思っても辛くなる…。巻末に英文の...
原田宗典さん訳 。装丁がとても素敵。好きなブログの管理人さんが読まれていたので(半分ほど装丁に惹かれ)購入。なかなか読む機会のないジャンルですが、言葉やリズムがきれいだったのでゆっくり読んでみました。話は一途で悲しいもので、さらに話のあとのアニーを思っても辛くなる…。巻末に英文のものも載ってるんですが、これをじっくり読めるほどの英語力があればな、とちょっと思った。
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アルフレッド=テニスン原作、原田宗典初の翻訳作品。 朗読用に翻訳されたこともあり、読みやすく且つ一つ一つの言葉がしっかりと心に入ってくる。 原田さんの選ぶ言葉のやさしさが特に表れているような気がした。 装丁も凄く良いので、長く大切にしたい一冊です。
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実直なイノックは妻や子供を幸福にしようとしてただ一人,海を越えて稼ぎに行った.そして流れた十年の歳月.無人島の長い放浪の旅から漸く帰ってみると,妻や子供は他の男と幸福な生活を送っている…。高校時代、英語劇をやりました。私はミリアムばあさん役。
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ぐっと引き込まれてあっという間に読了。かなり、切ないです。登場人物に悪い人がいないのに、なぜか悲劇が起こってしまうんですね。愛情は不思議な物語をたくさんつむぎますね。
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