制服のころ、君に恋した。 の商品レビュー
高校生の頃に、同じクラスで出会ったシンタ。 彼との思い出が詰まった高校に、養護教諭として再び訪れることになった28歳になった奈帆。 あの頃大好きだったシンタは、18歳で海の事故で亡くなって 奈帆の心は10年前で止まってしまっていた。 どういうわけか、保健室に姿を現したのは、...
高校生の頃に、同じクラスで出会ったシンタ。 彼との思い出が詰まった高校に、養護教諭として再び訪れることになった28歳になった奈帆。 あの頃大好きだったシンタは、18歳で海の事故で亡くなって 奈帆の心は10年前で止まってしまっていた。 どういうわけか、保健室に姿を現したのは、あの頃のシンタで、彼が当時、奈帆と付き合う前からの気持ちを知ることになった。 10代だった自分たち。 シンタに対する思いと、彼が奈帆に抱いていてくれていた気持ち。 進路で気持ちのすれ違いを感じていた当時は知ることもなかった、シンタの真剣な気持ちを、あの頃に知ることもなく彼は死んでしまった。 それを、10年経ってようやく知ることができたときに溢れた奈帆の思い。 死んでしまった恋人、ありがちだねって思った。 どこか冷めた気持ちで読んでいたのだけど 最後、もう助からないシンタと再会したときの記憶のフラッシュバッグみたいなところから 奈帆が次の恋へと進むらへん、悲しかったね。 悲しくて泣いたわ。不覚にも。 どこにもぶつけようかない気持ちだけ残って、 ただ思い出を抱きしめることしかできない感じが 悲しくて、読んだ後もひたすら悲しかった。
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小説解禁した途端、なんちゅう選書だ!と愕然とする。 適当に手に取っただけなのに… 前は老化に愕然として、今度は初恋に引き戻され… なんだか「今」の自分の課題を詳らかにひん剥かれた感じだ。 だってね「入試時の学力レベルは、県内でも上位にランクされている割に、一流大学への進学率は今ひ...
小説解禁した途端、なんちゅう選書だ!と愕然とする。 適当に手に取っただけなのに… 前は老化に愕然として、今度は初恋に引き戻され… なんだか「今」の自分の課題を詳らかにひん剥かれた感じだ。 だってね「入試時の学力レベルは、県内でも上位にランクされている割に、一流大学への進学率は今ひとつ振るわないというのが…」って、完全にT高でしょ。潮の香りのグラウンドと、器用に始まらない恋と…。 もうね、まだ泣くとこじゃないのに、最初っからボロボロ涙が止まらなかったのは、私の初恋がマダマダ昇華されてない証拠だ。 小説解禁と共にどどんと借りた小説は残り3冊。私はどこへ向かうんだ?
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遠い記憶を呼び覚ますような、なつかしい彼の香り。 海の香りと日焼けした肌とCK ONE・・・ 二度とは戻らない季節に想いを馳せる物語。
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天国の郵便ポストにほんのちょっぴり出てくる奈帆のお話。 マッキー先生はこっちでもチョイ役。(笑) 奈帆とシンタの関係ってみんなの憧れ。 誰かをそこまで想えたら本当に素敵。 殺伐とした社会に生きてると、すごく幸せなお話だと思う。 例えそれが切ない結末だったとしても。 ck on...
天国の郵便ポストにほんのちょっぴり出てくる奈帆のお話。 マッキー先生はこっちでもチョイ役。(笑) 奈帆とシンタの関係ってみんなの憧れ。 誰かをそこまで想えたら本当に素敵。 殺伐とした社会に生きてると、すごく幸せなお話だと思う。 例えそれが切ない結末だったとしても。 ck oneってどんな香りだろ?気になる。
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素敵でした。設定やストーリーにきゅんきゅんしたし、登場人物たちの真っすぐで一生懸命なところに勇気を貰えた気がします。一応まだ高校生なので(笑)、頑張りたいなぁ~って思いました。
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鎌倉に行きたくなる。 海が近い学校てごく憧れる。 あまりに綺麗すぎて、大切にしてきたかが文章からも主人公の想いが伝わってきた。 雰囲気が好きな作品。
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とても甘酸っぱくて素敵な恋です。 ピュアで爽やかで、切ない物語でした。 大切な人が還らぬ人になってしまったなら、やはりこうして過去に居続けてしまいそうです。 しかし最後は、主人公の未来に希望と力強さを感じ、とても感動的。
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ピュアで淡く切ない恋。いい意味でくどさがなく読みやすい。ただ淡々とストーリーが進むため、物足りないと感じる人もいるかも。新しい恋に進むためには、たまには振り返ってみてもいいな、と感じた。男性が読んだらどう思うのかな。
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私はこれを読んだとき、海風にあたったみたいにひりひりした。 海に囲まれている学校は私の母校(?)で、 あまりにもうらやましかったし悲しかった 物語自体のストーリーがシンプルだからこそ、 折原みとさんの思いが短い一文にぎゅって詰まってるみたいで。 好きって単純なんだけど忘れられ...
私はこれを読んだとき、海風にあたったみたいにひりひりした。 海に囲まれている学校は私の母校(?)で、 あまりにもうらやましかったし悲しかった 物語自体のストーリーがシンプルだからこそ、 折原みとさんの思いが短い一文にぎゅって詰まってるみたいで。 好きって単純なんだけど忘れられない。 「もう好きじゃない」 とか 「何とも思ってない」 なんて大ウソだと思う。 だって好きって単純な分だけ厄介で、 好きな人や 好きになった人や 好きだった人や 好きになってしまった人の顔を見るだけで 胸が締め付けられそうになる。 ただ、気持ち全部乗り越えられるよ。きっと。 どんな恋も。 どんな恋も。 そんなことを語りかけてくれているような本なんですよこれ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
かつて通っていた高校に、養護教諭として戻ってきた間宮奈帆。 10年前、高校生だった彼女は初めて恋した彼シンタを事故で亡くしていた。 赴任して半月、夏の終わり、秋の初めに保健室にきた生徒は、出会った頃の"彼"そのものだった。 ケンカ別れしたままの彼の死、10年の時を経て知る彼の思い・・・ 切なくて、でも甘酸っぱい、同年代の時期に読んでも、もっともっと歳を経てから読んでも楽しめる、そんな正統派の恋愛小説です。
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