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ピアニストは指先で考える の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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2018/12/28

ピアニストの考えていること、その感覚。 ピアノから遠ざかって何年か経っているが、わかる、と思うこともあった。そんなに繊細にピアノと向き合ったのではないので、タッチの差だったり、音の立ちあがりだったり、というところはわからないけれど、イスの高さとか、レガートとスタッカートの練習と...

ピアニストの考えていること、その感覚。 ピアノから遠ざかって何年か経っているが、わかる、と思うこともあった。そんなに繊細にピアノと向き合ったのではないので、タッチの差だったり、音の立ちあがりだったり、というところはわからないけれど、イスの高さとか、レガートとスタッカートの練習とか、指を曲げるか伸ばすかとかは、思ったこともある。絶対音感、初見など、ピアノを教える立場から語られていることも面白かった。演奏会に臨むにあたっての準備なども面白かった。 ドビュッシーを専門に研究されたということで、その音楽についてや、ラヴェルとの対比なども面白かった。今度、比べて聴いてみようと思う。 体操やフィギュアに寄せてのピアニストの話も、知っていることも色々あったので、なるほどと読むことができた。完全なものを求めるか、心の動揺を含む芸術性を求めるか。

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2018/03/03

まず個々のテーマが素晴らしい。視点がもらえるし、その集合体で本になっているので視野が開ける。手元においてゆっくり、紹介されてるピアニストのこと調べたり、ここから自分の幅を広げるために役立てられる本。もちろん原点のように振り返ることもできる。

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2015/02/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ピアニストとしての技術的な記載が多く、読み物というより教本に近い感じがした。子供がピアノをしているが、私はピアニストではないのでイマイチ内容が難しく、分からない部分もあったが、子供はわかるようだ。

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2013/08/15

プロのピアニストの日常生活が伺えます。練習はもちろんのこと、学校や家での生活、コンサートの舞台裏など幅広く書いてあります。予想だにもしないことがあり、非常に面白いです。 他にも体操やテクニックなどためになることや著者の愉快な体験も書かれていて楽しく読ませて頂きました。曲名、人名に...

プロのピアニストの日常生活が伺えます。練習はもちろんのこと、学校や家での生活、コンサートの舞台裏など幅広く書いてあります。予想だにもしないことがあり、非常に面白いです。 他にも体操やテクニックなどためになることや著者の愉快な体験も書かれていて楽しく読ませて頂きました。曲名、人名に追いつけなかったのが悔やまれます(笑)

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2012/09/19

中央図書館で読む。中村紘子さんと異なり、この人には守備範囲があるような気がする。また、優れた編集者が必要な気がする。自主公演にも、いい所があると指摘する。ここら辺の説明はうまい。

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2010/06/16

 ピアニストで、エッセイストの青柳いづみこ氏のピアノについてのエッセイ。    なかなか、とってもお勉強になります。  最初に、タッチのことがでてるのだけど、かつては指を丸めて指先で叩くという奏法ばっかりだったのだけど、今は指を自然に伸ばして弾くという奏法もある。この場合、たいて...

 ピアニストで、エッセイストの青柳いづみこ氏のピアノについてのエッセイ。    なかなか、とってもお勉強になります。  最初に、タッチのことがでてるのだけど、かつては指を丸めて指先で叩くという奏法ばっかりだったのだけど、今は指を自然に伸ばして弾くという奏法もある。この場合、たいていどっちかだけを擁護する人が多いのだが、彼女は両方の利点をあげて、最適なのは両方の奏法の弾きわけという。  この柔軟さは、貴重だ。  だから、本書の中も専門的な話から、もっと素朴な話、ピアニストの話、などなど多岐にわたっている。その全体を彩っているのが、彼女の音楽への真摯な気持ちだ。  なんか、彼女のピアノの音が聞こえてくるようなエッセイ。  もっと評価されていい本だと思うんだけどなぁ。

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2009/10/04

指の根元の関節を鍛える体操とかは、役に立つかも。 ツェルニーやリストは「曲げた指」でショパンやドビュッシーは「伸ばした指」のほうが弾きやすいって初めて知った。

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2009/10/04

こういったピアノ関連の本を読むのは初めてだったので興味深く読めた。曲げた指・のばした指、椅子と座り方、整体、肩こり、ペダルと靴、初見と暗譜、メイク、拍手、アンコール等、いずれのテーマもうなずけるものばかりだった。専門用語もそれなりに出てくるがそれ程難しくはなく、ピアノをある程度弾...

こういったピアノ関連の本を読むのは初めてだったので興味深く読めた。曲げた指・のばした指、椅子と座り方、整体、肩こり、ペダルと靴、初見と暗譜、メイク、拍手、アンコール等、いずれのテーマもうなずけるものばかりだった。専門用語もそれなりに出てくるがそれ程難しくはなく、ピアノをある程度弾く人なら楽しく気軽に読めるのではないだろうか。ショパンコンクールに日本人で初参加、聴衆賞を得た原智恵子さんのことを知った。2007/11

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2009/10/04

ピアニストは、どんな生活をしているのか、どう音楽と向き合っているのか、新鮮な読み物になっている。おすすめ。

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2009/10/04

以前,この人が書いた「ピアニストが見たピアニスト」という本を読みました。 今回は,ピアニストの身体をキーワードにの始まり,楽譜,演奏会,演奏の未来までたくさんの話が書かれています。ピアノの指使いとか専門用語が多くて分かり肉ところがありましたが,肩こりの話とか私にはうなずける内容と...

以前,この人が書いた「ピアニストが見たピアニスト」という本を読みました。 今回は,ピアニストの身体をキーワードにの始まり,楽譜,演奏会,演奏の未来までたくさんの話が書かれています。ピアノの指使いとか専門用語が多くて分かり肉ところがありましたが,肩こりの話とか私にはうなずける内容とか,面白い話も多く,早く読み終えました。 一番興味を持ったのは「こんにゃく体操」です。東京芸術大学で行われていた体育の柔軟体操の話です。私はいつも緊張してて,力を抜くということが難しく思えて仕方ないのでとても興味をひきました。文字だけではなかなか想像できない部分もあるので見てみたいと思いました。 その他にもいろんな有名ピアニストの話,レコーディングの苦労等々,ピアノの弾き方が分からなくても読めるので,ピアノの指使いとか音楽記号のところは軽く流して読めば楽しいかな。

Posted byブクログ