目くらましの道(上) の商品レビュー
(上下) ヘニング・マンケルを 読もう思った。並んでいた初期のものも面白そうだったが読んだのは順不同、これはシリーズの5作目だった、 これは大正解で面白かった。《目くらましの道 上下巻》 ※ネタバレ注意! 以下の文には結末や犯人など重要な内容が含まれている場合があります。 初め...
(上下) ヘニング・マンケルを 読もう思った。並んでいた初期のものも面白そうだったが読んだのは順不同、これはシリーズの5作目だった、 これは大正解で面白かった。《目くらましの道 上下巻》 ※ネタバレ注意! 以下の文には結末や犯人など重要な内容が含まれている場合があります。 初めて読むには内部の人間関係の話が少しついていけなくて残念だった。これはもう少し読んでみないといけないと積読山の頂を見下ろしてみたが、まぁいいか、気合も気が抜けていたが 面白かった。 「ミレニアム」で難しかったVの多い名前と、登場人物も多くて頭も目もぐるぐる(笑) しかしそんなことは二の次で、面白かった。慣れれば一気読みで、解決したときはほっとした。 倒叙型ミステリというのか、はじめの方で犯人がわかる。それを追い詰めるヴァランダーが率いるイースタの警察官チーム、事件が大きくなるにつれ、近隣から応援が来る。 読み始めて少しすると、全貌はこうでないかと予想が付く。 その上で、捜査の過程や、心理上の葛藤が興味をひく、文章も静かで、残忍なシーンもあるが、緊迫した場面でも静かに深く引き込まれた。 ドミニカ共和国にドロレス・マリアという娘がいた。話はここから始まる。 6月の終わり、ヴァランダー警部は、やっと暖かくなったスウェーデンの季節を楽しんでいた。夏休みには恋人と旅行する計画だった。 そこに通報があり、出かけた先は農地一面に菜の花が咲いていた、その中で、ガソリンをかぶって少女が自殺していた。 しばらくして、以前、法務大臣だった人物が鉈で背骨を切りつけられ即死、頭の皮をはがされていた。 次に裕福な画商がパーティの途中に、東屋で頭をまっぷたつに切られ頭の皮をはがされていた。 次に、駅前の工事中の穴から、目を焼かれやはり斧で切られた死体が出た。 暫くして、不審なペーパー取引で話題になり、その後も犯罪の臭いがしていた会計士が殺された。 連続する殺人事件を捜査する警察官は泥のように疲れた体を動かして事件を追っていた、 一方犯人は、特異な儀式のように、綿密な計画でことを成功させてきた。 ヴァランダー警部は発病した父を見舞うことも、夏休みの旅行の期限が迫ることも、菜の花の中で残酷な自死を遂げた少女のことも心から離れない。 捜査官にも個人的な生活があり、性格も違っている。読むうちのそれも事件捜査に深くかかわりつつ、メンバーにもなじんで行く。 指揮を任されたヴァランダー警部は、心の奥深くに自分でも立ち入りたくない思いを抱えている。それがいつの間にか、犯人に向かう捜査線からはずれ「目くらましの道」に踏み入っていたのではないか、と解決した後で自戒することになる。何かと悩む性格だ。 ホラーチックなサスペンスであり、捜査官たちの群像劇でもある。 スウェーデンの変りつつある世相を背景に、穏やかだった昔と違って現代の殺伐な事件を嘆く、ヴァランダー警部の心が迫ってくる、犯人の側から見れば、動機など、殺人の理由もなぜかうら悲しい小説でもある。 1作目 殺人者の顔 5作目 目くらましの道
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ヴァランダーシリーズ初の上下巻。 これまでとどこがどう変わったのか、 厚みが減ったせいもあるのかも知れないけれど、 テンポが良く、すごく読みやすくなった。 ヴァランダーの目前で焼身自殺した少女と、 同時期に起こる凄惨な連続殺人事件。 この二つは今後交わっていくのか? そして彼は...
ヴァランダーシリーズ初の上下巻。 これまでとどこがどう変わったのか、 厚みが減ったせいもあるのかも知れないけれど、 テンポが良く、すごく読みやすくなった。 ヴァランダーの目前で焼身自殺した少女と、 同時期に起こる凄惨な連続殺人事件。 この二つは今後交わっていくのか? そして彼は予定通り休暇を取れるのか?(バイバと) 長引く家族間のわだかまりは解消されていくのか? 洗濯物と車検はいつになったらできるのか?? いろいろと気になることは下巻で!
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このサクサク感はなんだろうね? この後乗せサクサク感はなんだろうね? なぜ言い直したんだろうね? ずっと重たい空気感が続いて、捜査もなかなか進まないのにスピード感があるんよね これはもうひとえにヴァランダーの魅力に尽きると思うんよな もうね、好きなんよ 結局好きな人がいろい...
このサクサク感はなんだろうね? この後乗せサクサク感はなんだろうね? なぜ言い直したんだろうね? ずっと重たい空気感が続いて、捜査もなかなか進まないのにスピード感があるんよね これはもうひとえにヴァランダーの魅力に尽きると思うんよな もうね、好きなんよ 結局好きな人がいろいろやってるの見るのは飽きないんよね だからあっという間に時間が過ぎる感じ? あれよ わかるでしょ?この気持ち この乙女の気持ち
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上下一括感想 下巻にて。 バランダーはあいからずのオヤジぶり。 それ以上に今回は冒頭からショッキングな事件が連発。 テレビドラマより面白い。
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ヴァランダー5作目。時は94年の夏。美しくも短いスウェーデンの夏と、凄惨な事件の対比。「心理的なボーダーラインを越えてしまった。通常の人がもつ禁忌の感覚をすべて越えてしまった。」普通、通常、正常という概念がなかったことにされている昨今だけれども、やはり“普通は“越えないラインというものがある。越える越えないの違いは何なのだろうな。と、作品から外れた感想を抱きつつ下巻へ。
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ヴァランダーのシリーズ5作目にして、CWA賞受賞作品。解説によるとシリーズの代表作といわれているともあり、いつも通り読み応え十分のドッシリとした社会派ミステリ。起きる事件は凄惨なもので、犯人の動機もやりきれないものなのですが、作家の力量もありぐいぐいと読まされます。個人的にはこの...
ヴァランダーのシリーズ5作目にして、CWA賞受賞作品。解説によるとシリーズの代表作といわれているともあり、いつも通り読み応え十分のドッシリとした社会派ミステリ。起きる事件は凄惨なもので、犯人の動機もやりきれないものなのですが、作家の力量もありぐいぐいと読まされます。個人的にはこの作品よりも『白い雌ライオン』の方が印象深いのですが、思い返すとヴァランダーが主役なのに名わき役のような存在感で、南アフリカの殺し屋だったりタイトルのもとになった人物だったりの方が存在感があり、そのためヴァランダー・シリーズの代表作、と言うにはちょっと違うのかもしれません。ほかの方のレビューを読んでいたら、名優ケネス・ブラナー主演でドラマになっているらしいので、ちょっと見てみたい気持ちになりました。
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あらすじ ヴァランダーはリガに住む恋人バイバとバカンスに行く直前。通報先の菜の花畑で少女?が焼身自殺をするところに出遭う。さらに別の事件が。元法務大臣が背中を斧で割られ、頭皮の一部を持って行かれていた。続いて同様の事件が。画商も同じように殺害される。ただこの画商には疑惑があった。さらに盗品売人の男も殺されるが、彼は目を硫酸で焼かれていた。元妻とその娘たち・息子たちは売人のことを憎んでいた。 犯人の記述もある。どうやら顔に塗料を塗ったり、ジェロニモを尊敬している様子。姉がいて、姉の部屋下に男たちの頭皮を埋めているらしい。 ヴァランダーの老父は元画家。羽振りがよかった。今はすごく若い妻と暮らしているが、認知症になった。本人の希望でイタリアにヴァランダーと行きたいらしい。
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殺人者の顔を読んで、だいぶあけてから目くらましの道を読んだ。しかもその間のシリーズもすっ飛ばして、目くらましに突入したのでヴァランダーを取り巻く環境も少し変化があって。 ただやっぱり物語の中で起こる事件は、凄惨だったり陰惨だったりで。北欧お得意の告発ミステリーだなと思う。 ま...
殺人者の顔を読んで、だいぶあけてから目くらましの道を読んだ。しかもその間のシリーズもすっ飛ばして、目くらましに突入したのでヴァランダーを取り巻く環境も少し変化があって。 ただやっぱり物語の中で起こる事件は、凄惨だったり陰惨だったりで。北欧お得意の告発ミステリーだなと思う。 まだ下巻に突入してないけれど何だか途中で、犯人がうっすら分かってしまったような。。。
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読み始めてすぐに「あああ!悔しい!」 ケネス・ブラナー主演のドラマ「ヴァランダー」ですでに見てしまっていた orz このガッカリ感の半端なかったこと・・・ 気を取り直して読み始めましたが、やはり本には本の魅力あり! 犯人が分かっている残念さはありましたが・・・
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