酸素は鏡に映らない の商品レビュー
作者とタイトルで誰の話か想像がついたので購入した本。 別の作品でとある人造能力人間達の組織のトップであるオキシジェンと平凡な少年が出会い、 少年とその姉と売れない俳優がオキシジェンに言われた幻の金貨を探して街を散策する話。 大きく盛り上がるわけでもなく退屈ではある。 別シリー...
作者とタイトルで誰の話か想像がついたので購入した本。 別の作品でとある人造能力人間達の組織のトップであるオキシジェンと平凡な少年が出会い、 少年とその姉と売れない俳優がオキシジェンに言われた幻の金貨を探して街を散策する話。 大きく盛り上がるわけでもなく退屈ではある。 別シリーズ読んでないと辛いのではないかと思ったり。 自分は見知った人物名などがちらほら出てくるので、退屈だけども読めてよかったです。
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他シリーズを読んでいないのがマズかったのか。。。 置いてけぼり感が。。。 このイラスト担当の人、凄く好きなのだけれど小学生5年生にしては大人っぽく、 けれど本編の言動はそこまで賢さが発揮される事はなく(不思議ちゃん?賢くはあるのかな。。。??) 自分の中で情報がとっちらかってしまい、惹かれる感じがあまり無く。。。 う~ん。。。 事件解決!ではなく、大人がその後に悩んだりもするのだが、その点に関しては自分的にはあまり関心が無く注目していなかったし。。。 オキシジェンや先輩の事が分ればもっと面白くなるのだろうか??
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2014年8月7日読了。 「先輩」が突然すぎたけど、上遠野作品を読んでればわかった、のか、な・・・? 児童向けにおいて「すべてが明確にされない終わり方」をしていたのは凄く好き。
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世界の支配者を名乗る不思議な人物とのやり取りや、全体像がイマイチつかめないぼやっとした感じ、この作者らしいといえばらしいか(笑)
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上遠野のミステリーランド。ようやく入手して読めました。世界の支配者を自称する人間が出てくるあたり麻耶くんの話に似てるな、と思ってみたり。ぶっ飛び具合は麻耶くんのほうが上。ミステリとしては微妙、ミステリーとしては普通。冒険活劇? みたいな。良くも悪くも上遠野らしい。曖昧で、はっき...
上遠野のミステリーランド。ようやく入手して読めました。世界の支配者を自称する人間が出てくるあたり麻耶くんの話に似てるな、と思ってみたり。ぶっ飛び具合は麻耶くんのほうが上。ミステリとしては微妙、ミステリーとしては普通。冒険活劇? みたいな。良くも悪くも上遠野らしい。曖昧で、はっきりと述べない辺り。 「世界の支配者」を自称する男に出会った少年を中心にして金貨を追いかける話(端折りすぎ)。途中途中で差し込まれるゼロサンダーの話の意味が分からないし、効果も分からない。で結局? みたいな。うん、やっぱり曖昧すぎる。 主人公たちの行動に何の意味があったのか。なかったのかな? でもなかったらわざわざ物語にする必要はないしねぇ。結局「後継者」(一応ネタバレにつき反転処理)としては別の子が選ばれたわけだし? っていうか、ちらっと説明されただけの人物をさも重要そうにラストに持ってくるのやめてくれないかな。重要なのかもしれないけど、始めから読んでいた人間にとってはさして重要ではないよ、その子。 07.04.15
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厨二なのかなんちゃって推理ものなのかどっちつかずの印象です。 著者の他の作品と繋がっているのはいいんですが、他の作品を読んでいない人には謎が残ったまま終わってしまいます。 謎も物語の一因として楽しめる人や、他の作品に手を伸ばす人にはいいかもしれませんが・・・。
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こんなクソみたいな本ひさしぶりだった。図書館で借りた本でなければぶん投げていたところだった。善良な市民の心が生きていてよかった。あやうく、3.11を耐え抜いたうちのアクオスくん(40型)を本のカドで破壊するところだった、カド野浩平だけに。 ああ、思い余って「クソ」とか書いてしまった。ちょっと反省。そんな悪口を書いているわりに、この人の本4冊目だったわ(気付かなかった)。読むたびイマイチ自分には合わなかったなあと思うのに次の本を手にとってしまう、忌々しい作家のひとりだ。 時折挟まる崩れた文体や、手垢がついたようなミステリーのトリックはまあいいとして、そもそも話の意味がわからない。 柊ってなんやったん? と思ったら、他の方のレビューを見る限りどうやらブギーポップのキャラらしい。知らんがな。なんで電撃文庫のネタを講談社ミステリーランドで出すねん。しかも子ども向けのレーベルで? 最近の子どもはブギーポップ知らんだろ。 そんなことよりもっとダメなのは、作者がこの仕事に真摯に取り組んだ感じが伝わってこないことだ。江賀内がどんな仕事をやってるのかとか、カレイドを追っかけてた理由とか、その辺の背景がウスい。何の取材もせずにイメージだけで書いた感じ。 モヤっとした話を書いて、「だからこの物語も、特にわかりやすい解決も説明もナシでおしまいだ」というのも、投げやりで許せない。作者自身、言いたいことを上手にまとめきれなかったんだろうなあとは思うけど、それならどうしてこんな身の丈に合わない話を書くのか。テーマが壮大すぎるんじゃないか。 こんな不誠実な作品は、子供向けじゃなくて子供だましなんだと思う。ああ、わたしの払っている市民税が、こんな本を維持管理するために使われていると思うとなんか腹立ってきた。あやうく、いまこのレビューを書いてるヒューレット・パッカードくん(ノート)を本のカドで(以下略)
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今やっと読んでいた本を読み終わりました。 『酸素は鏡に映らない』 結局数年前に立ち読みして ずっと執着していた一文 【人間の80%は水でできていて、後は〇〇が何%で〇〇が何%で………たったこれだけの物質の塊でしかない】 的な文は見つかりませんでした。 違う本だったの...
今やっと読んでいた本を読み終わりました。 『酸素は鏡に映らない』 結局数年前に立ち読みして ずっと執着していた一文 【人間の80%は水でできていて、後は〇〇が何%で〇〇が何%で………たったこれだけの物質の塊でしかない】 的な文は見つかりませんでした。 違う本だったのか Leinaの勘違いだったのか とにかくコレを読み終えた感想は 【感想】 こども向けに書いたモノなのか 文章がやたらに幼稚な気がした。 小学生が苦手な作文を書くような。 ~だった。~だった。みたいな文章で続いていく感じ。 でも中に知識をひけらかすような難しい熟語や理屈を混ぜてくる書き回しだった。 結局読み終えて、謎は何も解決しないまま、ただ公園で始まったこどもたちの唐突なごっこ遊びが暗くなるにつれて終わったような そんなイチコマだけ切り抜いたような物語でした。 でも、ふわっと脱力感につつまれて、自分の想像力を書き立てられるような ワラ あまりオススメしませんが Leinaみたいに何かに執着があってこの本一冊を2年近くも探し歩いたなんてエピソードもあるかもしれません。 ↑の文はちょっと本の内容風に書いた感じ ワラ
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■「それはどこにでもある、ありふれた酸素のようなものだ。もしも、それを踏みにじることを恐れなければ、君もまた世界の支配者になれる―」ひとけのない公園で、奇妙な男オキシジェンが少年に語るとき、その裏に隠されているのはなんでしょうか?宝物の金貨のありか?未来への鍵?それともなにもかも...
■「それはどこにでもある、ありふれた酸素のようなものだ。もしも、それを踏みにじることを恐れなければ、君もまた世界の支配者になれる―」ひとけのない公園で、奇妙な男オキシジェンが少年に語るとき、その裏に隠されているのはなんでしょうか?宝物の金貨のありか?未来への鍵?それともなにもかもを台無しにしてしまう禁断の、邪悪な扉でしょうか?ちょっと寂しい姉弟と、ヒーローくずれの男が巡り会い"ゴーシュ"の秘宝を探し求めて不思議な冒険をする、これは鏡に映った姿のように、あるけれどもなくて、ないけれどもある、どうでもいいけど大切ななにかについての物語です―あなたは、鏡をどういう風に見ていますか。 ■■ライトノベル作家さんによるミステリーランド作品。「ブギーポップ」の作者さんらしいんですが、このお話も微妙にそっちとリンクしているらしく、よくわからないキャラが多々出てきます。たぶん、「ブギーポップ」を知っている人が読んだなら面白く感じるのかも。わたしは未読でした。ミステリというほどミステリらしくもなく、全体的に文章も軽いし、何を意図した展開なのかもわからない。オチに救いがあるのかないのかも、伝わってこない。
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酸素っていうのは人にとってなくてはならないものである。 酸素がなければ人間は死んでしまう。 それはとても重要なものだが、普段の日常生活において人は決して酸素のことを意識したりはしない。 そこに酸素があることが当たり前なのである。 しかしそこに当たり前のようにある酸素だが、それそのものはとんでもない劇物であり普通の生物ならば死んでいてもおかしくない代物だ。 実際、まだ生物達の生活が水中にしかなかった時代においては、陸にある酸素というものは死の題名詞であったと言っても過言ではないくらいである。 そう、酸素は毒物なのである。触れれば死んでしまうぐらいに。 これはそんな酸素のような存在である「とあるもの」を試したり探したりするお話である。 それは時に金貨だったり正義のヒーローだったりする。 登場人物達はひたすらに「とあるもの」を求めて右往左往する。 しかしその「とあるもの」は既に彼らの手中なのだ。 それに気がつかないだけなのである。 それは鏡に映らないがゆえに見ることができず、されどもその手には既にあり――。 そう、まさに「酸素は鏡に映らない」のだ。 えー。 ところで過去には世界の終わりというものが大流行した。 しかしそれは幻想であったことが証明された。 本当に世界は終わってなどいないのだろうか。 大昔の地球において「酸素」を手にして陸上に上がった生物が現在、世界の支配者となっていることも忘れてはならない。 「酸素」を手に入れ陸上に上がること。それはまさにひとつの世界の終わりだったと言えるだろう。 されどもその絶対的な支配者となった要因である酸素は鏡に映らず曖昧なままであり、手にしたところで実感を得ることなんてできず、相変わらず茫洋とした気持ちだけが鏡に映った自分を取り残して存在しているとか何とかも言えたり言えなかったりする。
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