酸素は鏡に映らない の商品レビュー

上遠野浩平【著】

2011/07/10

西尾さんが大絶賛ということで見たが
よかったと思う
さわやかというか言葉をまんまの意味で捉えられるかんじ

2011/06/25

うーん。よくわからない。
続き物だからか？時間があったら他の作品を読み、そのあとまたこれを読みたい。
じっくり読んだら面白いかもしれない。

2011/05/10

「それはどこにでもある、ありふれた酸素のようなものだ。もしも、それを踏みにじることを恐れなければ、君もまた世界の支配者になれる――」ひとけのない公園で、奇妙な男オキシジェンが少年に語るとき、その裏に隠されているのはなんでしょうか？宝物の金貨のありか？未来への鍵？それともなにもかもを台無しにしてしまう禁断の、邪悪な扉でしょうか？ちょっと寂しい姉弟と、ヒーローくずれの男が巡り会い“ゴーシュ”の秘宝を探し求めて不思議な冒険をする、これは鏡に映った姿のように、あるけれどもなくて、ないけれどもある、どうでもいいけど大切ななにかについての物語です――あなたは、鏡をどういう風に見ていますか。

2011/05/08

独立した作品かと思っていたら、ブギーポップシリーズと繋がりがありました。オキシジェンとカレイド…懐かしいキャラが登場してます。でも名前しか覚えてなかった(汗)　てか相変わらず上遠野ワールド全開ですな(ノ∀｀*)ストーリーは単純だけど言ってることは哲学的で分かりにくい(けど好き)。人間は何のために生きるのか？う〜ん、難しい質問だ。　そして最後に出てきた末真さん……あの人はこれからどうなっちゃうの!?もの凄い気になる！

2011/04/03

「“君もまた毒なのだ―――それを理解したとき、君も世界の支配者となる。”」

この方、「ブギーポップ〜」の方なのですね。
いえ、読んだことはないのだけれど、中学とかその辺りのことが鮮明に思い出されてしまいました。
その意味でも罪深い一冊です。

物語は、始終不思議な空気がたんまり。
ていうか、他の作品と少しリンクしているのかしら。
私では分からなかったけれど、きっと、「これ！」と思うようなものがあるような気がしました。

作中作も結構面白かった〜。
この作中作が物凄く刺激にもなっていて、いいバランスになっておりました。
さすがです。

気になるなぁ、気になるなぁ、、、
ココに出てきた人たち、何に出るのかなぁ、、、ドキドキ。。

【3/7読了・初読・市立図書館】

2019/01/16

うーん、これをハードカバーで出す意味があったのか非常に疑問。
装丁も凝っていて上遠野さんだから、ということで購入したけれど
内容はあんまり。

―ブギーポップはどこまでつづくのだろう。
時間は流れ、初めは年上だった凪たちをわたしはいつのまにか
追いこしてしまった。

彼女たちは年をとらないけれど、わたしは確実に年をとる。
考え方も変わる。高校生だったころが少しずつ着実に遠くなっていく。
だからこそ、違うものを求めてしまうのはわたしのエゴなのだろうか。
そうかもしれない。でも、こんなに好きな作家なのに
その世界に入り込めなくなっていくのはただ純粋に哀しくて仕様が無い。

2019/01/16

綺麗な装丁ですが、低学年向けなのかルビが若干鬱陶しい気がしました。戦隊ヒーロー番組の主役の俳優が出てきたり、オキシジェンが示した金貨を探しにいく、という設定もその影響でしょうか。
しかし、オキシジェンの発言は論理的というか哲学的というか、ちょっとばかし抽象的な部分もあり、完全に子供向けというわけでもなさそうです。
ブギーポップシリーズを読んでいないと、完全に受け入れられない作品だと思います。私も読み直したい。

2010/11/17

こども向けに書いたモノなのか
文章がやたらに幼稚な気がした。
小学生が苦手な作文を書くような。
～だった。～だった。みたいな文章で続いていく感じ。
でも中に知識をひけらかすような難しい熟語や理屈を混ぜてくる書き回しだった。
結局読み終えて、謎は何も解決しないまま、ただ公園で始まったこどもたちの唐突なごっこ遊びが暗くなるにつれて終わったような
そんなイチコマだけ切り抜いたような物語でした。

でも、ふわっと脱力感につつまれて、自分の想像力を書き立てられるような ワラ

2010/10/28

健輔は公園で不思議な男オキシジェンと知りあったことがきっかけで、姉や元特撮ヒーロー役者の青年と共に幻の金貨を探すことになる。
というあらすじは正統派ジュヴナイルだが、健輔とオキシジェンの会話がかなり哲学的で面白い。
しかし、物語は一応の結末を迎えるものの、作者の他のシリーズを読んだことがないと背景が全く理解できず欲求不満が残る。この作者の作品はすべて繋がった世界観なので仕方ない面もあるだろうけど、ミステリーランドというレーベルを考えるともう少し親切設計でもよかったのではないかと思う。

2010/07/19

ミステリーランドシリーズ。このシリーズは
作家さんがどうというより、全作品持っていたくなる
危険な装丁なシリーズ。この上遠野作品も、今作が
当然初読。どうやら「ブギーポップ」シリーズと
繋がった世界を書いているようですね。元々ブギーポップ
は気になっていたんですが...。
この作品単独だとかなり微妙なファンタジーっていう
印象で正直、分かり難い...。
始終、それこそ酸素のように透明感というか、見えない
膜に包まれたような作品で、読んでる人を寄せ付けない
ような違和感を感じます。
それが単純にここまでの作者への距離感が生むもの
なのか、作風なのかは一作読んだだけでは判断し難い。