1,800円以上の注文で送料無料

21世紀の国富論 の商品レビュー

4.2

64件のお客様レビュー

  1. 5つ

    27

  2. 4つ

    19

  3. 3つ

    12

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2011/12/23

まずは読みましょうか? そして米国直輸入型のファイナンス理論と実際の現場で第一線を張るベンチャー・キャピタリストの違いを投資家は知るべきである。 そもそも冷静に考えれば日本人ならば気付くべき疑問はあったはずでしょう。 ROE重視の経営とは無駄な人材のリストラと利益のない事業の撤退...

まずは読みましょうか? そして米国直輸入型のファイナンス理論と実際の現場で第一線を張るベンチャー・キャピタリストの違いを投資家は知るべきである。 そもそも冷静に考えれば日本人ならば気付くべき疑問はあったはずでしょう。 ROE重視の経営とは無駄な人材のリストラと利益のない事業の撤退・・・。 研究開発の費用を計上できない企業に未来なんか描けるはずがないのだ。 会社は株主のモノと言う感覚に日本人が疑問を持てる今のうちに原点に帰結するべきで 日本の原点であり世界に誇れるストロングポイントはやはり「モノづくり」「技術」でしょう。

Posted byブクログ

2011/08/21

思ったよりも、面白かった。 ROE偏重への警告、新しい株式市場、「リスクキャピタル」 PUCの話は、必要性がよくわからない。

Posted byブクログ

2011/08/07

「新しい資本主義」等で述べられいた公益資本主義の考え方からぶれない考え方を持っておられ、実現していくことを望みます。

Posted byブクログ

2011/06/09

国富論と名前はついているが、アダムスミスの話はでてこない。ただ、著者の考える政治・経済・倫理のあり方がアダムスミスの考えに同調できる為、このタイトルにしているのであろう。 考古学の世界からビジネスの世界に飛び込み、ベンチャーキャピタリストとして成功をおさめ、今世界中の人々の幸福...

国富論と名前はついているが、アダムスミスの話はでてこない。ただ、著者の考える政治・経済・倫理のあり方がアダムスミスの考えに同調できる為、このタイトルにしているのであろう。 考古学の世界からビジネスの世界に飛び込み、ベンチャーキャピタリストとして成功をおさめ、今世界中の人々の幸福を実現するシステムを必死に考えるエネルギッシュで精力あふれるおじさん。 アメリカ的なビジネスをマスターして使いこなす一方、金融至上主義の危険性を非難する。また、アメリカ的なビジネスを取り入れて、NGOやODAなどの非営利団体をその存在目的は少しも変えずに、大きなお金を利用して活発にする。 時価総額至上主義やIR,ROEなど会社は株主の為のものというアメリカの考え方を否定。 日本企業が行ってきた内部留保は長期的成長の為には必須であり、それを吐き出して短期的に数字を良く見せかけて株価を売りぬくファンドを激しく否定。 一方でベンチャーを活性化させて企業の新陳代謝は必要。リスクマネーをだしてくれるVCやベンチャー向けの安定した証券取引所が必要と説く。 会社は社会のもの。社会をより便利に暮らしやすく、安全・安心で全ての人を平静・平穏に暮らせるような活動をする為の活動の場所。決して株主の短期的な利益の為にあるのではない。(結果として利益になるのは良し)

Posted byブクログ

2011/05/23

これからの世界の中の日本の可能性を切り開く 思考と行動は、現代の坂本龍馬のような印象を受けた。 私の生きる道を切り開いた一冊 世界を変えよう!

Posted byブクログ

2012/12/09

アメリカ・シリコンバレーでベンチャーキャピタリストとして活躍されている原丈人さんの著書で、主に技術的なイノベーションの観点から21世紀の日本が歩むべき道を予見しています。イトイさんとの対談も非常に面白くて注目していた方で、その慧眼ぶりには感服いたしました。 20世紀最後の10...

アメリカ・シリコンバレーでベンチャーキャピタリストとして活躍されている原丈人さんの著書で、主に技術的なイノベーションの観点から21世紀の日本が歩むべき道を予見しています。イトイさんとの対談も非常に面白くて注目していた方で、その慧眼ぶりには感服いたしました。 20世紀最後の10年に、インターネットは爆発的に広がりました。IT革命ともてはやされ、日米でITバブルが起こり、数多くの企業が勃興しては消えていきました。ただ、それらのビジネスモデルの多くはパソコンというプラットフォームを前提としており、主に計算をするために進歩してきた機械を使っているに過ぎません。そのためほとんどのITビジネスと呼ばれるものが、既存のリアルビジネスの流通やマーケティングをインターネットに置き換えただけのサービス業そのままなのです。 これらはアメリカ型の短期的な金融指標に基づいた資本主義の弊害といえます。つまり、経営者や株主が短期的なリターンを求めるあまりに長期的な研究開発が必要なイノベーションに十分な投資ができておらず、表層的なマイナーチェンジが多くなってしまった結果、パソコンという40年も変わらないインターフェースを使い続ける羽目になってしまったというわけです。 そこで原さんはPUC(=パーソナル・ユビキタス・コミュニケーションズ)という概念を提唱し、今後は計算を志向したパソコンではなく、あくまでコミュニケーションを志向した端末がインターネットの主役になると説いています。 「あなたのパソコンは、電源を入れてから実際に利用できるようになるまでどのくらいかかるだろうか。30秒?1分?コーヒーを淹れるために席をたって、戻ってきたぐらいがちょうどいい頃合い、という人もいるかもしれない。そして多くの人はこの状況を変だと思いながらも、コンピュータに自分を合わせているのではないだろうか。 」 そのPUCによるユビキタス社会をいち早く具現化するのが、光ファイバーによるブロードバンド化世界一を達成し携帯電話を中心としたコミュニケーション文化が発達した日本に他なりません。我々がコンピュータに合わせて生活する時代は終わり、コンピュータが最適な形で自然と我々の生活をフォローしている時代が来るのです。 実際に網膜ディスプレイのようなイノベーションもはじまっています。WiMAXや4Gの新しい通信規格の普及によって、車や家電、日用雑貨に至るほとんどのものがインターネットに繋がる時代はすぐそこまで来ています。我々はそれによって便利になり、コンピュータに合わせる必要がなくなれば時間にゆとりのある生活を送れるようになるハズです。 そのようなフラットな社会において、今後はピラミッド型の命令系統を有した大企業の存在意義は変わってくることでしょう。実際にオープンソースといったアメーバ状の組織が様々なプロダクトを作り出しており、事業会社はこれらに投資するリスクキャピタルとしての働きを担うことになります。それが新しい資本主義の形として、継続的なイノベーションを支えていくものです。

Posted byブクログ

2019/01/16

新しい考え方。一般的な経済学の研究者からみると、素人に見えるかもしれない。どちらが正しいというわけではなく、この思想に共感するか否かである。

Posted byブクログ

2010/10/05

世界経済の牽引役となる新しい基幹産業を育成していくための課題は、いかに優秀な人材を確保するかにある。そのためには、国籍にこだわることなく、世界各地で新たな技術を発掘し、その担い手や、技術の根幹を理解する人物をわが国に招致し、また育成できなければならない。 また、税性については世界...

世界経済の牽引役となる新しい基幹産業を育成していくための課題は、いかに優秀な人材を確保するかにある。そのためには、国籍にこだわることなく、世界各地で新たな技術を発掘し、その担い手や、技術の根幹を理解する人物をわが国に招致し、また育成できなければならない。 また、税性については世界でもっとも低い税率を2020年実施で目指す。 税率を下げるということは税収を下げるということではない。新しい産業が次々と生み出される状況を作ることで広く浅く税収を増やしていく。優れた技術をしっかり育てていくことができれば、歳出の削減と産業の育成という二つの目的を同時に実現していくことにつながる。

Posted byブクログ

2010/09/14

これからの時代に必要なこと・・・人々が直観的に感じていることを、上手に言葉にしているイメージ。新たな基幹産業の構築、PC時代の終焉・・・自分もその必要性を実感しているが、その次のことまで具体的に見据えられているのは、これまでにも先見の明を持ち、常に考えて行動してきた彼だからできる...

これからの時代に必要なこと・・・人々が直観的に感じていることを、上手に言葉にしているイメージ。新たな基幹産業の構築、PC時代の終焉・・・自分もその必要性を実感しているが、その次のことまで具体的に見据えられているのは、これまでにも先見の明を持ち、常に考えて行動してきた彼だからできることではなかろうか。

Posted byブクログ

2010/04/04

企業のあり方を指摘している。 また、今後PUCが世界を変えるなど、大胆な予測をしている。 企業がどうあるべきかは私としても同じ考えを持っていたため、納得できるものであった。

Posted byブクログ