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明日この手を放しても の商品レビュー

3.6

35件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

    18

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2023/05/05

桂望実さん初期の作品。 篠田凛子 19歳で病気のため失明 21歳で母親が交通事故死 22歳で漫画家の父親が失踪 この時から2つ違いの兄・真司との2人暮らしが始まった。 設定はこんなんですけどね… なんか全然暗い話じゃないんです。 まずそこが凄いと思いましたよ_φ(・_・ 今ま...

桂望実さん初期の作品。 篠田凛子 19歳で病気のため失明 21歳で母親が交通事故死 22歳で漫画家の父親が失踪 この時から2つ違いの兄・真司との2人暮らしが始まった。 設定はこんなんですけどね… なんか全然暗い話じゃないんです。 まずそこが凄いと思いましたよ_φ(・_・ 今まで読んだ作品も思ったんですけど えっ?そんなはっきり言っちゃうの? ってセリフがホント気持ちいいんです♪ 今作はとにかく兄貴がいい‼︎ 不平不満愚痴がもう流れるように口に出る。 嫌なヤツかと思いきや最高にいい‼︎ 超潔癖で融通効かない頑固な凛子と正反対の兄が時間をかけて距離を詰めていく感じ? それがちょっと笑えてグッときましたよ。 うちの子達も2つ違いの兄と妹 まさに兄と妹ってこんな感じだわ〜 と思いました(^ ^) ☆3.5にしときます♪(´ε` )

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2017/07/06

19歳で病気で全盲となってしまった凛子 何でも人のせい、文句だらけの直情型の兄、真司 母を事故で失い、売れない漫画家だった父は突然の失踪 かなりヘビイな環境なのに 何故かふんわりした雰囲気で読んでてつらくならないのが不思議 兄妹が自然と寄り添っていく姿を描いた1冊。 だけど...

19歳で病気で全盲となってしまった凛子 何でも人のせい、文句だらけの直情型の兄、真司 母を事故で失い、売れない漫画家だった父は突然の失踪 かなりヘビイな環境なのに 何故かふんわりした雰囲気で読んでてつらくならないのが不思議 兄妹が自然と寄り添っていく姿を描いた1冊。 だけどこのふたり このままずっと歳をとっていくのかなぁ

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2017/04/06

視覚障碍者の女の子が主人公。19歳で突然目が見えなくなってしまうなんて、とっても怖い事。目の見えない人がどんなことを考え、どんな風に日々を過ごしているのか、かけらくらいなら知ることができたのかもしれない。最後は前向きな心で終わっていたのでよかった。

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2016/10/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読後のやんわりほんわり感が良い。 兄と凛子の性格が最初、嫌だな~と思うんだけど、徐々に二人が互いを理解しあって行くのが、この後の二人の未来を見たいって思わせる。

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2016/10/19

19歳で失明し、母まで事故で失った凛子。21歳になり、ようやく表に出るようになった矢先、漫画家の父が突然、行方不明に。几帳面で融通の利かない凛子と、適当で配慮の足りない兄、真司の二人のストーリー。最初は全く気の合わない2人が、父が残した漫画の続きを大切に育み、徐々に気持ちの距離を...

19歳で失明し、母まで事故で失った凛子。21歳になり、ようやく表に出るようになった矢先、漫画家の父が突然、行方不明に。几帳面で融通の利かない凛子と、適当で配慮の足りない兄、真司の二人のストーリー。最初は全く気の合わない2人が、父が残した漫画の続きを大切に育み、徐々に気持ちの距離を縮めていく過程がとても良い。結局、最後まで、父がなぜ姿を消したのか、今どこでどうしているのか分からずじまいなのが心残り。

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2016/01/06

読み始めた途端、タイトルの意味が分かってしまう。とりあえず読んでみる。失明し母が亡くなり、父が失踪。あまりにも酷な設定と思いながらも、なぜか暗くない。それは兄貴の性格と妹の潔癖症だから?

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2013/10/25

お父さんどこに行っちゃったんだろう? 読んだような気がしていたのは、実際に読んでいたからなのね。 2010年7月文庫本で読み、2013年10月25日単行本を再読

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2012/09/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2007年初版を買って一度読んだきり放置していたせいか、内容をまるっきり忘れていた。 なので、とても新鮮な気持ちで読み返せたのだが。 こんな話だったのか、とちょっとびっくり。 本作の場合は「中途失明、母の死、父の失踪」というのがハードルになっているが、桂さんの作品はいつも、そういうハードルをいかに越えていくかに主眼が置かれているので、変なお涙頂戴ものに落ちない。 兄の変化もとても自然で、決して「良い人」に変身するわけではなく、現実を受け入れて成長していく姿になっているところが読んでいて心地良いのだろう。 ドラマチックなフィクションというより、淡々としたドキュメンタリーのような作りで、そこがまたとてもリアルに思えるのだ。 突然失踪してしまった父(かつては「蒸発する」という言い方をした)が最後まで見つからないのも、とてもリアルだ。 それでも重苦しい話にならないところが、桂さんの作品のいいところだと思う。

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2012/08/09

19歳で盲目になった妹と、妹と仲良くないお兄さんとの話。ストーリー、時間ももぐんぐん進んで一気読み。おもしろかった!ほんわかした気持ちになるし。お兄さんの毒っぷりも、ねちねちしてなくて気持ちいい。お父さん、最後まで謎。

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2012/06/11

本当につながっていると信じられたら、一緒にいなくても勇気をもらい続けることができる。 その人がこの世界のどこかに生きていると知っているだけで、毎日をかける勇気が出るというもの。 心を投げ合って、積み重ねていくかけがえないものが詰まった本。

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