朝日のようにさわやかに の商品レビュー
ビールについての冒頭から、天才トランペッターやところてんへ話題は移り、 最後は子供の頃に抱いていた謎の解明へ−。ホラー、ミステリ、SF、ショート ショート等、恩田陸のあらゆる魅力がたっぷり詰まった物語の万華鏡。
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短編は苦手と語っている著者だが、これを読んでしまうとむしろまた短編をとさえ思ってしまった。 「冷凍みかん」は至極の一編だと思う。 恩田陸デビューにもお勧めの一冊
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短編集。 『おはなしのつづき』・・・涙ものですねぇ。 どれも短編じゃなく長編で読みたい感じです。 さわやか系じゃなくホラーっぽいと思いますので 若干タイトルに惑わされた感じ。
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ビールについての冒頭から、天才トランペッターや心太へ話題は移り、最後は子供の頃に抱いていた謎の解明へと至る―。虚実の狭間を、流れる意識のごとく縦横に語る表題作他、ホラー、ミステリ、SF、ショートショート等々、恩田陸のあらゆる魅力がたっぷり詰まった、物語の万華鏡。
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題名を裏切りホラーですw 彼女にはいつも良い意味で裏切られます。 逆にさわやかな題名でまんまだったら逆に裏切られた感じで ショックですw 彼女の恐怖を表現すれば、最初じわじわと真綿で締め付けてきて 気がついてみれば恐怖の糸で体が雁字搦めに絡め取られてる そんなかんじで...
題名を裏切りホラーですw 彼女にはいつも良い意味で裏切られます。 逆にさわやかな題名でまんまだったら逆に裏切られた感じで ショックですw 彼女の恐怖を表現すれば、最初じわじわと真綿で締め付けてきて 気がついてみれば恐怖の糸で体が雁字搦めに絡め取られてる そんなかんじです。 へたな外国のホラー映画のようにベタに突然人を脅かすような 野暮ったい恐怖とは違って非常に気持ち悪い。 その感覚が私の変態心を微妙にくすぐるのですw
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表題作の思考の連鎖が興味深かったです。ふと全く関係ないものが浮かんで「どうしてこれを思い出したんだろう?」というのは、確かにミステリだなぁ、と。長編も好きですが、短編になると書物好きのツボを上手く突いたネタが各種揃えられているのも魅力的です。
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不確かな歳月。連続していたはずの歳月。そのあちこちに埋もれ、沈んで消えてしまったものはいったいどのくらいあるのだろう。いや、むしろ消えてしまったものがほとんどで、手元に残っているものはわずかしかないのかもしれない。
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大好きな作家の新作ということで読書。 雑誌や新聞に掲載された短編をまとめた作品集。 恩田陸は長編の方がいい。間違いない。 あのヨハンが登場する短編や、冷凍みかんの話など幾つか面白い話もあったけど、多くの短編は至って普通。 早く水野理瀬シリーズのような小説が登場しないかなぁ。
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短編集。淋しい子供がみどりおとこにさらわれてゆく「淋しいお城」が一番印象強い。 ヨハンの出てくる「水晶の夜、翡翠の朝」は初出の「殺人鬼の放課後」で読んでいたのですが、乙一の話がすごすぎたからかすっかり忘れていました…
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短編集。 「水晶の夜、翡翠の朝」は理瀬が出て行った後の学校が舞台。ヨハンを主にした物語。短いながらもうまく組み込まれたミステリー。恩田さんらしい話。 「淋しいお城」は童話や寓話といった雰囲気の物語。それを現代日本にうまく組み込んでいて、なぜかリアリティがあった。 とにかく印象深い...
短編集。 「水晶の夜、翡翠の朝」は理瀬が出て行った後の学校が舞台。ヨハンを主にした物語。短いながらもうまく組み込まれたミステリー。恩田さんらしい話。 「淋しいお城」は童話や寓話といった雰囲気の物語。それを現代日本にうまく組み込んでいて、なぜかリアリティがあった。 とにかく印象深い作品。 「卒業」は恩田さん初のスプラッターホラー。短編なので詳しいことはわからないが、16歳の誕生日までと契約されていた少女たちの話。 6人の少女たちが化け物と戦いながら必死に生き、逃げ延びようとする。 『ロミオとロミオは〜』の女子版を連想した。または『バトル・ロワイアル』のようなイメージも少々。 ぜひ長編で書いてもらいたい作品。
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